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犬にアイスを食べさせても大丈夫?誤って舐めてしまった場合の影響と犬用アイスについても

気温が上がってくると食べたくなるのがアイスですよね。寒い冬に食べるアイスも美味しいですが、夏のお風呂あがりや暑い日に食べるアイスはやはり別格です。そんなアイスを愛犬に食べさせてあげたいと思ったことのある飼い主さんは多いのではないでしょうか?しかし、人間用の食べ物を犬にあげてもいいのか一抹の不安がよぎりますよね。そこで本記事では犬にアイスを与えてもいいのか、舐めてしまった場合の影響や犬用のアイスについてもご紹介します。

食べもの

犬にアイスは与えないほうがいいの?

アイスクリーム

アイスは乳固形分と乳脂肪分の含有量によって「アイスクリーム」、「アイスミルク」、「ラクトアイス」、「氷菓」の4つに分けられますが、基本的にはどの種類でも犬には与えないほうがよい食べ物です。その理由をそれぞれ見ていきましょう。

肥満になる可能性がある

アイスにはさまざまな味がありますが、人間用に作られているアイスは脂質や糖質が多く含まれており、犬にとってはカロリーがとても高い食べ物です。犬は甘みを感じるものを好むと言われているため、口元に持っていけば舐めてしまう子も少なくありませんが、1回あたりの量は少しであったとしても回数を重ねれば肥満の原因となります。

肥満は足腰へかかる負担が大きくなりヘルニアや関節炎、膝蓋骨脱臼のリスクが高まるほか、心臓病や糖尿病などの原因にもなるため、人間用のアイスは与えないようにしましょう。

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下痢や嘔吐を引き起こす可能性がある

氷菓以外のアイスはアイスクリーム類に分類され、乳製品であるため乳糖(ラクトース)と呼ばれる成分が多く含まれていますが、犬は乳糖を分解する酵素(ラクターゼ)が不足しがちな生き物です。そのため、乳糖を体質的にうまく分解することができない子は、アイスを食べることで下痢や嘔吐などの消化器症状を引き起こしてしまう可能性があります。

【参照】アイスの分類

 種類別 

 乳脂肪分 

 乳固形分(※1) 

 アイスクリーム 

 8%以上 

 15%以上 

 アイスミルク 

 3%以上 

 10%以上 

 ラクトアイス 

  

 3%以上 

 氷菓(※2) 

  

  

※1乳固形分・・乳脂肪分と無脂乳固形分を足したもの

※2氷菓・・乳固形分がラクトアイスよりも低い、または入っていないもの。かき氷やシャーベット、果汁を凍らせたキャンディーなどが該当する。

犬に牛乳を与えるのは避けるべきと言われているのは、犬が乳糖の分解を苦手としているからなのです。

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犬にとって危険なものが含まれていることも

アイスにはチョコやマカダミアナッツ、ピスタチオなどのフレーバーがあったり、固形がそのままトッピングされていることも珍しくありませんが、これらは犬にとって危険な食べ物です。場合によっては中毒症状やアレルギーを起こす可能性も考えられます。

犬がアイスを舐めちゃった!問題はない?

犬 アイス

飼い主さんがアイスを食べているときに愛犬が近づいてきてペロッと舐めてしまった!という経験はありませんか?アイスにはアイスクリームや氷菓など種類がありますが、いずれにせよ問題はないのか心配になりますよね。

基本的に少量であればアイスを舐めてしまった場合でも問題ないことが多いです。

ただし舐めてしまったアイスの種類にもよります。先述した通り、チョコレートやコーヒーなどのカフェイン入りのもの、レーズンやぶどう、マカダミアナッツなどは犬にとって危険な食べ物です。また、キシリトールが含まれていると低血糖や急性の肝不全を起こすこともあります。そのため、これらが含まれているアイスを舐めてしまった場合には念のため獣医師に相談するのが安心でしょう。

動物病院を受診する際には、いつもと様子が違うところがないかを確認し、いつ、どのくらい食べてしまったのか、嘔吐・下痢などの症状はないかなどを伝えるようにしてください。商品のパッケージも持参すると診察の助けとなります。

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犬にもアイスを食べさせてあげたい・・代替品はある?

犬 アイス

基本的にわたしたちが食べるアイスは犬に与えないほうがよいですが、暑い日には愛犬にも冷たいアイスを食べさせてあげたいと思う飼い主さんは少なくないのではないでしょうか。

そんなときには、犬のために作られたアイスをあげるのが安心です。犬用に作られたアイスは犬にとって安全な原料が使用されているので、与えても問題ありません。氷を好む子もいるので、アイスの代わりに与えるのもいいでしょう。また、犬に与えても問題のない果物を凍らせて与えている飼い主さんもいるようです。

犬用のアイスってどんなものがある?

犬用のアイスはさまざまなメーカーが出しており、Amazonや楽天などのECサイトにもたくさんの種類が販売されていますが、ガリガリ君で有名な赤城乳業株式会社がペット栄養管理士監修の「ワンワン君」というアイスを販売しているので一例としてご紹介します。香料・着色料・乳化剤不使用の国産品で、味は北海道ヤギミルク、バナナ豆乳、宮崎マンゴー、あまおういちごの4種類。北海道ヤギミルクが3個、その他は各1個で全部で6個入りで3,168円(税込み)です。

発送作業の都合上、1日あたり200セット限定ですが、オンラインで購入できるので手軽ですよね。生後3ヶ月未満の子には与えない、体質によりお腹がゆるくなる可能性があるなどの注意点があるので、詳しくは商品ページをご覧ください。

ワンワン君商品ページ

愛犬にあげるアイスは犬用のものを選ぼう

犬 アイス

人間用のアイスは犬にとって肥満を招く恐れがあるほか、添加物や犬が中毒を起こす食べ物が入っている懸念から与えるべきではありません。場合によっては乳糖によりお腹を壊してしまう可能性もあります。特に子犬やシニア期に入った子は消化機能が未発達であったり衰え始めているため、より負担がかかりやすいです。アイスのフタや袋を舐めてしまうこともあるので、手の届くところに置かないよう注意しましょう。

どうしても愛犬にアイスを食べさせてあげたいという場合には犬用のアイスを用意してあげてください。気温が高くなると犬も食欲が減退することがあるので、そんなときには冷たい犬用のアイスをあげると喜んでくれるかもしれません。また、飼い主さんの中には愛犬用にアイスを手作りしたり、アイスの代わりに氷や凍らせたフルーツを与えている方もいます。ただし冷たすぎるものをいきなり与えると身体の負担となることもあるので、食べさせるときは注意してあげてくださいね。

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