警察犬と聞くと、立ち耳で茶色いシェパードを想像する人が多いのではないでしょうか。シェパードを全て同一犬種として認識している人はたくさんいますが、よく似たジャーマン・シェパード・ドッグとベルジアン・シェパード・ドッグ・マリノアの見分け方をご存知ですか？2つの犬種には類似点がたくさんあり、見分けがつきにくいです。
そこで今回は、そんな2犬種の共通点や見分け方を解説していきます。
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ジャーマン・シェパード・ドッグとベルジアン・シェパード・ドッグ・マリノアの見分け方
ジャーマン・シェパードとベルジアン・マリノアはとても似ていますが、それぞれの犬種の違いを理解することですぐに見分けがつくようになります。ベルジアン・マリノアはジャーマン・シェパードよりも身軽で骨細な傾向があります。また、ジャーマン・シェパードとベルジアン・マリノアは毛色で見分けることもできます。
ジャーマン・シェパード・ドッグ
一方ジャーマン・シェパードは、22kg～40kgと比較的大きい体格をしています。骨は太く、力強くてがっしりとした印象を与えます。
ジャーマン・シェパードの毛色にはたくさんの種類があります。最も代表的な色は黒と茶色のブラック＆タンです。その他にもセーブル（またはウルフ）やオールブラックなどの毛色があります。
ベルジアン・シェパード・ドッグ・マリノア
ベルジアン・マリノアは20kg～30kgと、ジャーマン・シェパードと比較して小柄な体格をしています。脚は長く細いため、スリムな印象を与えます。
またショートコートの毛色は、「フォーン」と呼ばれる淡い黄褐色で、毛先が黒くなっている「ブラック・オーバーレイ」の特徴を持ちます。さらに、顔だけが黒い「ブラック・マスク」が非常に特徴的です。
ジャーマン・シェパード・ドッグとベルジアン・シェパード・ドッグ・マリノアの性格の違い
ジャーマン・シェパードとベルジアン・マリノアには共通点がある反面、性格の違いもあります。ジャーマン・シェパードとベルジアン・マリノアはどちらも知能が非常に高くて訓練しやすいのが魅力ですが、考え方が異なるため働き方には根本的な違いがあります。
ジャーマン・シェパード・ドッグ
一方でジャーマン・シェパードは、じっくりと考えることが比較的得意な犬種です。先ほどの例えで言うと、飼い主が崖からボールを投げると、安全な下り道を探してボールを取りに行くような性格をしています。ジャーマン・シェパードは問題解決能力が高く、状況に合った解決策を探し出すのが得意です。
ベルジアン・シェパード・ドッグ・マリノア
ベルジアン・マリノアは考える前に行動をする傾向があります。例えば、飼い主がボールを崖から投げると、そのままボールを追いかけて崖から飛び降りるような性格をしています。これは、飼い主の指示をテキパキとスピーディーにこなさなければいけない場面で非常に有利になります。
ジャーマン・シェパード・ドッグとベルジアン・シェパード・ドッグ・マリノアの共通点
ジャーマン・シェパード・ドッグ（以下ジャーマン・シェパード）とベルジアン・シェパード・ドッグ・マリノア（以下ベルジアン・マリノア）はどちらも牧羊犬グループに分類されている犬種です。どちらの犬種も牧羊犬としての長い歴史を持っていますが、現在は警察犬や軍用犬として活躍することが多いです。知能が高く、非常に訓練しやすいことから、最近はスポーツドッグとしても人気がある2犬種です。
ジャーマン・シェパード・ドッグ
ジャーマン・シェパードは飼い主にとても忠実で素直な犬種です。訓練はしやすく、警察犬から盲導犬まで様々な分野で活躍しています。また、とても大胆で勇敢な性格をしており、どんな危険にも立ち向かうことができるのが大きな魅力です。
ベルジアン・シェパード・ドッグ・マリノア
ベルジアン・マリノアは知能が高く、俊敏で訓練がしやすい犬種です。飼い主と一緒に活動をするのが大好きで、飼い主を喜ばせるためならどんな作業も成し遂げます。また、自信に満ち溢れており、容易に怖気づくことはありません。
ジャーマン・シェパード・ドッグとベルジアン・シェパード・ドッグ・マリノアを比べてみよう
ここでは、ジャーマン・シェパードとベルジアン・マリノアの共通点と違いを紹介しました。2つの犬種は似ている面が多い反面、性格の違いもたくさんあります。
最近では活躍の現場に合わせて、ジャーマン・シェパードとベルジアン・マリノアが選び分けられています。これからも、それぞれのシェパードの活躍を見守りながら、見分ける練習をしてみてくださいね。
（参考文献１）ジャパンケンネルクラブ
（参考文献２）アメリカンケンネルクラブ
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