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牧羊犬「プーミー」について|日本でなかなか見ることができない珍しい犬種の生態に迫る!

プーミーという犬種を皆さんはご存知ですか?日本でプーミーを飼っている人は非常に少なく、ジャパンケンネルクラブ(JKC)への登録では、数年に1頭いるかいないかくらいなので、なかなかお目にかかれない珍しい犬種です。

今回は珍しい犬種プーミーの魅力やルーツ、特徴や性格、育て方をご紹介します。

犬の生態/気持ち

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プーミーってどんな犬なの?ルーツについて

プーミー

 クルクルとした巻き毛のプーミーは、柔らかい密集したアンダーコートと硬めの粗いオーバーコートからなるダブルコートの被毛が特徴の犬種です。

体高は38〜47センチ、体重は8〜15キロ程度で中型犬に分類されますが、がっしりとした骨格を持つプーミーは走り回るのが大好きで活発、とても元気な犬種です。

先が少し折れ曲がった立ち耳が愛らしく、テリア系の可愛い顔立ちも特徴的です。

ハンガリーの牧羊犬プーミー

 プーミーはハンガリー原産で、現在も牧羊犬として活躍している犬種です。

祖先とされるプーリーに、ブリアールやジャーマンスピッツ、テリアを交配させて誕生したのがプーミーだとされており、トイプードルの被毛や顔立ちに少し似ているところがありますがプードルの血は全く入っていません。

その愛らしい顔立ちと容姿から、現在はヨーロッパでもペットとして飼われるようになりました。プーミーが国際畜連盟に犬種として登録されたのは1966年のことで、比較的新しい犬種なのです。

プーミーの性格と上手な育て方について

牧羊犬

 プーミーは好奇心が旺盛で勇敢で、飼い主さんと遊んだり、走るのが大好きな犬です。

飼い主に対してはとても従順ですが、牧羊犬として活躍していたことから警戒心が強く気の強い一面も持ち合わせています。しつけをしていないと、知らない人に対して警戒心から吠えたり、攻撃的な行動をとることもあるので子犬の頃にしっかりとしつけることが大切です。

しつけは上級者向け

 プーミーは牧羊犬としても非常に優秀で頭の良い犬種です。

自分で考えて行動をする傾向があるため、初めて犬を飼う方にはプーミーのしつけは少し難しいかもしれません。しかし、子犬の頃にしっかりしつけを行うことで、成犬になってからもちゃんと飼い主さんの言うことを聞いてくれます。また、子犬の頃にたくさんの人や犬に会わせることで、警戒心から吠え癖がつかないでしょう。

もしプーミーを迎えるなら…まず知っておきたいこと

犬のブラッシング

 ここでは、プーミーを迎えるにあたって準備すべき環境や運動量、お手入れ方法などを紹介します。 

定期的なブラッシングを

 プーミーは抜け毛が少ないので、週に2回くらいのブラッシングでOKです。但し、春と秋の換毛期には少し抜け毛の量が増えるので、様子をみてブラッシングの回数を増やしてあげるとよいですね。

プーミーには基本的にトリミングは必要ありません。シャンプーは汚れが気になった時にしてあげる程度で十分です。

運動量はとっても多い

 プーミーは多くの運動量を必要とする犬種です。

1日に2回、それぞれに1時間以上の散歩が理想です。また、のんびり歩くだけでは物足りないので、ランニングなどを取り入れてしっかりと運動させてあげましょう。時々、ドッグランで自由に思いっきり走らせてあげるとよいですね。

プーミーは運動不足になるとストレスがたまり、家の中でイタズラをしてしまうことも。運動量の多いプーミーを飼うには、飼い主さんにも体力が必要だということを覚えておきましょう。

蒸し暑さが大の苦手!

 被毛の量が多いプーミーは冬の寒さには強いのですが、湿度の高い日本の夏のような気候は苦手です。密集したアンダーコートは蒸れやすいので熱がこもってしまいます。必ず、エアコンで室温を調整してあげてください。 

プーミーと幸せな時間を過ごそう!

プーミー

 プーミーのブリーダーは、現在のところ日本にはいないようです。日本でプーミーを飼っている方もほとんどいないため、出会える可能性は非常に低く、輸入が必要になると思われます。

魅力いっぱいのプーミーですが、家族に迎えるのは簡単ではないようです。今回は珍しい犬種の「プーミー」についてご紹介しました。

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