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黒パグは珍しい毛色?特徴と飼育上の注意点をご紹介

大きな瞳と鼻ぺちゃなお顔のパグは、ジャパンケネルクラブの犬種別犬籍登録頭数でここ7年ほど11~13位をキープし続けている人気の犬種です。薄いベージュのような色のフォーンの毛色をした子が多いですが、黒い毛色のパグも存在することをご存じでしょうか?本記事では黒パグの特徴と飼育する上での注意点をご紹介します。

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パグの毛色ってどんな種類がある?

黒パグ

パグは日本でも人気の犬種なので、1度は見かけたことがあるという方も多いのではないでしょうか。しかし、その毛色はフォーンと呼ばれる明るいベージュのようなクリームのような色の子がほとんどだと思います。血統書の登録や純粋犬種の犬籍登録、ドッグショーの開催などを行っているジャパンケネルクラブが犬種標準として定めているのは以下の4色です。

  • シルバー
  • アプリコット
  • フォーン
  • ブラック

割合はフォーンに次いでブラックが多いと言われているものの、それでもやや希少な色です。日本ではシルバーやアプリコットはあまり見られないため、レアカラーとされています。黒以外の毛色の子は耳とマズルの周辺が黒い(ブラックマスク)のが特徴です。

パグの被毛の構造はアンダーコートとオーバーコートの2層構造からなる「ダブルコート」ですが、黒パグの中にはシングルコートの子もいます。

短毛のため抜け毛が少なそうに見えますが、パグはダブルコートの中でも抜け毛が多いと言われており、換毛期に限らず普段から抜け毛が多いです。シングルコートの子はダブルコートの子よりも抜け毛は少ないですが、毛足が短いため抜けた毛がカーペットや洋服などに刺さりやすく、取り除くのが大変なので、日頃からしっかりと抜け毛対策をすることが重要となります。

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黒パグの特徴について

パグ

フォーンは表情が分かりやすいことや、歌舞伎化粧のように見えるブラックマスクが可愛いと人気ですが、クールな印象の黒パグもとても人気のある毛色です。ここでは黒パグの特徴をご紹介します。

退色が目立つ

黒い毛色のパグは他の毛色のパグと比べると退色が目立ちやすいです。退色とはもともとの毛色が何らかの理由で変化することで、成長に伴い毛色が薄くなっていくこと(※)や、私たち人間が年を重ねて白髪が混じるのと同じように、シニアになるにつれて毛色が薄くなったり白髪が混じることを指します。

退色は特に口や目の周りなどに見られ、徐々にグレーや茶色に変色したり白っぽくなっていくことが多いです。中には鼻の色が薄くなる子もいます。退色には個体差があり、すべての犬で起こる可能性がありますが、黒い毛色は明るい毛色と比べて変化がより目立ちやすいのです。

※トイプードルなどの特定の犬種に見られる。

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表情は分かりにくいかも

黒パグはフォーンのような明るい毛色に比べると「表情が分かりにくい」と言われることがあります。パグは愛嬌たっぷりな表情も魅力の1つですが、黒い毛色は陰影が少なく、眉間のしわや顔の表情筋の動きが他の毛色ほど目立たないため、感情を読み取るのが難しいと感じることもあるかもしれません。

また、愛犬の写真を撮る飼い主さんは多いと思いますが、毛色が黒いと顔を明るく撮るのが難しいというお悩みもあるようですよ。

他の毛色と性格は変わる?

インターネットで調べてみると、「犬は毛色によって性格が違う!」と紹介しているサイトも多いので、黒パグはフォーンやその他の毛色の子と性格が異なるのか気になりますよね。

基本的に毛色による性格の違いはありません。パグは陽気で他の犬や人に対してもフレンドリーな性格をしており、飼い主さんには愛情深いとされていますが、黒パグにもこの傾向は当てはまります。ただし、基本的な性格傾向はあるものの、個体差もあるので、一概にすべてのパグがこのような性格をしているとは言い切れません。

性格を形成する要素は、犬種の傾向や親犬からの遺伝、性別といった先天的なものと、生活環境や飼い主さんとの関わりなどの後天的なものが影響するので、あらかじめ聞いていた性格と異なることも十分にあるということを留意しておきましょう。

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黒パグを飼う上での注意点が知りたい

黒パグ

黒い毛色のパグは飼育する上で注意しなければいけないこともあります。どんなことに気を付けなければいけないのでしょうか?

直射日光に注意

黒い毛色の犬は熱を吸収しやすいため、他の毛色の犬と比べて日差しの影響を受けやすいと言われています。短頭種であるパグは口腔内が狭く身体の熱を逃がしにくいことから暑さに弱いので、どの毛色であっても熱中症対策が必要ではありますが、黒パグの飼い主さんは特に紫外線が強くなる4~9月頃のお散歩の際には念入りに暑さ対策を行ってください。

人間よりも地面に近い場所を歩く犬は照り返しの影響を大きく受けるので、日差しの強い時間帯を避けることはもちろん、犬用カートを活用して地面から距離をとるのもおすすめです。

一方で、黒い毛色も明るい毛色も等しく日差しの影響を受けるという説もあります。明るい毛色の子も同様に暑さ対策を徹底しましょう。

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皮膚のチェックも大切

黒い毛色の子は明るい毛色の子と比べて汚れが目立ちにくい(汚れに気づきにくい)ですが、パグは顔のしわに汚れが溜まりやすいので注意が必要です。特に夏場や湿気の多い時期には、通気性が悪くなることで細菌感染や皮膚炎のリスクが高まります。

しわに溜まった汚れを放置してしまうと「パグ臭」とも呼ばれる悪臭を放つので、ごはんの後や水を飲んだ後、お散歩から帰宅した後などは柔らかいガーゼやウェットティッシュで優しく拭き取ってあげてください。

また、毛色が暗いと身体についたノミやダニなどの寄生虫、ほこり、葉っぱなどもパッと見ただけでは分からないことも多いです。ブラッシングは身体についた汚れの除去だけでなく、抜け毛対策や血行促進のほか、毛艶をよくする効果もあるので、できれば毎日の習慣にすることをおすすめします。

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黒パグも魅力的な毛色!

黒パグ

今回は黒い毛色のパグに焦点をあてて、その特徴や飼育上の注意点などをご紹介しました。パグといえばブラックマスクが印象的なフォーン!というイメージの方も多いかもしれませんが、全身真っ黒な黒パグも実は人気の毛色です。

お迎えしたくてもなかなか頻繁には出会えないカラーとも言われているので、ふと訪れた先に黒パグがいたら運命かもしれませんね。他の毛色と比べて注意が必要なこともありますが、基本的な飼い方は変わらないので、犬種の特性を理解し、自分のライフスタイルと照らし合わせたうえで、お迎えを検討してみてはいかがでしょうか。

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