人気犬種のチワワとトイプードルのミックス犬である「チワプー」。体臭も抜け毛も少ないので、お手入れがしやすいことで有名ですが、実際のところはどうなのでしょうか?今回は、チワプーの被毛の特徴やお手入れの方法、毛玉や抜け毛の対策についてご紹介します。
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チワプーの被毛について
チワプーのカットの必要性やお手入れの仕方を知るためには、被毛の特徴を知らなければなりません。ミックス犬は、両親犬どちらの毛質を色濃く受け継ぐかによって個体差が大きい部分がありますので、よく理解しておきましょう。
被毛の構造
トイプードルは抜け毛の少ないシングルコートで、チワワは抜け毛の多いオーバーコートとアンダーコートからなるダブルコートの犬種です。チワワ寄りのダブルコートの場合抜け毛は多く、トイプードル寄りになると抜け毛が少なく、被毛がよく伸びます。
コートタイプ
チワプーの被毛は、トイプードル寄りであればカールしたロングコートに、チワワ寄りであれば、直毛またはややウェーブがかかったロングコートになります。実際のところトイプードルの特徴を受け継ぐことが多く、フワフワのカールした毛質の個体がほとんどです。
代表的なカラー
チワプーによく見られるカラーは、ブラウン系が多いと言われています。他にもブラックやホワイト、シルバーなどの単色からブラック&タンなど混色も存在します。
チワプーの被毛のお手入れ方法について
ここでは、チワプーが家庭で定期的に行うべき、上手な被毛のお手入れ方法について紹介します。
ブラッシング
トイプードル、チワワ共に毛玉ができやすいため、週2、3回はブラッシングを行ってあげましょう。 スリッカーブラシやピンブラシ、コームを使用して行いますが、シングルコートの場合、スリッカーブラシでは皮膚を傷つけてしまうこともあるため、力を入れず極力皮膚に当てないよう注意しましょう。
シャンプー
シャンプーのしすぎは必要な皮脂までも洗い流してしまうため、月1、2回を目安に行いましょう。目が大きくクリッとしているチワプーは、目に洗剤が入りやすいため顔の部分は丁寧に優しく洗ってあげましょう。
チワワ寄りの個体だと寒さに弱いため、冬場のシャンプーは手短に行い、部屋を予め温めてあげるなど愛犬の体調にも注意しましょう。
チワプーはトリミングサロンでカットが必要?
チワプーの被毛は伸びるため、定期的にトリミングサロンでカットしてもらうのが好ましいです。チワワ寄りの毛質の場合はそこまで伸びることはありませんが、足先の毛などが伸びて危険なため、自宅でカットできない場合はトリミングサロンにお願いしましょう。
頻度の目安
トリミングサロンを訪れる頻度は、月1回程度が目安になります。月に1度お手入れをお願いすることで、もつれを整え美しい被毛を保つことができます。
おすすめのメニュー
チワプーには、シャンプーとカットがセットになったコースがおすすめです。ある程度伸びてくればデザインカットを楽しむことも可能になります。定番のテディベアカットやサマーカットなど様々なカットスタイルを楽しむのもいいでしょう。
料金の目安
ミックス犬は、毛の多さやサイズなどによって料金が異なるため、お店に直接問合せする必要があります。料金の目安としては、トイプードルとチワワの料金を参考にしましょう。シャンプーと全身カットがセットになったコースで、約4,000~8,000円程度です。
チワプーの毛玉対策・抜け毛対策について
ここでは、チワプーの毛玉対策・抜け毛対策について紹介します。
毛玉対策
細くカールした毛質の個体が多いチワプーは、毛玉ができやすいと言えます。毛玉ができないようにするためには、根元から丁寧にブラッシングしてもつれをなくすことが大切です。
動いた時に起こる毛と毛の摩擦によって毛玉ができるため、耳の裏や脇の下、内股やお腹の部分などできやすい部分は特にこまめにチェックしましょう。
抜け毛対策
トイプードル寄りのシングルコートの個体は、抜け毛が少ないですがチワワ寄りの場合抜け毛の量は増えます。ほとんどの個体がトイプードルの毛質を受け継ぐため、全体的にチワプーは抜け毛が少ないと言えます。
そのため、対策としてはブラッシングとシャンプーでこまめに抜け毛を取り除くことが基本になります。ダブルコートで換毛期がある場合は、洋服を着せたり、トリミングサロンでアンダコートを取り除いてもらうといいでしょう。
お手入れが比較的楽チンなチワプー
チワプーは体臭も少なく、抜け毛も少ないためお手入れは比較的楽ちんと言えるでしょう。定期的なトリミングサロンでのお手入れが必要になりますが、様々なカットスタイルを楽しめるため、ガラリと雰囲気を変えることも可能です。ミックス犬のチワプーにしかない毛質を生かしたデザインカットを楽しんでみるのはいかがでしょうか?
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