可愛い飼い犬には栄養のあるものを食べさせてあげたいと思っている飼い主さんは多いと思います。しかし、人が安全に食べているものでも犬には食べられないものもあります。今回はその中でも、おつまみ代表でもある枝豆に焦点をあててみました。人間にとって枝豆はヘルシーで栄養満点の食材ですが、犬にとってはどうなのでしょうか?どんな栄養が詰まっているのかも合わせて見ていきましょう。
犬に枝豆を食べさせても大丈夫!その調理法は
いくつかの注意点がありますが、犬に枝豆を食べさせても基本的に問題ありません。栄養もありますし、犬にとって有害な成分も含まれていません。
大豆は成熟した豆に対し、枝豆は大豆と同じ植物ですが未成熟期に収穫された大豆です。犬に未成熟な食べ物は与えてはいけないとよく言われていますが、枝豆もその未成熟な状態の豆なわけですから調理法にも気を付けなければいけません。
塩は入れず、必ず茹でて与えること
犬に枝豆を食べさせても大丈夫なのですが、必ず茹でてください。
枝豆にはトリプシンインヒビターという物質が含まれていて、たんぱく質が消化できなくなるからです。枝豆自体が小さいですから犬が噛まずに食べる可能性が高く、そうなると更に消化することが困難となり、体調不良に繋がってしまいます。ですから、必ず茹でて与えてください。
また、私達人間が食べる時は塩ゆでをしますが、犬に与える場合には塩を入れずに茹でてあげてください。人間が美味しいと感じる塩味は犬にとってはかなりの濃い味で、塩分を取り過ぎてしまいます。茹でる時には塩は無しで茹でましょう。
犬に枝豆を与える時の注意すべきこと
犬に枝豆を食べさせる時の注意点2つをご紹介します。
1.アレルギー反応に注意
注意点の1つ目はアレルギーです。枝豆は未成熟な大豆ですので、枝豆にも大豆アレルギー反応が出る可能性があります。犬に枝豆を食べさせる時は、始めにほんの少しだけ食べさせてみて体調の変化を観察してあげて下さい。万が一身体を痒そうにしていたり、目の充血がみられたらアレルギー反応が出ている可能性がありますので、すぐに病院で診てもらうようにしましょう。
2.「さや」と「皮」を避ける
2つ目の注意点は枝豆の「さや」と「皮」を避けるという事です。必ず茹でるという事は先にお伝えしましたが、茹でたからといって「さや」と「皮」は固さが残ってしまうからです。犬にとってはとても固く、消化不良や下痢の原因となってしますので、必ず避けてあげて下さい。
枝豆に含まれる栄養とは(※1)
枝豆は未成熟な大豆ですので、植物性のたんぱく質が豊富ですが、その他にもビタミン、カリウム、鉄分等、健康に欠かせない栄養分が詰まっています。それぞれの主な働きを見ていきましょう。
まず【ビタミンC】には細胞と細胞をつなぐコラーゲンの生成や、皮膚や粘膜保護の働きがあるとされています。
【ビタミンK】には、出血してしまった時に血液を固めてくれる働き、そして骨に含まれるたんぱく質を活性化させてくれる働きがあります。
【カリウム】には犬の神経系を正常化してくれたり、体を作る細胞内の液体に含まれていて、細胞の正常化や血液の調整の効果があります。
枝豆には【鉄分】も豊富に含まれています。鉄分には赤血球内にあるヘモグロビンの成分となり、酸素を血液と共に体内に運んでくれたり、肝臓で、解読反応を行う酸素をサポートしてくれる効果もあります。
ただし、栄養満点だからといって、食べすぎには要注意です。カロリーも高めな食べ物なので肥満にならない様に注意しましょう!
犬に枝豆を食べさせる時のまとめ
基本的に枝豆は食べても大丈夫ですが、必ず茹でる事。茹でる際には塩を入れずに、塩分の摂り過ぎを防いであげましょう。枝豆は犬に必要な栄養が詰まっており、ビタミン、カリウム、鉄分等犬の健康管理に役立つ効果を発揮してくれますが、食べすぎには注意が必要です。「さや」や「皮」は茹でても犬にとっては固いので、避けてあげましょう。枝豆は豆ですから大豆アレルギーになる可能性がある事を忘れず少量からたべさせてみる。
これだけ栄養豊富なら注意をしっかり守って安全に食べさせてあげたいですね。
(※1)参考文献:食品データベース
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