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犬の「ちんちん」ってどんなポーズ?意味や語源について紹介

犬に教えるポーズのなかに、オテやオスワリやフセ、マテといったコマンドと並んで、“ちんちん”というものがあります。可愛いポーズではあるものの、その名称が口にしにくいということもあり最近はあまり聞かれなくなりましたが、このちんちんというポーズにはどんな意味があるのでしょうか?

今回は、ちんちんというポーズについて、その意味や語源についてご紹介します。

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「ちんちん」ってどんな体勢?

犬

 ちんちんというポーズは、おすわりをした状態から、お尻を付けたまま両方の前足を挙げて直立状態をとり、挙げた両前足は幽霊のようにだらんと脱力させたポーズで、とてもかわいいポーズです。 

コマンドというより芸

 昭和の時代は「ウチの犬はちんちんもできるよ」など、代表的な犬の芸のひとつとして一般的でした。しかし、口にしにくい名称のためか、少しずつ聞かれなくなってきました。

それと同時に、座らずに立った状態で両前足をブラブラさせる行動のことをそう呼んだり、ちんちんではなく“ちょうだい”と呼ぶなど、ポーズの中身や名称が流動的になっているのが現状です。

特に現在の主流は小型犬なので、両前足を上げようとしても立ち上がることが簡単なこともあり、流動化がさらに加速したと思われます。また、そもそも身体が大きい犬や、小型犬でも太った犬は立ち上がってこのポーズをとることは困難です。

身体的にも良いこととは言えないので、お尻を付けるタイプをちんちんポーズと認識しましょう。

犬のちんちんポーズは意味が二分化している?

犬

 犬のしぐさとしてのちんちんポーズの意味は、お尻を付けているか、付けずに直立しているかによって異なってきます。この2つの違いはどこにあるのでしょうか? 

芸とボディランゲージの2タイプ

 お尻を付けているちんちんポーズは、自然なしぐさというよりも純粋に初歩的な犬の芸の要素が強いポーズです。

もうひとつの直立姿勢のちんちんポーズには、しぐさとしての意味が出てきます。後者のポーズは、敵意を持っていない、攻撃しないということを相手に伝える犬のしぐさです。仲のいい犬や人に対して、2本足で立ち上がって遊んでよとアピールするときなどによく見られます。

ただし、前足を上げたまま固まっているときは、警戒心の現れなのでその限りではありません。

「ちんちん」の語源は?

犬

 そもそも、なぜこのようなポーズのことをちんちんと呼ぶのでしょうか? 先に結論から言うと、正確な語源は不明で「諸説アリ」です。

語源が不明確なことが、意味の誤解や流動化の原因になっていると言えます。ほかのポーズであるオスワリやフセなどはその言葉通りの意味のため、意味の誤解や流動化は起こっていません。

語源には3つの説がある!

 犬のちんちんポーズの語源になった3つの説をご紹介します。 

「鎮座」から来た説

 一番有力なのは、鎮座(ちんざ)するという言葉に由来しているという説です。

鎮座とはどっかりと座るという意味で、バランスをとるためにどっかりと座り前足を挙げるためこの言葉が語源となり、そして幼児言葉のワンワンと同じように、ちんちんと繰り返すように変化したというわけです。

オチンチンが見えるから説

 もうひとつの説は、このちんちんポーズをすると犬が立ち上がってオチンチンが見えるからという説です。

いわゆる俗説ですが、明解で説得力があるのでそう思っている方も多いことでしょう。

アゴを英語でチンと呼ぶから説

 語源の説はまだあります。英語でアゴ(下顎)のことをチン(chin)と言い、ボクシングでの急所のひとつとしても一般的に知られていますが、ちんちんポーズをするとアゴが出るのでそれが語源という説です。

これも明解で説得力があります。しかし、後段の2説は本来の座って両前足を挙げるというポーズよりも、立ち上がって両前足を挙げるポーズの方によりフィットする説と言えるでしょう。

可愛いポーズだけれど、腰を痛めてしまわないように注意して

犬

 このようにちんちんポーズはやや混迷していますが、かわいいポーズなことは確かです。一芸として、愛犬の身体のサイズに合わせてチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ただし、足の短いミニチュアダックスフンドやコーギーの犬種は、腰に負担がかかるため無理にやらせないようにしましょう。また、大型犬も、腰に負担がかかる可能性があります。

可愛いからといって、無理にさせる必要がないポーズであることを認識してくださいね。

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