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愛犬が早起きするようになった…。早起きしてしまう原因と対策をご紹介

犬と暮らしている方から“いつの間にか愛犬がとても早起きになった”という話を聞くことがあります。あまりにも愛犬が朝早く起きてしまってちょっぴり困っているという話も。本来、夜行性の性質を持つ犬たちも、人と共に生活をすることで飼い主さんの生活リズムに合わせて、夜に長い睡眠をとり、飼い主さんが起きる頃を見計らって活動をし始めることが多く見られます。それにもかかわらず愛犬がとても早起きをしてしまうのには、いくつかの原因が考えられます。今回は、犬が早起きするようになった理由や対処法をご紹介します。

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愛犬が早起きをする理由や原因は?

あくびする犬

まずは、犬が早起きをする理由を知っておきましょう。愛犬が早起きをして吠えている場合には、下記の理由が考えられます。 

お腹が空いている

食欲旺盛な犬の場合はお腹が空いて、朝の食事の時間が待ちきれず、早起きをして飼い主にごはんの催促をすることがあります。 

また夜ごはんの時間が早すぎる場合も、お腹がすいて早起きしてしまうことがあります。

散歩に行きたい

散歩やおもちゃ遊びなど、十分に運動をさせていないと、体力が有り余ってしまい体を動かしたい欲求から、朝早くに起きて散歩に行きたがることも少なくありません。

また、例えば少し前まで朝の散歩を早朝5時頃に規則正しくしており、飼い主の都合で散歩時間を今までより遅くずらした場合は今までの習慣から早朝に散歩に行くものだと思って早起きをしてしまうこともあります。

排泄したい

室内では排泄するようにトイレのしつけをしておらず、散歩時に排泄をさせている場合、おしっこやうんちがしたくて早起きし、飼い主を起こそうとすることがあります。 

警戒心が強い

警戒心が強く物音に敏感な子の場合、家のそばを通る車やバイクの音で目を覚まして吠えてしまうことがあります。日ごろから周囲の物音や来客に反応することが多いという場合は、警戒心の強さが原因で早起きしているかもしれません。

高齢になり睡眠サイクルが乱れてきた

老犬になると体力が衰え寝ている時間が増えるため、睡眠サイクルが乱れがちになります。以前は飼い主の生活リズムに合わせて寝ていたとしても、高齢になると夜の早い時間帯からずっと寝てしまうようなこともよく見られます。そうすると飼い主がまだ寝ている早朝に目が覚めてしまうことがあるのです。 

愛犬が早起きすぎる場合の対処法

犬

愛犬の早起きを改善するには、以下のように対処しましょう。

食事の回数を増やす・間隔を見直す

一般的に、成犬になると食事の回数は1日2回ですが、空腹によりごはんが欲しくて早起きしている場合は、1日の食事量を3回に分けて与えることをおすすめします。食事の回数を増やせば、3回目の食事を今までの夜ごはんの時間よりも遅くすることができるので、お腹が空いて早起きすることを防げるでしょう。

ただし、食事の回数を増やすと1食あたりの量が少なくなることから、物足りないと感じるかもしれません。そのため、底がでこぼこしたデザインになっているフードボウルを活用するなどして工夫するとよいでしょう。このような形状のフードボウルは犬がごはんをゆっくり食べることを目的として作られているので、量が少なくても時間をかけて食べることで満腹感を得やすくなります。

また、夜ごはんの時間を少し遅くしてみるのも1つです。朝ごはんと夜ご飯の時間が空きすぎてしまうという場合には、間食としておやつで調整するのもよいかもしれません。ただし、おやつはあくまでおやつなので、肥満にならないように注意する必要があります。

寝る前に排泄させる

散歩時に排泄をさせている場合は、夜の散歩とは別に寝る前に散歩に行き、排泄を済ませるとよいでしょう。そうすることで、早朝にトイレに行きたくなる可能性が低くなるので、排泄が理由で早起きをすることも減るでしょう。 

十分な運動時間を確保する

夜から朝までぐっすり愛犬が眠ってくれるよう、朝夕の散歩はもちろん、おもちゃで遊んであげるなどして、1日の終わりに愛犬の体力が有り余らないようにしましょう。運動欲求を満たしてあげれば、早起きをして散歩をおねだりすることも少なくなると考えられます。 

室内で排泄できるようにしておこう

散歩時に排泄させている飼い主さんは一定数いますが、トイレのしつけをして室内に設置したペットシーツに排泄できるようにするのが望ましいです。

先述のように寝る前に散歩に行って排泄をさせれば、愛犬の早起きは減るかもしれませんが、夜遅くに出歩くのは少し物騒です。また、散歩のときだけしか排泄ができないと、おしっこやうんちをしたくても長時間我慢しなければならないので、犬の体によくありません。

トイレのしつけは成犬になってからでもできるので、いつでもトイレに行けるような状態にしてあげましょう。

さまざまな音に慣れる練習をする、寝る場所を工夫する

警戒心から目を覚まして吠えてしまうという場合、聞き慣れない音や苦手な音に対して恐怖を感じていて吠えている可能性があります。犬は眠りが浅い生き物なので、目を覚ましてしまうだけであればまだいいですが、吠えてしまうと飼い主さんは寝不足になってしまいますし、近所迷惑の懸念もありますよね。

日常的に耳にする機会の多い音については、該当の音が聞こえる状況でおやつをあげたり動画サイトで音を流したりして少しずつ慣れる練習をしていくとよいでしょう。この音は自分に危害を加えるものではない、ということが分かれば敏感に反応することも少なくなっていくはずです。

一方、走っている車やバイクの音に対して、吠えた結果、対象が遠ざかったと誤解すると、その行動が強化されることもあり、おもちゃやおやつで気をそらすして別の行動に意識を向けさせるのが効果的というケースもあります。

また、愛犬の寝床が窓際や車通りの多い道路側にあるという場合には、外の音が聞こえにくい部屋に移動したり、ケージをタオルなどで囲って視覚的な刺激を遮るだけでも効果があるかもしれません。ただし、タオルで囲う場合には通気性に注意しましょう。

睡眠サイクルをコントロールしてあげる

老化により早起きしてしまう場合は、愛犬の生活リズムが昼夜逆転にならないようにしてあげることが重要です。昼間起きているときは運動や日光浴をさせるなどしましょう。日光浴は体内時計をリセットする働きがあります。 

愛犬が早起きするようになったら早めに改善を!

犬

犬が早起きをして朝早くから吠えたりすると、当然ながら飼い主さんにとっては睡眠不足が続き、体力的にも精神的にも負担になってしまいます。また、早起きだけならまだしも、吠えている場合には、ご近所さんにも迷惑がかかってしまうため、愛犬の気持ちに配慮した上で、早めに改善できるようにしていきましょう。 

毎日、愛犬が早起きをして吠えているようであれば、飼い主さん自身にとっても愛犬にとっても多大なストレス状態と言えます。まずは愛犬が早起きをしている原因を探り、それに応じて適切に対処していくことが大切です。ぜひ双方にとって健やかな暮らしが送れるよう、愛犬の気持ちに寄り添ってみてくださいね。

 

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