トイプードルは1~2ヵ月に1回程度、被毛のカット・トリミングが必要な犬種です。なかなかお気に入りのトリミングサロンが見つからないときや、どうしてもサロンに行けないときなど、トイプードルの愛犬を自宅でカットしてみたい・・・と考える飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
初めからトイプードルの全身をカットするとなると難易度が高いものの、お手入れの一環として初心者の方にもできる簡単な部分カットなどから始めてみるのはいかがでしょうか。 今回は、トイプードルを自宅でセルフカットする際の方法や必要な道具をご紹介します。
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トイプードルにカットが必要な理由|被毛の特徴
トイプードルは、羊毛のように細くて柔らかい、クルクルとカールした被毛が特徴です。抜け毛は非常に少なく「床に大量の犬の毛が落ちてお掃除が大変!」なんてこともほとんどありません。
この理由はトイプードルの被毛が抜け毛の少ないシングルコートであるためですが、その代わりに放っておくとどんどん毛が伸びるので定期的なカットが必要になります。
そして、トイプードルのチャームポイントでもあるカールした被毛は絡まりやすく、毛玉にもなりやすいためブラッシングが必須となります。 トリミングサロンに連れて行く以外にも、家庭でのお手入れとして目の細かいスリッカーブラシを使って毎日優しくブラッシングしてあげる必要があります。
トイプードル、セルフカットに挑戦!お手入れしたい4つの場所
目の周り
目の近くの毛が伸びると、目に入り炎症を起こしてしまうことがあります。コームを使ってそっと毛をかき出し、長い部分をカットしてください。 その時、切り過ぎないようにすきバサミを使うのがおすすめです。
手足の先
手足の先の毛が伸びると、歩きにくくケガをしてしまう恐れがあります。コームでしっかり毛をかき出したら、コームの上にハサミを添わせて伸びた部分をカットしてください。
お尻の周り
お尻の近くの毛が伸びると排泄時に汚れが付着しやすくなります。デリケートな部分なので、小さめのハサミをねかせた状態で、少しづつカットしましょう。
手足の裏
手足の裏の毛が伸びると肉球がしっかり地面に着かず、滑りやすくなってしまいます。家のフローリングなどはさらに滑りやすいので、こまめなお手入れが必要です。 コームを使って手足の間の毛をかき出し、肉球がしっかり見えるように毛をカットして下さい。手足の裏のカットにはバリカンがおすすめです。
トイプードルのカットや日々のお手入れに必要な道具
コーム(くし)
被毛にコームを入れることで、簡単に根元のもつれた毛を見つけることができます。またハサミを入れる時にコームを使うことで、直接皮膚にハサミが当たらないので安全です。
スリッカーブラシ
日頃のブラッシングに必要なブラシです。犬の体に合わせてS・M・Lのサイズがあり、毛が細いトイプードルには目の細かいブラシがおすすめです。 犬の大きさに合わせて選んでくださいね。
ハサミ
ハサミには様々な種類があります。自宅で使う場合は、小さめのものが顔回りやおしり、足先などにも使いやすくておすすめです。すきバサミも用意しておくと細かい処理ができて便利です。
バリカン
犬に使う電動バリカンは、軽くて音が静かなものがおすすめです。バリカンの音は、犬にとっては大きなストレスにもなります。
トイプードルのお手入れ、愛犬に負担をかけないことが大切
ハサミやバリカンが全く平気なコもいますが、不安でストレスを感じるコもいます。カットに慣れていない飼い主さんなら時間もかかることでしょう。トリミングはなるべく愛犬に負担がかからないように、短時間で終わらせてあげることが大切です。もし嫌がるようなら、無理強いは絶対にしないでくださいね。
なかなかうまくいかないときは、全身カットはトリマーさんにお願いして、ケアが必要な部分だけ飼い主さんがカットする程度にしましょう。自宅でカットする時は、愛犬の様子を見ながら優しくゆっくり進めましょう。
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