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盲導犬訓練士になりたい|具体的な仕事内容は?資格はどうやって取得する?

視覚に障害を持つ人を安全・快適に誘導し、日々の生活のサポートをする盲導犬(もうどうけん)。ハーネスを着用した盲導犬が、街中で視覚に障がいのある方を誘導している姿を見かけたことがある方も多いかと思います。この記事では、盲導犬を訓練する『盲導犬訓練士』についてご紹介します。

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盲導犬訓練士ってどんな仕事?

盲導犬

 盲導犬訓練士とは、その名の通り盲導犬を必要としている人のために、一人前の盲導犬を育て上げる仕事です。 現在、日本には約32万人の視覚に障がいのある方がいるとされていますが、実際に盲導犬の数は約1,000頭しかいないと言われています。

現在、日本で盲導犬は年間約100頭ほどしか育てることができず、その理由の1つとして、盲導犬訓練士が少ないということが起因しています。

それでは、盲導犬訓練士はどのような仕事をしているのでしょうか?

盲導犬を育てる&生活のサポート

 盲導犬訓練士の仕事内容は大きく分けて2つで、その大部分を占めるのは、何といっても盲導犬を育てあげることです。 そして、盲導犬を必要としている視覚障がい者の人たちに対して、盲導犬と一緒に生活をする方法を教えています。

さらには視覚障がい者の人からの問い合わせや、アフターフォローも盲導犬訓練士の仕事のひとつです。

盲導犬訓練士の年収

 盲導犬訓練士の平均年収は、約300万円程と言われています。大変で責任のある仕事内容に対して、決して高い年収であるとは言えません。しかしながら、盲導犬訓練士はとてもやりがいがある仕事と言えます。 

  1. 困っている方の助けに!
  2. 自分の育てた盲導犬が活躍を確認できる

やりがい1:困っている方の助けに!

 世の中には目が見えずに日々の生活に困っている方がたくさんいらっしゃいます。その方々に感謝されたときは、盲導犬訓練士として最高のやりがいを感じることができるでしょう。仕事をしてみると分かることですが、自分の仕事・業務が、世の中のためになっていることは、何事にも代えがたい喜びがあります。 

やりがい2:自分の育てた盲導犬が活躍を確認できる

 盲導犬の訓練は、楽しいことばかりではありません。視覚に障がいを抱える方たちが快適に生活できるように一切の妥協をすることができず、盲導犬の訓練は時には苦しいこともあるかもしれません。

しかし、自分が苦労して育て上げた盲導犬が視覚障がい者の人の役に立っている姿を見ることができることは、盲導犬訓練士として最高の喜びと言えます。

盲導犬訓練士の資格はどうやったら取得できる?

盲導犬

 盲導犬訓練士になるには、全国に11団体・14施設ある盲導犬育成団体で研修を受け、その後の試験に通らなければなりません。 まず盲導犬育成団体に入団することが難しく、定期的に採用しているわけでもありませんので、自分からアピールし続けるか、小まめに募集しているかチェックする必要があるでしょう。

ちなみに盲導犬育成団体の倍率は10倍以上となることが多く、狭き門であることが分かります。 それでは、盲導犬訓練士になるための資格取得を目指すにはどのような選択肢があるのかをご説明します。

盲導犬訓練士学校へ入学する

 公益財団法人日本盲導犬協会が運営する盲導犬訓練士学校へ入学することが、盲導犬訓練士になる一番の近道でしょう。 犬学をはじめ、犬栄養学、障がい者福祉論なども学ぶことができます。修了時には「准盲導犬訓練士」として認定され、盲導犬訓練士認定審査の受験資格も取得することができます。

専門学校でドッグトレーナーを専攻する

 ドッグトレーナーを専攻することができる専門学校へ入学することもひとつの手です。 専門学校では、盲導犬以外にも、警察犬や家庭犬の訓練の基礎を学ぶこともできることが多いです。 そのため、犬の訓練の基礎を学ぶためには、専門学校へ入学することもおすすめです。 

大学で犬に関する知識を得る

 盲導犬訓練士になることができる学部や学科がある大学は日本には存在しません。そのため、大学で盲導犬訓練士になるための勉強をするためには、動物行動学などの分野に力を入れている大学へ入学し、犬全般に関する知識を得ることが盲導犬訓練士になるための近道とも言えるでしょう。 

盲導犬訓練士はとてもやりがいのある仕事

盲導犬

 盲導犬訓練士は、決して楽な仕事ではありません。しかし、視覚に障害のある方々の生活の助けになる存在である盲導犬を訓練するという仕事は、どんな仕事でも味わうことができないやりがいを感じる仕事でもあると言えると思います。世の中の役に立つことができる盲導犬訓練士、ぜひ将来のなりたい仕事を考えている方は、検討してみてくださいね。

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