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犬が寝てる時にピクピクしてるのは夢を見てるから?痙攣・震えとの違いも解説

仮眠をとっているときにピクピクと身体が動いて目を覚ました経験はありませんか?同じように犬も寝ているときにピクピク動くことがあります。度合によっては「震えてる?」「痙攣してるかも・・?」と少し心配になってしまいますが、寝ているときにピクピク震えるのは大丈夫なのでしょうか?今回は寝ているときにピクピクする理由と注意が必要な状態について解説していきます。

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はじめに|犬の睡眠サイクルについて

寝ている犬

わたしたち人間の睡眠の質として「レム睡眠」、「ノンレム睡眠」という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。

レム睡眠は身体は休んでいるものの脳は起きているため眠りが浅い状態で、記憶の整理や定着が行われています。夢を見るのもこの段階がほとんどです。

一方でノンレム睡眠は身体も脳も休んでおり、眠りが深く、主に大脳の疲労回復に重要な睡眠段階だとされています。レム睡眠とノンレム睡眠は脳や身体の状態が違うため、それぞれ睡眠の質が異なるのです。

人間は1日の睡眠の中で浅い眠りと深い眠りを交互に繰り返していると言われており、割合としては約75%がノンレム睡眠(=眠りが深い状態)で、約25%がレム睡眠=(眠りが浅い状態)と言われています。

犬の睡眠サイクルについてははっきりと分かっていない部分もありますが、野生で暮らしていたころの名残で犬は浅い睡眠を繰り返しており、なんとレム睡眠が全体の80%を占めていて、ノンレム睡眠はたったの20%程度だと言われています。人間とは全く反対ですよね。

オーストラリアにあるマードック大学の犬の睡眠に関する研究では、「犬の睡眠・覚醒サイクルは平均16分の睡眠と5分の覚醒で構成されていた」という報告もあり、犬が少しの物音でも目を覚ましてしまうのも納得の結果となっていました。

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寝ているときにピクピクするのはどうして?

寝ている犬

寝ている人の手足がピクピクと動いているのを見たことがある人も多いと思いますが、犬も寝ているときに身体がピクピクすることがあります。これは眠りの浅いレム睡眠時に見られる動きです。

先述した通り人間はレム睡眠時に夢を見やすく、脳が起きていることで手足がピクピク動いたりむにゃむにゃと口を動かすことがありますが、犬も同じように脳の動きに身体が反応しているのではないかと考えられています。中には吠えたり走っているかのように手足を動かす子もいるようです。

犬は人間と違ってレム睡眠の割合が多いので、身体をピクピクさせる様子が見られることも珍しくないと言われています。

犬も夢を見るの?

「犬も人間と同じように夢を見るのか」ということについては、犬に聞かないと分からないことなので断言することは難しいとされていますが、ハーバード大学の教授であり心理学者のディアドラ・バレット博士は、「犬も人間と同じように夢を見ている可能性が高い」と指摘しています。

バレット博士は長年人間の睡眠行動について研究していますが、「ほとんどの哺乳類は人間と似たような睡眠サイクルを持っていることが分かっているため、犬も同様に夢を見ると推測するのが妥当だ」とアメリカの週刊誌「People」に語っているのです。

犬が夢を見ているのかということについては推測の域を出ないものの、もしも愛犬が寝ているときにまるで起きているかのような動きをしていたら、夢の中の出来事が反映されているのかもしれませんね。

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痙攣や震えとの違いは?

犬

寝ている犬の身体がピクピクするのは珍しいことではないと分かりましたが、あまりにも動いている様子を見ると、「もしかして痙攣しているのではないか」と不安になりますよね。愛犬の異変にすぐに気が付くことができるよう、痙攣しているときに見られる様子と震えているときに見られる様子を知っておきましょう。

痙攣しているときの様子

痙攣しているときは身体がこわばっているので自分の意思で身体を動かすことができません。意識ももうろうとしていることが多いです。ピンと四肢を伸ばしたり、手足をバタバタとする様子が見られます。

痙攣の原因はてんかんの発作や脳の異常のほかに、中毒症状や低血糖状態なども考えられます。

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震えているときの様子

痙攣とは異なり震えの場合は意識があり、身体を動かすこともできます。

震えの原因として最も多いのが犬が寒さを感じているときです。人間と同じで犬も寒さを感じているときには身体を震わせて熱を産出し、体温を維持しようとします。

そのほかにもストレスや恐怖を感じて震えたり、腹痛や吐き気といった痛みや不快感が原因で震えることもあります。

起こしたほうがいいのはどんなとき?

ピクピクとした動きが短時間や数回であれば夢の中での出来事に身体が反応していたり、筋肉疲労からきていると考えられるので見守ってあげてもいいですが、長時間続いたり険しい表情をしているのであれば、優しく声をかけてみてください。その際には驚いて噛まれてしまうケースもあるので、身体(特に口の周り)は触らずに声だけかけるようにします。

もしも目を覚まさず、痙攣・震えのような状態が続く場合には病気による発作を起こしているかもしれません。愛犬の周りにぶつかったら危険なものがある場合には犬を移動させるのではなくものを移動しましょう。大型の家具や電化製品で動かすことができない場合はタオルなどで囲ってぶつかっても怪我をしないようにしてあげてください。可能であればその時の様子を動画に納めておくと診察の際に役立ちます。

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寝ているときの様子も気にかけるようにしよう

寝ている犬

寝ているにも関わらず吠えたり、しっぽを振ったり、走っているかのように手足を動かしていたらびっくりしてしまいますが、もしかしたら夢を見ているのかもしれません。また、ドッグランや公園でたくさん走り回った日や他の犬たちといっぱい遊んだ日には筋肉疲労から手足がピクピクと動くことがあるので心配要らないケースがほとんどだと言われています。

しかし、状況によっては中毒症状や病気の発作が起きている可能性もあるので、様子がおかしいなと感じたら対処する必要があります。

身体が硬直している、意識がない、呼吸が乱れているなどの様子が見られたらなるべく早くかかりつけ医に相談しましょう。

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