近年、純血種同士を交配させて誕生するミックス犬に人気が集まっています。昔はペットショップというと純血種の犬ばかり展示されていましたが、今では当たり前のようにミックス犬を見かけるのではないでしょうか。ここでは、ミックス犬「ポメキー」についてご紹介します。
ミックス犬についての他の記事 |
---|
ポメキーはポメラニアン×ヨーキーのミックス犬!
ポメキーは、ボリュームのある被毛が印象的なポメラニアンと、日本では「ヨーキー」の愛称で親しまれているヨークシャーテリアを交配させたミックス犬です。それぞれの犬種には次のような特徴があります。
ポメラニアン
ドイツ原産のポメラニアンは、サモエドが祖先とされています。サイズは体高が約20cm、体重は1.8~2.3kgが理想とされており、ふさふさとした豊かな被毛が生え揃っています。つぶらな瞳と尖った小さな耳が特徴的です。
ヨークシャーテリア
イギリス生まれのヨークシャーテリアは、ネズミ捕りを目的として誕生しました。体重は3.2kgと定められており、被毛は光沢がありシルクのようです。毛色はスチールブルーといわれる犬種独特の青灰色の毛とタン色の毛で構成されていますが、子犬の頃はみなブラックタンで、成長するにつれて毛色が変化します。
ポメキーの性格は両親次第で比較的社交的
ポメキーに限らずミックス犬の性格は、両親のどちらかに似る傾向があります。その子によって、どちらの親犬の性格が強く出るか分からないので一概にポメキーの性格を語ることはできませんが、まずは親犬の性格から見ていきましょう。
ポメラニアンとヨークシャーテリアの性格
ポメラニアンは活発で物覚えが良く、人と遊ぶことが大好きです。また、注意深く繊細で少し気が強い一面もありますが、幼い頃からきちんとしつけることで良い伴侶になります。
ネズミ捕りを目的として作出されたヨークシャーテリアは、狩猟本能があり賢く勇敢で、典型的なテリア気質の持ち主です。負けん気が強く、頑固で自己主張することもありますが、飼い主には深い信頼を寄せます。
ポメキーの性格
ポメラニアンとヨークシャーテリアは、どちらも賢く少し気が強いところがあります。甘やかして育ててしまうと問題行動に繋がる可能性があるので、子犬の頃から正しくしつけることが大切です。初心者にはあまり向いていないかもしれません。しつけが成功すれば、飼い主に忠誠心のある良きパートナーになるでしょう。
ポメキーは抜け毛の多いタイプならこまめな手入れを
ポメラニアンとヨークシャーテリアの被毛の特徴には違いがあり、ポメキーはどちらの犬種に似るかによってお手入れの方法が少し異なります。
ヨークシャーテリアの特徴を強く受け継いだ場合
ヨークシャーテリアの被毛はシルクのように美しく、細くサラサラとした手触りです。この被毛が長く伸びると毛が絡まりやすくなり毛玉になってしまうため、毎日のブラッシングは欠かせません。ヨークシャーテリアはアンダーコートをもたないシングルコートの犬なので、抜け毛は比較的少ないでしょう。お手入れしやすくするためにも、定期的にトリミングしましょう。
ポメラニアンの特徴を強く受け継いだ場合
ポメラニアンの被毛は二重構造で、身体の表面を覆うオーバーコートとその下に密生するアンダーコートがあります。このような構造をもつダブルコートの犬種は、換毛期になると抜け毛の量が増えるため、ブラッシングで不要になった毛を取り除く必要があります。
トリミングでのバリカンの使用は要注意
ポメラニアンはバリカンでサマーカットにすると毛が生えてこなくなったり、スカスカになりきれいに生え揃わないことがあります。これを「脱毛症X」や「アロペシアX」などと呼びます。ポメラニアンの毛質の特徴を受け継いだポメキーもこのような体質を受け継いでいる可能性があるので、バリカンでカットする場合にはトリマーさんによく相談しましょう。
ポメキーのオンリーワンの魅力を大切に終生飼育を
同じ小型犬でも、容姿や特徴が異なるポメラニアンとヨークシャーテリア。両親の特徴を受け継ぐポメキーは、成長すると共に少しずつ変化する外見が変化し.、飼い主を楽しませてくれるでしょう。甘やかして育ててしまうと様々な問題を引き起こす可能性があるので、正しくしつけて生涯大切にしましょう。
ミックス犬に関する記事はこちらもチェック!
あわせて読みたい
ミックス犬【チワックス】ってどんな犬種?特徴・体重・基本的な育て方まとめ
あわせて読みたい
人気犬種を親に持つミックス犬チワブルの基本情報!サイズや特徴、性格やお手入れ方法など
カテゴリーの人気記事