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トイプードルの噛み癖を直したい!なぜ噛むの?どう対処すればいい?

念願のトイプードルとの暮らし!と思いきや、「すぐに噛んで困っている…」、「しつけても全然直らない…」なんてことはありませんか?子犬のうちはあまり痛くなくても、成犬になって周りの人や犬を怪我させてしまったり、お気に入りの家具や寝具をボロボロにされたら悲しいですよね。今回はトイプードルの噛み癖について、その理由と対処法をご紹介します。

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トイプードルの噛み癖…理由は?

トイプードル

頭がよく、初心者でも飼いやすいとされているトイプードルですが、「なぜうちの子は言うことを聞かないんだろう…」と悩んでいませんか?ここではトイプードルが噛む理由をひも解いていきましょう。

そもそも犬は噛む習性のある生き物

犬にとって「噛む」という行動はごく自然なもので、無理やり押さえつけるのはあまり良くありません。しかし、犬の鋭い歯で噛まれてしまったら怪我をしてしまいますよね。飼い主さんだけでなく他の人や犬を噛んで怪我をさせてしまった場合、トラブルにもなりかねません。人間社会で暮らしていくためのルールとして噛んではいけないものを教えてあげる必要があります。まずは、犬が噛む理由として考えられるものをいくつかご紹介します。

噛む理由1.歯が痒い

子犬期に多い理由が、歯や歯茎が痒くて噛んでいるということです。歯の生え変わりの時期は口の中に違和感が生じ、歯がむずむずするので、噛むことで気を紛らわせている可能性があります。生後3週間頃から乳歯が生え始め、生後4~8ヶ月頃は乳歯から永久歯に生え変わる時期のため、むずがゆさから物や手を噛む傾向が顕著になります。

噛む理由2.噛むことが楽しい

犬は噛んで感触を確かめる習性があります。好奇心旺盛な子犬は特に、「気になったものは取り敢えず噛んでみよう!」と思っているのです。噛んでみた結果、トイプードルが楽しいと認識してしまったり、噛んだ時の感触が気に入ってしまうと、なかなか噛み癖が直らない可能性があります。

噛む理由3.ストレス

不快なことや嫌なことに対して抵抗の意味を込めて噛むこともあります。撫でようとしたり、抱っこしようとしたときに噛もうとしてくる場合は、撫でられたり抱っこされたりするのを嫌がっているのかもしれません。

また、引っ越しや結婚・出産といった環境の変化によるストレスから噛み癖がついてしまうことも。

トイプードルは運動欲求が高い犬種なので、お散歩をはじめとする運動が不十分で体力が有り余ってしまうと、ストレスが溜まり噛んでエネルギーを発散しようすることも考えられます。

噛む理由4.要求がある

「散歩に行きたい!」「ご飯が食べたい!」など、自分の要求を伝えるために噛んでいることもあります。要求が通らないイライラから噛んでしまう場合もあるようです。

飼い主さんに構ってほしい、もっと遊びたいとトイプードルが感じているときに、家具や手を噛んでくることもあります。その時に飼い主さんが「あ!!」、「いたずらしないで!」など大きな声を出してしまうと、犬は「反応してくれた!」と認識してしまうので、構ってほしいときに噛むようになります。

噛む理由5.じゃれている

ワンちゃん同士が遊んでいるときに噛んでいるのを見たことはありませんか?怪我しないのかな?と心配になってしまいますが、遊びの一環で噛んでいるので基本的に出血をするほどの強さではなく甘噛みです。

しかし、興奮して加減できなくなることもあります。敵意はなくても皮膚が傷ついてしまう可能性も0ではないので、人の指などを噛んでじゃれている場合は注意してやめさせなくてはいけません。

噛む理由6.本能的な攻撃

トイプードルが遊んでいるおもちゃを無理やり取り上げてしまうと、「返して!」「何するんだ!」というような気持ちから噛みつくこともあります。反対に、うっかり尻尾を踏んでしまった、リラックスしている時にいきなり触ってしまったというときにびっくりして身を守るために噛んでしまうこともあります。

トイプードルの噛み癖はどうやってしつければ直る?

トイプードル

トラブルを防止するためにも噛み癖はなるべく早いうちにしつけることが重要です。原因に合わせて対処していきましょう。

1~2:甘噛みをするとき

甘噛みは飼い主さんヘ対する愛情表現でもあるので、厳粛にしつけてしまうとストレスになってしまいます。噛もうとしてきたら手を隠してみたり、噛む対象を手ではなくおもちゃやおやつに変えたりするとよいでしょう。手を噛んではいけないと教えることが大切です。

また、飼い主さんの手をおもちゃだと思っていることもあります。そんな時は、まず、「痛い」という意思表示をします。簡潔に伝えて、手を噛んでもいいことがないと認識してもらいましょう。噛みそうになったら他のおもちゃで気を引くことも大切です。

3:ストレスや嫌悪感から噛むとき

ブラッシングやシャンプーの時など、やむを得ず愛犬の身体に触らないといけない場面もあるでしょう。そんなときは嫌がっても無理のない範囲で続けて、大人しくできたらたくさん褒めてあげてください。

スキンシップとして触る場合は、顔の真上から大きな手を振りかざしてしまうと恐怖心から噛みついてしまうことがあるので、比較的嫌がりにくい背中から優しく触ってみるようにしましょう。

トイプードルは毎日ブラッシングが必要な犬種なので、スムーズにブラッシングできるようにするためにも、ボディコントロールトレーニングで、どこを触られても大丈夫なようにしつけるのも大切です。

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環境の変化が原因となっている場合は、愛犬を落ち着かせてあげましょう。お気に入りのおもちゃや、飼い主さんの匂いのついた毛布などをケージに入れてあげると安心するはずです。愛犬のペースで新しい環境に慣れていけるよう見守ってあげてください。

運動不足で噛んでしまうときには、お散歩の回数を増やしたり、時間を延ばしたりしてみましょう。飼い主さんにまとまった時間が取れるのであればドッグランへ連れて行ってあげると喜んでくれるはずです。雨続きで外で遊べないという場合でも、室内で引っ張りっこやレトリーブなどの遊びをしてあげると、コミュニケーションにもなり運動欲求も満たされますよ。

4.要求から噛もうとするとき

要求吠えと同じで、噛まれたことで飼い主さんが言うことを聞いてしまったり、要求に応えてしまうと、噛めば言うこと聞いてもらえると認識してしまいます。一貫して無視するようにしましょう。遊んでいる場合は中断します。飼い主さんと遊びたい、構ってほしいという欲求から噛もうとしている場合は、噛むのをやめて落ち着いてから遊んであげるようにしてください。

5.じゃれながら噛んでくるとき

飼い主さんに遊んでほしいと思っているので、怒らず受け止めてあげるようにしてください。とはいっても、噛ませ続けるという意味ではありません。噛んでいるときは無視をし、噛むのをやめたら構ってあげましょう。興奮させない程度にたくさんスキンシップをとって欲求を満たしてあげることが大切です。

6.攻撃的な気持ちから噛んでくるとき

信頼関係が十分に築けていない可能性があります。飼い主がリーダーであるとの認識やコミュニケーションが希薄なことが原因かもしれません。どうしても噛み癖が直らない場合はドッグトレーナーやしつけ教室なども検討しましょう。驚きから噛んでしまうというときは、日頃から愛犬をびっくりさせないように注意して行動する必要があります。急に触ったり、大きな声を出したりしないように気をつけてみてください。

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子犬と遊ぶ時、噛まれてもあまり痛くないことから思わず手を使ってじゃれてしまいますが、そうすると人の手をおもちゃだと認識してしまいます。そのため、愛犬と遊ぶ時はおもちゃを使って構うようにすると人の手を噛みにくくなるのでおすすめです。犬のおもちゃは耐久性があり、歯磨き効果も兼ね備えているタイプも多くあります。上手に活用して噛み癖をつけないようにしましょう。

子犬期は特になんでも噛もうとしてしまうので、愛犬の前に手を出さないように意識することも大切です。少しでも噛まれたら、遊びを中断したり、「ダメ!」「痛い!」などの言葉を使って対処しましょう。

また、単純にお腹がすいている可能性もあります。子犬はご飯の回数が多いので、間隔があきすぎないよう注意してください。ご飯を食べたばかりのときは要求噛みの可能性があるので見極めが重要です。

「マズルコントロール」という、犬のマズル(口吻)を押さえて噛まないようしつける方法もありますが、愛犬との信頼関係が構築できなかったり、人の手を怖がるようになってしまうのであまりおすすめしません。恐怖心から、さらに噛み癖が酷くなってしまうこともあります。

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トイプードルの噛み癖が直らないのは病気の可能性も?

トイプードル

怪我や病気による痛みから噛んでしまうケースがあります。愛犬の体調が悪くないか、いつもと違うところはないかなど注意深く観察してあげてください。

お留守番が多い子の場合、飼い主さんと離れることがストレスになり、分離不安症になっている可能性もあります。飼い主さんがいない不安から吠えたり物を噛んでしまうのです。仕事をしている場合は、なかなか日中に構ってあげることができませんが、帰ってきたらたくさんスキンシップをとるようにしてください。

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また、歳を重ねてシニアになると認知症を患って攻撃性が増し、噛みついてしまうことがあります。認知症は治らないのでうまく付き合っていくしかありません。なるべく日々のコミュニケーションをとって脳に刺激となることをしてあげましょう。

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トイプードルの噛み癖は直せる

トイプードル

今回はトイプードルの噛み癖について、噛んでしまう理由やその対処法についてご紹介しました。噛み癖は1度ついてしまうとなかなか直らないので、子犬のころからしっかりしつけることが大切です。言うことを聞けたら忘れずにご褒美をあげてくださいね。

トイプードルは飼い主さんに従順な性格なので、根気よくしつければできるようになるはずです。噛む、吠えるなどの好ましくない行動に関してはとにかく無視することが効果的です。愛犬を無視するのは胸が痛みますが、心を鬼にして「構わない」、「反応しない」ことで噛んだり吠えても良いことがないと学習してもらうのが重要となります。

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