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シニア犬の「徘徊」について。認知症(痴呆)の原因や対策など

犬種にもよりますが、犬の平均寿命は12~15年くらいと言われています。 犬は人よりもずっと速いスピードで歳をとり、まだまだ元気と思っていても、知らない間に年老いていってしまうものです。

今回は老犬の認知症と、その症状のひとつ「徘徊」についてご紹介します。

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犬が徘徊する理由・原因は?

犬 徘徊

 認知症の症状による徘徊は、老犬によくみられる行動のひとつです。

なぜか、夜になるとウロウロと動き出すことが多いようです。

成犬は昼間は起きている時間が長く、夜は人と同じようにしっかり眠るサイクルになっていますが、認知症になると昼夜の感覚がだんだんズレていき、逆転してしまうことがあります。夜になると徘徊してしまうのはこのためです。

徘徊はクルクルと同じ場所を回っていたり、寝てはすぐ起きて歩き出したりを繰り返します。

無理やりその行動をやめさせるのは、犬にストレスがかかるため、やめておいた方がよいでしょう。

ケガの防止が大切

老犬は夜に徘徊をすることが多いため、飼い主さんが寝ている間に、柱や壁、家具にぶつかってケガをしてしまうおそれがあります。

できるだけ徘徊時に犬が歩く場所には物を置かないようにして、柱や家具にはウレタンなどを巻き付けておくとケガの防止になります。

また、角がない折りたたみ式のペットサークルも販売されているため、そちらを活用してみても良いかもしれません。

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老犬の認知症を理解しよう

犬 元気がない

 犬も人と同じように歳をとると、認知症(認知機能不全症候群)になる可能性が出てきます。老化が原因で脳の機能が低下して、認知機能障害がおこる病気です。

全ての犬に認知症がおこるわけではありません。

老犬になると、今までよりも寝ている時間が長くなり、起きていても反応が薄くぼーっとしていることが多くなります。

今までちゃんとできていたトイレの失敗が増えたり、耳が遠くなったり、食が細くなってあまり食べられなくなってしまうこともあります。

気を付けたい認知症のサイン

  • 狭い場所に入り込み、出られなくなる
  • いつも以上に甘えん坊になったり、急に攻撃的になる
  • 昼夜が逆転する
  • まっすぐ歩いて止まれない
  • 夜鳴きをする
  • 名前を呼んでもまったく反応しない
  • 夜に徘徊する
  • できていたことができなくなる
  • クルクルと同じところを回る

老犬の徘徊・認知症への対策

寝ている犬

 現在のところ、犬の認知症に有効な薬はありません。

しかし、老犬を認知症にさせないためにできることや、その進行を遅らせることはできるかもしれません。

毎日の生活の中で、飼い主さんができる対策を心掛けていきましょう。

適度な運動が大切

 適度な運動は老犬にも大切です。筋肉の衰えを防ぐことは認知症の予防にもつながります。また太陽にあたることで、脳が昼夜逆転を戻そうとする働きをすることが期待できます。

お昼寝はなるべくさせない

 夜の徘徊は飼い主さんにとっても負担となります。昼夜逆転にならないためにも、昼間は声掛けをしたり一緒に遊んであげて、お昼寝の時間を短縮するようにしましょう。

フローリングには注意

 滑ってケガをしないように、フローリングの上にはマットなどを敷いてあげましょう。

足腰が弱っている場合、フローリングは立ち上がりにくいため、関節などにも負担がかかりやすくなります。

老犬の徘徊や認知症には適度な刺激が必要

犬 横たわっている

 今回は認知症とその症状の徘徊についてご紹介しました。

だんだん年老いて老犬になっていくのは、飼い主さんにとってとても寂しいことですね。

しかし認知症になっても、飼い主さんの優しい声やぬくもりは、愛犬にしっかりと伝わるはずです。今まで通りの接し方で、優しく見守ってあげることが大切です。

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