たくさん運動した次の日は、筋肉痛になってしまい動くのも辛いことがありますよね。 犬も人と同じように筋肉痛になってしまうのでしょうか? 今回は、犬の筋肉痛の症状や、筋肉痛の痛みを和らげるためのマッサージ方法についてご紹介します。
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犬は「筋肉痛」になることはある?
犬の運動能力は人間よりも高いため、運動後の筋肉痛とは無縁のように感じますが、 実際のところ、犬も筋肉痛になるのでしょうか。
犬も筋肉痛になることがある
結論からいうと、犬も筋肉痛になることがあります。 人間と同じで、日頃から十分に散歩や運動をしている犬は、あまり筋肉痛になることはありません。 しかし普段と比べて激しい運動をしたときには、筋肉痛になる可能性が高くなります。
年齢を重ねた犬は、自分のタイミングで休憩を取り、無理のない範囲でセーブする傾向にありますが、 子犬を含む年齢の若い犬は、テンションが上がってしまうと加減せずに思いっきり走り回ってしまいます。 そのため、若くて運動不足な子は、筋肉痛に要注意と言えます。
それでは、犬の筋肉痛には、どんな症状が見られるのでしょうか?
犬が筋肉痛になった場合にみられる症状
犬の筋肉痛については、まだ医学的に解明はされていないと言われています。
一説では、激しい運動により犬の筋線維が炎症を起こしてしまい、筋肉痛になると考えられています。また人と同じく、激しい運動をした後の筋肉に疲労物質といわれる「乳酸」がたまり、血行が悪くなることも関係しているのでは、と考えられています。
それでは、犬の筋肉痛の症状についてご説明します。
痛い部位を舐める
犬は外傷や骨折などをしたら、痛みのある部位を舐めて治そうとすることがあります。 そのため、筋肉痛になるとその部位を舐めたり、気にしたりすることもあるようです。
足を引きずる
犬の筋肉痛の症状としては、痛みのせいで足を引きずるような歩き方になってしまうことがあります。 私たち人間もひどい筋肉痛になると歩くこともつらいと感じる程の痛みが伴いますが、 犬も同様で、症状が重い場合は歩きたがらず、散歩に行くことさえも嫌がることがあります。
筋肉痛を予防する方法は?
激しい運動をする前には、ウォーミングアップとしてストレッチや軽い運動をすると思いますが、犬も同じようにしてあげてください。ドッグランなどでも、いきなりダッシュさせるのではなく、まずはリードを付けて軽く歩いたり、近くにボールを投げたりするところから始めてみてください。 急激な運動で筋肉に負担をかけないように、ウォーミングアップさせてあげましょう。
また、シニア犬の場合には筋力が落ち、筋肉痛になりやすい状態になっています。関節炎などの病気に繋がってしまう可能性もありますので、 特に注意して運動させてあげてくださいね。
筋肉痛の症状を和らげる方法
犬が筋肉痛になった後、マッサージをすることで症状を和らげることはできるのでしょうか? 犬のマッサージについて解説します。
マッサージの準備・方法
マッサージをする場合は、その前に温かい濡れタオルをあてて、マッサージをする部位を温めます。温めてから優しくマッサージをすることで、血行が良くなり、筋肉痛の症状が和らぐことが期待できます。ただし強いマッサージは、筋線維をさらに痛める原因となる可能性があるため避けましょう。
優しくマッサージすることで筋肉痛の症状が和らぐ?
筋肉痛には筋肉の炎症が大きく関係していると考えられています。 そのため、マッサージをすることで、筋肉内の血行をよくし、痛みを軽減することに繋がります。ただし、痛みを感じているときや熱感があるときは、炎症がひどい状態となりますので、マッサージをすることは控えましょう。炎症が起きている部位をマッサージしてしまうと、かえって悪化してしまうことがあるからです。
犬が筋肉痛だと診断された場合には、まずは部位を冷やし安静にすることが効果的です。マッサージをするのは炎症が治まってからにしましょう。
遊ぶ前は準備運動をしっかりしましょう
私たち人間と同様、犬にとっても筋肉痛はつらいものです。 愛犬が筋肉痛にならないためにも、激しい運動をする前には軽く走ったりして準備運動を行うようにしましょう。
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