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シニア犬に現れやすい症状は?|予防・対策方法を知って愛犬の健康管理に役立てよう

人間と同じで犬も歳を取ります。しかも人間の何倍もの速さで犬の老化は進むので、ついこの間まで子犬だったのに、いつの間にかシニアの仲間入りをしていた、という感覚をお持ちの飼い主様も少なくはないと思います。

もちろん歳を取れば病気もしやすくなりますし、体調に変化が現れることもありますから、そんな時こそ細かいケアが大切になってきますよね。そこで、老犬に現れやすい症状をピックアップしましたので、その予防と対策を考えていくことにしましょう。

健康管理/病気

老犬に現れる症状|毛が抜ける

犬 ブラッシング

老犬になると確かに被毛は薄くはなりますが、毛が抜けるのは何も老化だけのせいではありません。先ほどご紹介した甲状腺機能低下症も大きな原因の一つです。

甲状腺は代謝を促すホルモンを出す器官なので、低下すると皮膚や毛の生え変わりが悪くなる症状が出て、古い毛がそのまま残ってゴワゴワしてしまいます。甲状腺ホルモン製剤の投与で症状は改善されますが、そういった症状を見極めるためにも定期的な検診が重要な役割を果たすのです。

生活環境の変化やストレス

老犬の場合は、生活環境の変化やストレスに弱いため、ちょっとしたことで毛が大きく抜けてしまうといった症状が出てしまうので、環境や食事などは急激に変えないようにしましょう。

もちろん動物病院での定期的な検診を受けることも大切ですが、飼い主様自らでケアしてあげることも必要です。まめにブラッシングしてあげたり家の中でもできることを続けていきましょう。ブラッシングをすることによって皮膚の血行が良くなり、症状の改善に繋がります。

老犬に現れる症状|しきりに体を舐める

犬

犬が自分の体を舐める時は、単に肉球をキレイにしたい時だとか、あるいはストレスがあって舐め続けていたりなど理由は様々。しかし、シニア・老犬の時期に、しきりに自分の体を舐めたり引っ掻いたりする症状がある時にはちょっと注意が必要かも知れません。

なぜなら犬が歳を取るに従って免疫力や抵抗力も徐々に弱っていくため、老犬になると細菌などの繁殖によって皮膚疾患に掛かりやすくなることも多いのです。

犬に多い皮膚疾患と対策

犬に多い皮膚疾患といえば、マラセチアやダニなどによる症状が多いのですが、シャンプーや食餌療法などによる対策の他にも定期的に動物病院で検診をされることをおすすめします。なぜなら皮膚疾患は内分泌系の病気を併発することも多いからで、内分泌系の異常で皮膚に余分な皮脂がたまり、それがダニなどの温床になることもあるのです。

特に甲状腺機能低下症や副腎皮質機能亢進症などは、皮膚疾患と密接な関係があるので、食物アレルギー症状以外の理由で痒がる傾向があるのなら、一度精密検査を受けてみましょう。

老犬に現れる症状|やたらと吠える

吠える犬

犬が歳を取ると認知症の傾向が顕著になる場合があります。徘徊やトイレの失敗、呼んでも反応が薄くなるなど症状は様々です。しかし長年暮らしてきた飼い主にとって一番辛いのは老犬が攻撃的になる場合だと言えます。

認知症になる傾向が強いのは柴犬などの和犬が多いと言われていますが、頑固な気質が特徴の和犬が理由もなく吠え掛かってくるとさすがに恐いものです。

認知症の症状を改善

老犬の認知症に対する治療法は残念ながら確立されていませんが、その症状を改善させる方法はあります。 DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)が含まれたサプリやフードを与えることで、認知症の症状が改善されることもあります。また、抑肝散という神経の興奮状態を鎮める漢方薬を用いることも有効な方法とされています。

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老犬は日々のスキンシップでの気付きが大切

老犬 寝ている

愛犬もシニアともなれば、体調にはくれぐれも気を使ってあげてください。それにはやっぱり常日頃からのスキンシップが大事です。体を触ってあげたりブラッシングをしてあげれば犬も喜びますし、間近で犬の体を観察することで健康状態も分かるようになります。最も身近で、愛犬の変化に気付いてあげられるのは飼い主さん自身なので、愛犬のためにもしっかりチェックしてあげてくださいね。

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