犬の毛の模様のひとつである「ブラックマスク」を知っていますか?犬の毛には毛色のほかに模様があり、その模様のひとつである「ブラックマスク」は、犬種や毛色によってあらわれる犬がいます。今回は、犬の毛の模様の「ブラックマスク」の特徴と、ブラックマスクがあらわれる犬種5つをご紹介します。
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犬の毛のブラックマスクについて
ブラックマスクとは、顔だけに黒い被毛がある模様のことを言います。全身真っ黒な毛色はブラックマスクとは言いません。犬種の特徴としてブラックマスクがあらわれている犬種やもとになる毛色によってあらわれることがあります。
ブラックマスクは、口周りが黒い犬や顔全体が黒い犬など、あらわれ方には個体差があります。また、ブラックマスクがないことが欠点となってしまう犬種もいます。
ブラックマスクが純血種の条件とされている犬種とは
ブラックマスクが純血種の条件とされている犬種には、ジャーマン・シェパード・ドッグとボクサーがあげられます。団体によって基準は異なりますが、ブラックマスクがないことで認定されなかったり、色素欠乏とみなされることもあります。
ブラックマスクの代表犬種を紹介
ブラックマスクがあらわれている犬種にはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは5犬種をご紹介します。
ペキニーズ
中国で生まれたペキニーズは、皇帝への貢物とされ門外不出の犬として宮廷内のみで飼われていた犬種です。短い足に愛くるしい表情から日本でも人気があります。気まぐれな性格から「猫のような犬」とも言われています。
ペキニーズには、フォーン・ブラックマスクという毛色があり、顔全体に黒い被毛があらわれます。
ボクサー
筋肉質で強面の顔をしているボクサーですが、実は温厚で人懐っこい性格をしています。祖先は狩猟犬として活躍していたため、飼い主に従順なところもあり、最近では、芸能人でも飼われている方が多くなってきている犬種です。
ボクサーの毛色はフォーンとブリンドルがあり、どちらもブラックマスクが必要不可欠となります。
フレンチ・ブルドッグ
鼻ペチャで人気のフレンチ・ブルドッグは、闘犬だったブルドッグを家庭犬にするためにフランスで作られた犬種です。小柄で愛嬌のある姿から日本でも人気のある犬種の1つですね。
ブラックマスクがあらわれる毛色には、ブリンドルやフォーンがあり、顔全体というよりは、口周りに大きく黒い被毛があらわれます。
ジャーマン・シェパード・ドッグ
ジャーマン・シェパード・ドッグは、ドイツで牧羊犬として飼育されていたオールド・シェパード・ドッグが元となり作り出された犬種です。辛抱強く、利口で従順な性格から警察犬や災害救助犬として現在でも活躍しています。
毛色はブラックタン、ウルフ、オールブラック。どの毛色にもブラックマスクがあります。
アフガン・ハウンド
長い被毛をなびかせながら歩く姿が優雅なアフガン・ハウンドは、もともとは狩猟犬として活躍していました。全犬種の中で最も古い歴史を持つと言われ、ノアの方舟に乗った犬としても有名です。
アフガン・ハウンドはどんな毛色でも認められていますが、ゴールドやレッド、クリームなどにはブラックマスクがあらわれることがあります。
ボクサーとジャーマン・シェパード・ドッグはブラックマスクの代表的な顔立ち
犬の毛の模様の1つ「ブラックマスク」についてご紹介しました。ブラックマスクは顔だけに黒い毛があらわれる模様のことを言います。中でもボクサーとジャーマン・シェパード・ドッグは純血種としてブラックマスクが不可欠です。犬種によってあらわれ方に違いもあるのもブラックマスクの魅力ではないでしょうか。
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