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犬の尿漏れ、対策できる?考えられる病気や原因も解説

私たち人間も、様々な要因で尿漏れをすることがありますが、犬もトイレに間に合わずいつもの場所以外で排泄してしまうことがあります。ここでは、犬が尿漏れしてしまう原因や考えられる病気、対処法について解説していきます。

健康管理/病気

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犬の尿漏れ、原因は?

犬

 尿漏れは、ほぼ無意識で引き起ってしまうものです。犬のあいだでは、一般的にシニア犬や避妊済みのメス、中型犬や大型犬に多く見られます。

本来、腎臓で作られた尿は膀胱へ貯まります。そして、膀胱が満杯になると脳からの伝達で排出されるという仕組みです。

つまり、尿漏れが起きるという事は、神経(脳からの伝達)や膀胱、尿道のどこかで障害が起きているからということになります。 

原因が神経によるもの

 膀胱や尿道の働きを支持する神経器官で、外傷または腫瘍などが原因で尿漏れが起こります。

また、避妊したメスの場合は、ホルモンバランスが乱れることで尿漏れが起きやすい傾向にあり、シニア犬の尿漏れも老化による神経伝達の乱れによるものが多いです。 

尿道が原因

 尿道炎などの感染症や前立腺疾患(ぜんりつせんしっかん)があることで、尿道が障害をうけていることで尿漏れが起こります。 

膀胱が原因

 細菌性膀胱炎(さいきんせいぼうこうえん)など、細菌感染をしたことで、膀胱が障害を受け尿漏れを起こすこともあります。 

犬の尿漏れはどんな症状?

犬

 犬の尿漏れの症状について解説していきます。 

膀胱や尿道が原因の症状

 この場合の症状は、少ない量の尿が頻繁に出たり頻尿の回数増加、トイレ以外の場所でしてしまう(トイレまで間に合わない)といったことが挙げられます。

また、神経以外で感染症や腫瘍の疑いがある時は、これらにプラスして血尿が出たり、排尿仕草はするけで出ないといった症状が出ることがあります。 そのため、愛犬にこうした症状が出た場合は、早めに動物病院で検査をしてもらう必要があります。 

神経が原因の症状

 神経が原因で起こる尿漏れの多くは、シニア犬の認知症によるものが多いです。この場合、尿漏れの他に昼夜逆転生活や夜泣き、徘徊や同じところをぐるぐる回る、狭い場所に入り込んだまま出られなくなるといった症状が見られるようになります。

また、外傷や腫瘍が原因の場合は、尿漏れの他に血尿や排尿姿勢はするけど出ないといった症状が見られることがあります。 

尿漏れしてしまった場合の対処法

おむつを履いた犬

 尿漏れには、様々な原因と症状があり、その内容によって対処方法が異なります。 それでは、一体どのような対策を行えば尿漏れの悩みが解消されるのでしょうか。 ここでは、尿漏れに関する対処法を解説していきます。 

おむつをする

 すぐにでも始められる対処法が、おむつをつけることです。

犬用のおむつが多く販売されているので、愛犬のサイズに合ったおむつを購入し装着してあげましょう。但し、つけっぱなしにするとおむつの中が蒸れてしまい、皮膚炎を起こす原因となるので、おしっこをしたらこまめに取り換えてあげましょう。 

ペットシーツを敷きつめる

 犬のいる空間に、ペットシーツを敷きつめるという方法もあります。これは、おむつを嫌がる子や、認知症により徘徊してしまう子などにおすすめの対処法です。 

投薬で治療をする

 治療が必要な場合の尿漏れであれば、投薬治療を行うという選択肢があります。 例えば、細菌性の病気や腫瘍、ホルモンバランスの乱れなどがあった場合に、投薬治療で経過観察を行います。

まずは、動物病院で診察をしてもらい、それから症状に合った薬を処方してもらいましょう。

原因や症状を知り適切な対策をしよう

犬

 一言に尿漏れと言っても、様々な原因と症状がありその原因によって対策も異なります。尿漏れは、どんな子でも起こりうる症状です。

今していなくても、いつか訪れるかもしれない日のために、事前に準備や心構えをしておくと良いでしょう。

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