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犬と一緒に寝てもいいの?それともケージに入れるべき?

ワンちゃんを飼っている方であれば、一度は愛犬と同じ布団で寝たことがあるのではないでしょうか。実際、寝る時は愛犬と同じベッドで寝る方もいれば、寝室は同じだけどケージ等に入れて別々に寝ている方、そもそも寝室が別という方もいたりと人それぞれです。

大好きな愛犬とは寝る時も一緒にいたいものですが、一緒に寝ても問題はないのでしょうか。本記事では、ワンちゃんと一緒に寝てもいいのか、それともケージなどに入れて別々で寝るべきなのかについて解説していきます。愛犬と一緒に寝ている方も、そうでない方も是非参考にしてみてください。

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まずはワンちゃんの睡眠について知ろう

寝ている犬

ワンちゃんと一緒に寝ても良いかどうかについて解説していく前に、まずはワンちゃんの睡眠について簡単に知識を深めておきましょう。

ここでは、ワンちゃんの睡眠の仕組みや平均睡眠時間などについて解説していきます。

我々人間と似ていることもあれば、異なることもあるため、しっかりと理解した上でワンちゃんと一緒に寝るべきかどうか判断しましょう。

①ワンちゃんの睡眠の仕組み(レム睡眠とノンレム睡眠)

まずはワンちゃんの睡眠の仕組みについて簡単にご説明します。

皆さんは、「レム睡眠」「ノンレム睡眠」という言葉をご存じでしょうか。我々人間の睡眠の仕組みを説明する際にも、このような言葉が使われるかと思います。

レム睡眠とは、浅い眠りのことを指し、体を休ませていても脳は活動している状態のことを言います。一方ノンレム睡眠とは、レム睡眠とは逆に深い眠りのことを指し、ぐっすりと熟睡している状態のことを言います。睡眠は、このレム睡眠とノンレム睡眠が繰り返し行われていると言われており、この動きの中で夢を見たり金縛りにあったりします。

また、レム睡眠とノンレム睡眠の割合は、人間とワンちゃんでは異なると言われており、人間の場合だと、ノンレム睡眠が約75〜80%、レム睡眠が残りの20〜25%であると言われています。しかし、ワンちゃんの場合はレム睡眠が約80%でノンレム睡眠が約20%なので、ほとんどが浅い眠りだと言われています。

ワンちゃんの睡眠は、幼犬を除けば浅い眠りだということは、何となく分かりますよね。熟睡状態のノンレム睡眠の割合が少ないのは、野生の時からの名残であり、敵に襲われてもすぐに逃げられるためと考えられています。

②ワンちゃんの平均睡眠時間

次にワンちゃんの平均睡眠時間について解説していきます。

ワンちゃんの平均睡眠時間は、年齢によって差があり、一般的に、生後0〜6ヶ月の幼犬であれば、一日の平均睡眠時間は約18〜20時間と言われています。そして6ヶ月〜2歳までの若齢犬はおおよそ14〜16時間とされています。

また、成犬である2歳〜7歳だと約9〜14時間で、7歳以上の高齢犬はおおよそ12時間以上が平均とされています。皆さんの中でも、人間と同じように、赤ちゃんのワンちゃんはずっと寝ているイメージがあるのではないでしょうか。成長期にあたる幼犬は、一日の大半を睡眠に費やしています。

更に、ワンちゃんは平均睡眠時間が9〜14時間もあったとしても、その約80%が浅い眠り(レム睡眠)であるため、ほとんど熟睡していないということになります。

このようなことを踏まえると、寝ているワンちゃんは起こさないようにすべきですよね。

③ワンちゃんでも夢を見るし、いびきをかく

ご存じでない方もいるかと思いますが、ワンちゃんでも寝ている時に夢を見たりいびきをかくことがあります。人間らしさがあって可愛いですよね。

更に、夢やいびきにとどまらず、ワンちゃんは寝ぼけてしまうことがあるとも言われています。実際にワンちゃんを飼っている方であれば、一度は愛犬が寝ぼけている様子を見たことがあるのではないでしょうか。

ワンちゃんが夢を見たり、寝ぼけたりする原因はさまざまありますが、主に日中の興奮やストレスなどが挙げられます。

また、いびきに関しては、短頭種と呼ばれるいびきをかきやすい犬種がいます。

ワンちゃんの夢やいびきなどに関して詳しく書かれた記事もあるので、気になる方は是非読んでみてください。

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ワンちゃんと一緒に寝てもいい?

犬と一緒に寝る

大事な愛犬と一緒に寝たいと思う方は多いのではないでしょうか。しかし、衛生面やしつけなどを踏まえると、ワンちゃんと一緒に寝るべきではないという声があるのも事実です。

以下では、ワンちゃんと一緒に寝ることのメリットとデメリットをそれぞれご紹介していきます。

既にワンちゃんを飼っていて一緒に寝ようか迷われている方や、これからワンちゃんを迎える予定のある方は是非参考にしてみてください。

ワンちゃんと一緒に寝ることのメリット

まずはワンちゃんと一緒に寝ることのメリットからご紹介していきます。

メリット①愛犬の異変に気が付ける

メリット1点目は、愛犬の異変に気付くことができるという点です。

どれだけ健康なワンちゃんであっても、いつどのような病気にかかったり事故を起こしたりするかは誰にも分かりません。そのため、別室で寝ていると、急な発作や事故などに気付くことができない可能性があります。

しかし、愛犬と同じ空間で寝ることで、万が一の際、愛犬の異変にすぐに気が付き、対処することができます。特に持病を持っている子や老犬の場合は一緒に寝ることで異変やトラブルにすぐに気づくことができるかもしれません。

メリット②ワンちゃんが安心できる

ワンちゃんの中にも、寂しがり屋で甘えん坊な性格をしている子もいます。

そのようなワンちゃんに対して、ひとりで寝させようとするのは酷ですよね。ワンちゃんはひとりでお留守番をすることもあり、意外と寂しい思いをしていることがあります。

そのため、飼い主と一緒に寝ることで安心感を覚えたり、落ち着いたりすることができます。

元来ワンちゃんは警戒心が強く、常に気を張っている動物のため、寝る時だけでもリラックスして休息できるよう一緒に寝てみてもいいかもしれないですね。

ワンちゃんと一緒に寝ることのデメリット

次に、ワンちゃんと一緒に寝ることのデメリットをいくつかご紹介していきます。 

デメリット①衛生面が気になる

やはり衛生面が気になる方も多いのではないでしょうか。

いくら清潔な状態にしてあげているとは言え、ワンちゃんも動物なのでニオイや抜け毛などがあります。また、ニオイや抜け毛の他にもよだれや、ダニ・ノミ問題もあります。

人間も動物も感染する「人獣共通感染症」のリスクも0ではありません。

お互いの健康のためにも、一緒には寝ないことを徹底している方もいるので、少しでも衛生面が気になる方は、一緒に寝ることをおすすめしません。

デメリット②ワンちゃんが熟睡できない

先ほどワンちゃんの睡眠について解説した通り、ワンちゃんは人間よりも平均睡眠時間が短いにもかかわらず、ほとんどがレム睡眠と呼ばれる浅い睡眠と言われています。

そのため、寝ていても少しの動きや音などで目が覚めてしまい、熟睡できないことがほとんどです。

我々は無意識で、ぐっすり寝ていたとしても、寝返りや寝言などでワンちゃんを起こしてしまうことがあります。

音や声に敏感で、普段の睡眠から浅い眠りを繰り返している子であれば、ひとりで寝かせた方がいいかもしれませんね。

デメリット③しつけがうまくいかない

皆さんは、ワンちゃんと一緒に寝ることでしつけがうまくいかなくなる、ということを聞いたことがありますでしょうか。

一般的に、うまくしつけるためには、愛犬との主従関係をはっきりさせることが重要だと言われており、そのためには、寝床を分ける必要があるとされています。

実際、ワンちゃんのしつけがうまくいっていない、或いは舐められているから言うことを聞いてくれないと悩んでいる飼い主の多くが、一緒に寝ているなんてこともあります。

皆さんはいかがでしょうか。心当たりはありませんでしょうか。

就寝時に、同じ布団やベッドに愛犬を寝かせるのではなく、ケージやサークルに入っていてもらうことで、主従関係がはっきりし、しつけがうまくいくことがあります。

愛犬との主従関係が曖昧な方や、これからしつけを行う方は、今後のためにも愛犬と一緒に寝ることは避けるべきでしょう。

ケージとしつけの関係について書かれた記事もあるので、是非参考にしてみてください。

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まとめ

フレンチブルドッグ

いかがでしょうか。本記事では、ワンちゃんと一緒に寝てもいいかどうかについて解説しました。犬と一緒に寝ることにはメリットだけでなくデメリットもあります。

今ワンちゃんを飼っている方も、これからワンちゃんを迎える方も、メリットとデメリットそれぞれを踏まえた上で、一緒に寝るべきかどうか判断してみてください。

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