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マルチーズを飼う際の注意点って何?迎える前に知っておくべきことをまとめました

愛くるしい見た目と穏やかな性格で、何十年にもわたって高い人気を誇るマルチーズは日本でも飼っている人がたくさんいる犬種です。そのため、いつか迎えたいと思っている人も多いのではないでしょうか?しかし、実際にマルチーズを飼う上で注意すべきことがあるのであれば、あらかじめ知っておきたいですよね。そこで今回はマルチーズを迎える前に知っておきたい注意点をまとめてご紹介します。

飼い方/育て方

マルチーズの基本情報

マルチーズ

マルチーズを飼う前に知っておきたい注意点をご紹介する前に、まずはマルチーズの基本情報を見ていきましょう。

 原産国 

 イタリア/地中海沿岸地域       

 サイズ 

 超小型犬 

 体重 

 約2~3㎏

 体高 

 約20~25㎝ 

 グループ 

 愛玩犬 

 用途 

 コンパニオン&トイ 

温暖な地方出身のマルチーズは被毛の構造がシングルコートのため換毛期はなく、抜け毛は少ないです。その代わり被毛は伸び続けるので、フルコートにしないのであれば定期的なカットが必要になります。また、寒さには弱いので、冬の時期は寒さ対策を万全にしてあげましょう。

愛玩犬として誕生したためもともと身体が小さく、JKC(ジャパンケネルクラブ)の犬種グループでは「9G:愛玩犬」に分類されています。非常に長い歴史を持ち、古来より人間のペットとして暮らして来ました。そのため、世界最古の愛玩犬と言われることもあります。

それではマルチーズを飼うにあたって注意すべき点をそれぞれの面から見ていきましょう。

性格面での注意点

マルチーズ

マルチーズの基本的な性格は温厚で賢く、飼い主さんに従順で甘えん坊などです。そのため、犬をはじめて飼う人にもおすすめと言われる犬種ですが、注意したい側面もあります。一体どんなところに注意が必要なのでしょうか?

1匹で過ごす時間を作ろう

マルチーズは飼い主さんと一緒に過ごすことが大好きな犬種ですが、四六時中何をするのもどこへ行くのも一緒というような過ごし方をしてしまうと、飼い主さんと離れて過ごすことに強いストレスを感じる分離不安症を引き起こす恐れがあります。分離不安症になると飼い主さんが別の部屋に行っただけでもパニックを起こし、戻ってくるまで吠え続けることもあります。

また、留守番時にはストレスから吠えることはもちろん、物を破壊したり、粗相をしたり、自分の手足を舐め続ける、しっぽを噛むなどの自傷行為をすることも珍しくありません。1度分離不安になると改善するためには根気がいるため、同じ空間にいてもずっと構いすぎないようにし、1匹で過ごすことに対してストレスを感じないよう少しずつ練習をしておくことをおすすめします。

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吠え癖がつかないように気をつけよう

マルチーズは他の小型犬同様、警戒心が強い一面を持ち合わせています。そのため、警戒心からお散歩中にすれ違う人や犬、来客に対して吠えてしまうケースも少なくありません。

また、飼い主さん以外の人には懐きにくいこともあるので、近づいてこられたり触られそうになると吠えかかることもあります。

恐怖心から排他的になって攻撃的な態度をとらないよう、子犬のうちからさまざまな人や犬と関わったり、たくさんの種類の音を聞かせてあげたりして人間社会に慣れさせる「社会化」をしっかり行いましょう。 

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健康面での注意点

マルチーズ

マルチーズの平均寿命は12~15年ほどで、小型犬としては平均的です。ただし、これよりも短くなることも長くなることももちろんあります。寿命は個体差もありますが飼育環境も関わってくるので、あらかじめどのような点に気をつけて環境づくり・健康管理をするべきなのかを知っておくことは怪我や病気の予防に繋がるかもしれません。ここでは、マルチーズを飼うにあたって注意したい怪我・病気をご紹介します。

怪我

身体の小さいマルチーズは他の小型犬と同じく骨折膝蓋骨脱臼に注意が必要です。高いところから飛び降りたり、滑って転んだりしないよう室内の環境に気を配りましょう。階段や台所、挟まる危険のある狭い場所など立ち入ってほしくない所にはペットゲートの設置を検討してみてください。フローリングは滑って転倒しやすいため、マットを敷いたりフロアコーティングをするのがおすすめです。

身体は小さくても運動は必要ですが、過度な運動は骨や関節に負担がかかり怪我の原因になるので、愛犬に合った運動量を把握することが大切になります。高所からのジャンプや急な方向転換は大きな負荷がかかるため、させないようにしましょう。

病気

マルチーズがかかりやすい主な病気をご紹介します。

僧帽弁閉鎖不全症

マルチーズは僧帽弁閉鎖不全症という心臓の病気にかかりやすいです。僧帽弁閉鎖不全症は高齢になるほど罹患率が高くなり、さらに進行性の病気のため、1度かかると投薬のみでは完治することはほとんどないと言われています。また、予防できる病気ではないので、健康診断や普段の様子から早期発見に繋げることがとても重要です。ただし初期のころはほとんど症状が現れないケースが多いとされています。子犬やシニアは半年に1回、健康な成犬は1年に1回を目安に健康診断を受診し、心臓の音に雑音が混ざっていないかチェックしてもらうとよいでしょう。

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外耳炎

外耳炎を起こす理由は耳の構造のほかに、寄生虫やアレルギー、異物、腫瘍などさまざまです。垂れ耳で被毛が長いマルチーズは耳の中が蒸れやすいので外耳炎を発症しやすいと言われています。犬は耳の構造的に外耳炎を発症しやすいため、完全に予防することは難しいですが、自宅でできるケアとしては市販のイヤークリーナーを使ってお手入れする方法があります。自分で行うのが難しいという場合にはトリミングサロンでお手入れしてもらいましょう。外耳炎は再発しやすく、長期的に通院が必要になるケースもあるので、定期的なお手入れで清潔に保つことが重要です。

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流涙症

流涙症とは涙が過剰に分泌される状態で、溢れた涙をそのまま放っておくと涙が酸化したり細菌が繁殖して被毛が赤茶色に変色してしまう涙やけとなります。

流涙症の原因は鼻涙管閉塞や涙点が開いていないといった先天的なものと、被毛やごみなどの異物が眼球への刺激となっている、老廃物が溜まっている、結膜炎などの眼疾患などの後天的なものがあり、涙やけ自体は色素沈着のため病気ではありません。マルチーズは被毛が長いので、目に入らないよう短くカットしてあげるとよいでしょう。しかし、眼疾患が原因となって涙やけを起こしている場合、失明してしまう可能性もあるので、涙の分泌が多いなと感じたら獣医師に相談してください。

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お手入れ面での注意点

マルチーズ

マルチーズの魅力の1つでもある綺麗な被毛を維持するためにお手入れ面でも注意が必要な点があります。

抜け毛は少ない!でもお手入れは必須

前述した通りマルチーズの被毛はシングルコートで、カットしなければ伸び続けるという特徴があります。アンダーコートがないので換毛期はありませんが、シルクのような触り心地の被毛は細く絡まりやすいので、できれば毎日丁寧にブラッシングしてあげるのが望ましいです。

定期的なカットが必要な場合も

マルチーズの被毛の特徴を活かしたフルコートのスタイルは上品で人気がありますが、綺麗に伸ばすまでのケアやお手入れの大変さから、最近ではフルコートにせず短くカットしているマルチーズも多くいます。その場合は定期的にトリミングサロンでカットしてもらわなければいけません。どのくらいの頻度でカットするかにもよりますが、それなりにお金がかかります。

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マルチーズ

どんな犬であっても飼育するにあたっては大変なことがあります。ただ犬種によって何が大変なのかは異なりますし、大変さの基準も人それぞれなので、自分が迎えたいと考えている犬種がどんな面で大変なのかをあらかじめ知っておくことはとても大切です。

マルチーズは被毛が長く絡まりやすいのでお手入れが大変ではありますが、美しい被毛を維持するために毎日のブラッシングを欠かさないようにしてあげてくださいね。

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