いつも舌を出している犬を見たことはありませんか?舌を出した状態の犬は、顔の口角が上がって、笑っているようにも見えてとても愛おしいですよね。 ですが、そもそもなぜ犬は舌を出すのでしょうか?今回の記事では、犬が舌を出している理由を解説していきます。
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犬が舌を出す理由は?
それでは早速、犬が舌を出す理由を4つご説明します。
- 体温調節のため
- リラックスしている
- 相手に対して敵意がないことを伝えている
- 興奮している
1.体温調節のため
犬は人間と違い、汗をかくことが出来る部位が肉球と鼻先しかありません。 そのため、熱が体内にこもってしまわないように、舌を出してハァハァと自分で体温の調節をします。 息遣いが荒いときには、室温や気温が暑いのかもしれません。熱中症にも気を付けながら、犬にとって快適な環境を意識してあげてください。
犬の熱中症も最悪の場合命に係わることがあるため、息づかいが荒い場合にはエアコンなどで室温を調整したり、水を飲ませるなどしっかりと熱中症対策をしましょう。 犬が快適に過ごすことが出来る環境は、湿度50%前後、気温24℃前後と言われています。
2.リラックスしている
犬はゆったりとリラックスしているときにも舌を出します。人間も気持ちよく寝ていると口元が緩むことがありますが、犬も同様にリラックスしているとつい口元が緩み、舌が出てしまうのです。
3.相手に対して敵意がないことを伝えている
犬同士で遊んでいるときに、犬が舌を相手に対して舐めるように出している姿を見たことはありませんか? 実はこれは、犬が相手に対して「あなたに対して敵意はないよ、仲良くしよう」という意思表示をしていると言われています。 耳を下げたり、尻尾を振りながら舌をペロペロと出している場合は、この理由が多いと考えられます。
4.興奮している
また、リラックス状態とは逆に、興奮しているときにも犬は舌を出すことがあります。これも人間と同じで、興奮すると心拍数が早まり、身体が熱くなってしまいます。 そのため、先述したとおり、舌を出して体温を調節することで、自分を落ち着かせようとしているの、と考えられています。
犬が舌を【横】に出しているのはなぜ?
犬が舌を横にダランと垂らしているように出していることがあります。これには何か理由があるのでしょうか?
体調不良
犬がぐったりとし、舌を横に出していればそれは体調不良のサインです。犬は基本的に体調が悪くても鳴いて訴えたりせず、いつものように走り回ったりご飯を食べることが出来ます。ぐったりとし、舌もダランと横に出してしまい元気がなさそうであれば、なるべく早めに動物病院へ連れて行ったほうが良いかもしれません。
歯並びが悪い
歯並びが悪かったり、噛み合わせが悪いために、犬は舌を横に出してしまっている可能性があります。 歯並びが悪いと、歯と歯の間に隙間が出来てしまい、その隙間からダランと舌が出てしまっていることがあります。 あまりにも犬の歯並びが悪い場合には健康上でも問題が起きてしまう可能性もあります。愛犬の歯並びが正常かどうかは動物病院での定期検査の際などに獣医師さんに聞いてみましょう。
犬が舌を出すのには様々な理由があった!
以上のように、犬が舌を出しているのは、体温の調節をしていたり、相手に対して敵意がないことを伝えていたり、リラックスしていたりと様々な理由があります。 特に気を付けておきたいことが、ハァハァと息遣いが荒く舌を出していたときです。熱中症はしっかりと対策をし、愛犬からのサインを見逃さないようにしてください。 また、犬の舌は健康管理のチェックにもなります。犬が舌を出しているときは、ついでに犬の口内もチェックし、口内炎や歯周病になっていないかも確認してみてください。
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