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大型犬を室内飼いしたい!室内飼育できる犬種や環境作りのポイントなど

犬を育てるとき室内で一緒に生活をしてあげられると、犬にとっての寂しさが軽減されて良いですよね。室内飼育には、たくさんのメリットがある一方で、大型犬は体が大きく、動きも小型犬や中型犬に比べるとダイナミックなため、室内で育てる上では注意しなければならない点も多くあります。ここでは大型犬の特性や室内での育て方のポイントについてご紹介します。

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大型犬を室内飼育したい人は意外と多い

バーニーズマウンテンドッグ

大型犬と一緒に室内で生活をしていると、机の上に置いてあるものを取ってしまうことや、ドアを勝手に開けてしまうことなどは頻繁に起こります。小型犬と比べて手間や気をつけるべきことがたくさんあり、室内飼育となると家具の配置や室内の飾りなどにも気を付けなければいけません。このように手間がかかっても「大型犬」を「室内」で育てたい・育てた方がいいと思う理由にはどんなものがあるのでしょうか。

しつけがしやすい犬種が多い

大型犬は賢く、物覚えも良い犬種がとても多いです。そのためしつけがしやすく、犬を育てるのに慣れてない方でもしつけの方法を学ぶことでトレーニングができます。個体差はありますが、指示をしたときに、数回繰り返すことで覚えてしまうこともあります。

一方、力が強いので、しっかりとしつけをしておかないと人に飛びかかったり、リードを引っ張り飼い主が転んでけがをするというようなトラブルも起こりえます。「待て」「おすわり」などの基本的なコマンドはもちろん、無駄吠えをさせないようにすることも大切です。

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愛犬とずっと一緒にいたい!

なんといっても犬を室内で育てたいと思う、最大の理由が『愛犬とずっと一緒いたい!』という想いではないでしょうか。大切な家族だからこそ、ずっと一緒にいたいと思うのはごく自然なことですよね。

大人しく温厚な犬種が多い

大型犬は大人しく温厚な犬種が多いです。マイペースなため子供にちょっかいを出されても怒らずじっと耐えるということもあります。多くの大型犬が相手を見て力を加減してくれる優しい犬達です。一方で注意しなければならない点もありますので、その点は後述します。

寂しがり屋なコも多い

大型犬には寂しがり屋なコも多いです。犬全般に言えることですが、1匹だけでお留守番させている時間は愛犬にとっての不安・ストレスになります。そのため、自宅にいるときは一緒にいてあげられる室内飼育にはメリットがあると考えられており、愛犬を室内で育てたいと思う方は多くいらっしゃいます。

また、犬種や性格によっては、道路に面した場所に犬小屋が設置されてしまうと、警戒心が強く、常に気が休まらないという状態になってしまうこともあり、そういった面からも室内飼育が望まれます。

大型犬を室内で飼育する際の条件

シベリアンハスキー

大型犬を室内で育てることに憧れを抱いている方も少なくありません。しかし、室内飼育するにあたり様々な注意点もあります。ここでは、大型犬を室内で育てるときの心構えについてご紹介します。

室内の飼育環境

室内で育てる上では飼育環境がとても大事です。大型犬を育てるための部屋の大きさ、サークルやケージ、注意すべき点についてご紹介します。

部屋の大きさ

大型犬を育てるためには小型犬や中型犬の倍以上のスペースが必要になります。一般的に大型犬は体重25㎏以上とされています。そのため、一人暮らし用のワンルームや1DKだと狭く、ストレスを感じてしまう可能性があります。大型犬を室内で飼うのであればのびのび歩けるようなスペースが必要です。部屋の中に大型犬が休むことができるサークルやケージを置かなければいけないので、出来るだけ1LDK以上の広い部屋が望ましいです。シャンプーをする際、浴室が狭いと自宅でのお手入れが困難になるため、ユニットバスなどは避けた方がよいでしょう。

また、大型犬の飼育をOKとしている物件を選ぶことも重要です。アパートやマンションの場合、飼育が禁止されている場合や、エレベーターの利用は禁止という条件があることもあります。また、犬種によってNGという場合もあるので、事前に必ず確認しておきましょう。

サークルやケージの準備

犬を育てるときはサークルやケージの準備が必要になります。サークルやケージのサイズは犬が寝転んだ状態で前足や後ろ足を伸ばしても問題ないほどのスペースが必要です。犬にとって落ち着ける場所を作ってあげましょう。大型犬を子犬から育てるときは、成犬時にどれほどのサイズになるのか犬種のスタンダードの大きさや親犬のサイズを参考にしましょう。

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誤飲にご用心

大型犬を育てる上で怖いのが誤飲です。誤飲とはビニールや洋服やおもちゃ、家具のコードなど胃で消化されることのないものを誤って飲み込んでしまうことです。誤飲してしまった場合、便と一緒に出る可能性の高いものであれば様子を見ることもあります。しかし、処置をしても吐かない、内視鏡を使っても取り除くことができないなどの場合は開腹手術になります。誤飲での開腹手術はかなりの費用がかかる上に、犬の身体にも負担がかかります。飲み込む可能性のあるものは犬がいたずらしない場所にしまっておきましょう。

毎日の運動

犬種により毎日の必要な運動量は異なりますが、だいたい1日2回、1回1時間以上必要です。大型犬はかなりの運動量を必要とし、不足するとストレスを感じるようになります。ストレスにより、噛む・吠えるなどの攻撃行動や物を壊すなどの問題行動に出ることもあります。さらにストレスは病気を引き起こす原因にもなりますので、毎日の運動は欠かさず行いましょう。定期的にドッグランで思いっきり走らせてあげることもストレス発散になります。

運動不足は問題行動を招くだけでなく、肥満にも繋がります。肥満は足腰に負担がかかり怪我や病気のもとにもなりかねません。予防のためにも適切な食事管理と日々の運動が大切です。

トイレトレーニング

大型犬と一緒に暮らすにあたり、きちんと教え込みたいのがトイレトレーニングです。小型犬や中型犬と比べて、粗相をしてしまったときに掃除がかなり大変なのでトイレは散歩のときに屋外でするように教える方もいます。しかし、屋外だけでトイレをするように教えることで、室内でトイレができなくなり、災害時や雨の日に困ってしまうというケースもあります。また留守番時など、トイレを我慢してしまうのは犬の身体によくありません。室内、室外、両方でできるようにトレーニングするのがおすすめです。

老後のケア

大型犬の老後のケアはとても大変です。犬は歳を重ねていくと歩行困難、排泄困難など、様々な症状が見られるようになります。歩行困難になると飼い主が犬の体を支え歩行をサポートし、排尿ができないために毎日オムツを履かせ定期的に交換します。寝たきりになると床ずれを防ぐために数時間おきに寝返りをさせなければいけません。小型犬であれば簡単に出来ることかもしれませんが、大型犬は介護する側の負担が大きいです。大型犬をお迎えする前に介護などのことも事前にしっかり理解しておきましょう。また、大型犬は比較的寿命が短い傾向があります。飼育環境や個体差もあるのでこの限りではありませんが、お別れが早く訪れてしまうことも頭に入れておきましょう。

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経済面

大型犬は小型犬や中型犬に比べると食事量も多く、トリミング費用や医療費も高くなります。一生涯にかかる費用は長寿傾向のある小型犬の方がかかるとされていますが、ケージやクレート、トイレシートに首輪などの基本的なアイテムの値段は大型犬の方が高額です。経済的な余裕があることも大型犬を飼う上での条件となります。

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室内で飼育するうえでの注意点

その他に、室内で犬を飼うにあたって注意することは以下の通りです。

ノミ・ダニ対策

ノミ・ダニに寄生されないよう予防策を講じましょう。マダニによって媒介されたウイルスによって人が死亡した例もあります。犬の身体についているマダニを無理に取り除こうとすると、口の部分だけ残ることもあるので、動物病院で駆除してもらうのが安心です。

熱中症対策

室内であっても熱中症対策は重要です。温度が高くなくても湿度が高いと熱中症のリスクが高まります。

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環境整備

小型犬や中型犬に比べて体重の重い大型犬は足腰にかかる負担が大きいです。そのため、フローリングのような滑りやすい床は、骨折やケガなどのリスクが高まってしまいます。カーペットを敷いたり、滑りにくい床材に変えるなど環境を整えましょう。また、ジャンプや階段の上り下りも負担がかかるので、犬用ステップを活用する、フェンスをつけて侵入できないようにするなどの工夫も必要です。

室内飼育におすすめの大型犬は?

大型犬はしつけがしやすいといっても犬・個体により性格は異なり、ひたすら陽気な犬から大人しい犬までさまざまです。ここでは大型犬を室内で育てる上でおすすめの犬種をご紹介します。

ゴールデンレトリーバー

ゴールデンレトリバー

ゴールデンレトリバーは大型犬の中でもかなり人気の高い犬種です。イギリス原産の大型犬で、体高58~61cm、体重29~34kgです。たれ耳の長毛種なので、ブラッシングなどのケアが必要になりますが、そこまで難しくはありません。性格は賢く、人懐こく、愛情深く、活発です。しつけも比較的早く覚えてくれるため、初心者の方でも教えることができます。活発なので飼い主と一緒に遊ぶことを好みます。おもちゃなどを使用し遊ぶ他にも、一緒にジョギングなども楽しむことができます。

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ラブラドールレトリーバー

ラブラドールレトリバー

ラブラドールレトリバーはゴールデンレトリバーと同様に人気の高い犬種です。イギリス原産の大型犬で体高56~62cm、体重30~36kgです。たれ耳の短毛種で、ゴールデンレトリバーとよく似ています。穏やかで、賢く、物覚えが良いだけでなく、自分で考えて行動することができるため、盲導犬として活躍することも多い犬種です。好奇心旺盛な性格なため、単調な動作では飽きてしまう一面もあるため、ボール遊びやアジリティやフリスビーなどの運動を好みます。犬と一緒に遊びたい方におすすめな犬種です。

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シベリアンハスキー

ハスキー

シベリアンハスキーはアメリカ原産の大型犬で、体高54~60cm、体重21~28kgです。ゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーと同じく人気の高い犬種です。そり犬として活躍していた歴史があり、人懐こく、明るく、責任感の強い犬種です。頑固な一面があるので、何度も諦めずにしつけトレーニングすることで覚えてくれるようになります。シベリアンハスキーは被毛量が多いため、暑さに弱い犬です。熱中症になりやすいため、夏場の運動や、室温の管理には注意が必要な犬種です。

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ゴールデンレトリバー

しつけがしやすく温厚なタイプが多い大型犬は、住環境さえ整っていれば室内で育てることも難しくはないと言えます。毎日の運動や老後のケアなど心構えも必要となりますが、家族と大型犬が一緒に過ごす生活を想像するとワクワクしますね。

ここでは大型犬を室内で育てるときにおすすめな犬種や飼い方のポイントについてご紹介しました。大型犬は体が大きく、小型犬に比べて配慮しなければいけない点が多いです。運動時間の確保や生活環境をしっかりと整えることができるか、しっかりしつけられるかなどよく考えてからお迎えしましょう。その他、動物病院での治療費や老後の介護、移動時などに車などを利用しないといけない点など心構えも必要ですが、大型犬との生活はきっと楽しく充実したものになるでしょう。

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