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人気の理由は飼いやすさ?ポメラニアンは初心者でも育てやすいって本当?

小型犬は日本の住環境でも飼いやすいという理由から人気の傾向にあり、超小型犬であるポメラニアンも例に漏れず飼っている人が多い犬種です。警戒心の強い性格やスピッツ系の血を引いていることから吠えやすいという声もよく聞きますが、実際のところ初心者でも飼いやすい犬種なのでしょうか?本記事では、ポメラニアンが飼いやすいのかどうかについて探っていきたいと思います。

飼い方/育て方

ポメラニアンはこんな性格!

ポメラニアン

まずはじめに、ポメラニアンがどんな性格をしているのか知っておきましょう。性格は個体差が大きいですが、一般的にポメラニアンの性格傾向として挙げられる特徴をご紹介します。

  • 活発
  • フレンドリー
  • 好奇心旺盛
  • 警戒心が強い
  • 自己主張が強い など

ポメラニアンはとても小さい身体ながら元気いっぱいの犬種です。そのため、毎日のお散歩が欠かせません。社交的なため多頭飼いにも向いていると言われています。

ただし、神経質で警戒心が強いので 吠えやすい一面も持ち合わせており、見知らぬ人や犬に対して威嚇したり、インターホンの音に反応して激しく吠えるといったこともあります。人間であっても大型犬であっても構わず立ち向かうので番犬としては優秀ですが、日常生活において珍しくない音に対して毎回吠えてしまうと近隣トラブルにもなりかねないので、無駄吠えしないようしつけなければいけません

また、自己主張が強く、「おやつが欲しい」、「散歩に行きたい」などの欲求を飼い主さんに伝えるために要求吠えをすることも少なくないようです。

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オスとメスで性格は変わる?

犬は性別によっても多少性格が異なると言われています。

  • ポメラニアンのオス:やんちゃで警戒心が強く、吠え癖がつきやすい
  • ポメラニアンのメス:比較的大人しく、甘え上手で素直な子が多い

ポメラニアンに限らず犬はオスよりメスの方が飼いやすい傾向にあるようです。オスは縄張り意識から攻撃的になることが多い一方で、メスは穏やかな子が多いと言われています。ただし、去勢手術をすることで性格が落ち着く可能性もあります。

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性格傾向はあくまで参考に

性格は犬種特有のものや遺伝、性別によるものももちろん関わっていますが、生活環境が1番大きくその犬の性格形成に影響します。人間と同じですね。「犬の性格は飼い主に似る」という研究結果もあるので、一般的に紹介されている性格は「先天的な性格」として参考程度に留めておきましょう。

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ポメラニアンを飼う上で大変なことは?

ポメラニアン

犬を飼うことは幸せなことばかりではありません。一緒に暮らす中で大変なこともたくさんあります。ここでは、ポメラニアンと暮らすうえで想定される「大変なこと」をご紹介します。 

吠え癖・噛み癖がつきやすい

ポメラニアンの祖先犬であるサモエドやジャーマンスピッツは牧羊犬や番犬として活躍していました。そのためポメラニアンも吠え癖がつきやすい犬種です。子犬期からさまざまな音や物などに慣れさせ(社会化)、警戒心から吠えることを少なくするようにしなければいけません。

来客はもちろん、車や散歩中の犬などに対しても吠えやすいです。飼い主さんを守るために身体の大きい相手にも向かっていく気の強さもあるので、散歩中やドッグランなどで威嚇している様子が見受けられたら、「待て」や「おすわり」といったコマンドで気を逸らしたり、飛びつかないようにリードを短く持っておく必要があります。

また、子犬期の甘噛みは放置せず噛んではいけないとしっかり教えましょう。成犬になって本気噛みになってしまうと飼い主さんはもちろん、他の犬や人を怪我させてしまう恐れもあります。子犬期には歯の生え変わりで歯が痒い時期があるので、噛んでも良いおもちゃを与えてあげるのがおすすめです。

被毛のお手入れが大変

ポメラニアンはダブルコートの犬種です。そのため、1年に2回アンダーコートが生え変わる換毛期があり、大量に毛が抜けます。毛玉ができやすいので毎日のブラッシングは欠かせませんし、お掃除もこまめにしなくてはいけません。換毛期だけでなく普段も抜け毛はあるので、日頃からお手入れの手間もかかります。

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好奇心旺盛なのでいたずら好きな一面も

ポメラニアンはやんちゃで好奇心旺盛なので、植木鉢を倒したり、家具や電化製品のコードを齧ったりする可能性があります。配線類は特に感電の恐れもあるので設置場所に留意が必要です。

また、誤飲拾い食いにも気をつけなければいけません。ポメラニアンは超小型犬なのでボタンなどの小さなものであっても気道に詰まってしまいます。特に好奇心旺盛な子犬のうちはなるべく犬の届く範囲に物を置かないようにすることが大切です。 

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骨折しやすいので医療費がかかる

骨が細いポメラニアンはとにかく骨折や脱臼をしやすいです。飼い主さんの膝から飛び降りて骨折してしまったという事例もあります。犬の医療費はすべて自己負担となるので、通院、手術、入院費などが高額になることも珍しくありません。怪我をしやすいということは他の犬種と比べて医療費がかかるということになります。ペット保険は医療費の負担を軽くしてくれるので、加入を検討してもいいかもしれません。 

ポメラニアンを飼うのが向いているのはこんな人

ポメラニアン

上記を踏まえたうえで、ポメラニアンを飼うことが苦にならない人の特徴をご紹介します。

しつけを徹底できる人

どんな犬種にも言えることですが、人間社会で生きていくにはしっかりしつけをしないと飼い主さんも愛犬も肩身の狭い思いをしてしまいます。とにかく吠えやすいと言われているポメラニアンを無駄吠えの多い子にしないためにも、きちんとしつけられるかどうかが大切です。

犬の吠え声は小型犬であっても大きいので、吠え続けてしまうとご近所トラブルにもなりかねません。ポメラニアンは賢い犬種ではありますが、成犬になってから吠え癖・噛み癖をしつけ直すことはとても大変なので、自分では難しいと思ったときにはプロの手を借りることも選択肢として持っておくと良いでしょう。

被毛のお手入れができる人

ポメラニアンは毛玉になりやすい犬種なので、できれば毎日ブラッシングをしてあげるのが望ましいです。毛玉は放っておくと皮膚トラブルの原因にもなります。普段からブラッシングやシャンプーをすることで換毛期の対策にもなるので、日々のお手入れの手間や抜け毛のお掃除をいとわない人が向いています。

毎日お散歩に行ける人

ポメラニアンはふわふわの見た目と笑っているような表情からおっとりしてそうなイメージがありますが、実は元気いっぱいに動き回る犬種です。骨が細く怪我をしやすいので長時間お散歩する必要はありませんが、ストレス発散のためにもできるだけ毎日お散歩してあげる必要があります。忙しく疲れていてお散歩の時間を確保できない、室内遊びやスキンシップなどコミュニケーションの時間が取れないという場合、飼育は難しいかもしれません。

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飼いやすいかどうかは人によって異なる

ポメラニアン

飼いやすい犬種ランキングや初心者向けの犬種は検索すれば出てきますが、それは一般的な傾向やある個体の経験に基づいて作成されることが多いです。そのため、例外はたくさんあります。ポメラニアンは飼いやすい犬種と言われていますが、個体差があるので一概に飼いやすいとは言っても参考として受け止めておくことが大切です。

犬の飼いやすさは、飼い主さんが何に重点を置くかによっても変わります。抜け毛が少ない犬種が良いのであればポメラニアンは飼いやすい犬種とは言えないでしょう。また、大人しく吠えにくい犬種をお迎えしたいのであれば、吠え癖がつきやすいポメラニアンはしつけが大変だと感じると思います。

しかし、生き物を飼うということは少なからず労力がかかるものです。ポメラニアンという犬種の特性を理解してから迎え入れれば、きっとかけがえのない日々を過ごすことができるはずですよ。

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