2024年最新版 選び方も解説 注目のペットベッド徹底比較 老犬/介護/小型犬/中型犬/大型犬

飼い主は必読!犬が即死する食べ物?絶対に与えてはいけない食材7選

私たちが日常的に食べているものの中には、犬が食べると中毒を起こすものがあります。それらの食べ物を摂取して、犬がその場で即死することは極めて低いものの、重症化して数日後に死亡するケースは実際に起きています。

愛犬にそんな悲しいことが起こってしまわないよう、犬に絶対に与えてはならない食材を知っておきましょう。どれも犬が摂取すると死に至る恐れのある食材なので、十分に気をつけてください。

食べもの

犬が食べると危険な物についての他の記事 

【獣医師監修】犬の「玉ねぎ中毒」は命に関わることも。玉ねぎを与えてはいけない理由や症状、対処法まで解説

犬にとってピスタチオは危険な食べ物!その理由と誤って食べてしまった場合の対処法を紹介します

犬にチョコをあげたらダメ!危険な理由や致死量、対処法について解説

牡蠣は犬に食べさせちゃダメ!おすすめできない理由と誤って与えてしまった場合の対処法

カニを犬に与えてはいけない理由を解説|誤って食べてしまった場合の対処法も

犬にわさびを与えてはいけない理由と食べてしまった際の対処法

犬にとって危険な食べ物|果物

犬&フルーツ

 果物にも、犬に与えてははいけない種類があることを覚えておきましょう。 

ブドウ

 

犬がブドウを食べると他の危険な食べ物と同様、下痢や嘔吐といった症状のほか、場合によっては急性腎不全を起こし死亡することもあります。

過去には、3歳のマルチーズがデラウェア(ブドウの品種)を70g(約半房に相当)食べて急性腎不全を起こし、摂取してから5日後に死亡したという悲しい事故がおきています。(※1)

中毒を引き起こす原因は解明されていないので、致死量もわかっていません。死に至らなかったとしても後遺症が残るようなこともあるので、危険性の高い果物であることを認識しておきましょう。

イチジク

 

イチジクには、タンパク質分解酵素のフィシンと、紫外線の吸収を高め皮膚にダメージを与える、ソラレンという光毒性物質が含まれています。犬がこれらの成分を摂取すると、下痢や嘔吐、皮膚の赤みやかゆみなどの症状が現れます。

また、天然ゴム製品に触れるとアレルギーを発症する「ラテックスアレルギー」を持っている犬は、イチジクに触れると蕁麻疹や喘息発作、重度の場合はアナフィラキシーショックを起こすことがあります。食べさせないことはもちろん、愛犬に触れさせないようにもしましょう。

犬にとって危険な食べ物|野菜

玉ねぎ

 野菜は栄養豊富な食べ物ですが、犬に与えてはいけない種類もあります。愛犬のごはんを手作りする際などは、以下の野菜を与えないようにしましょう。 

ネギ属の野菜(タマネギ、ニンニク、ニラなど)

 タマネギやニンニク、ニラなどをはじめとしたネギ属の野菜を、犬に与えては絶対にいけません。ネギ属の野菜には、中毒を引き起こす有機チオ硫酸化合物という成分が含まれているからです。

犬が有機チオ硫酸化合物を摂取すると、赤血球内のヘモグロビンを酸化させてしまい貧血を起こします。加熱しても有機チオ硫酸化合物の作用は消滅しません。また、スープ(汁)にも成分は溶け出すので、どのように調理したものでもネギ類が入っているものを与えるのはNGです。

初期症状は下痢や嘔吐、発熱などで、重度になるとけいれんや呼吸困難を起こし、死に至ることもあります。

銀杏

 銀杏には、メチルビリドキシンという成分が含まれており、犬が摂取するとビタミン6の作用が阻害されます。主な中毒症状は、下痢や嘔吐、不整脈、けいれん、めまい、意識混濁などです。早い場合で食べてから1時間後、平均して1~12時間程度で中毒症状が現れます。

どのぐらいの量を食べると危険なのかは解明れていませんが、参考までに子どもが7個食べて中毒症状を発症したというケースがあります。人間よりも犬のほうが解毒能力が弱いため、2~3個食べた程度でも体調を崩す可能性が考えられます。決して与えないようにしましょう。

アボカド

 アボカドには、中毒を引き起こすペルシンという成分が果肉のみならず樹皮や種にも含まれています。ペルシンの含有量はアボカドの種類によって異なり、日本でも出回っているグアテマラ系のアボカドに特に多く含まれています。

重症化すると、けいれんや呼吸困難を起こして危険な状態になるので、意図的に与えないようにしましょう。

また、種にも注意が必要です。飲み込んだ種が喉に詰まって窒息したり、腸閉塞を起こしたりする恐れがあります。最悪の場合、死亡することもあるので誤飲にも注意しましょう。

犬にとって危険な食べ物|その他

犬

 チョコレートやマカダミアナッツなども、犬が食べると危険な状態に陥ることがあるので、食べさせないようにしましょう。 

チョコレート

 チョコレートの主原料であるカカオには、テオブロミンという有毒成分が含まれており、犬が摂取すると健康を損ないます。人間はテオブロミンを6時間程度で代謝できますが、犬はテオブロミンを代謝する速度がとても遅く、17.5時間程度かかるということがわかっています。(※2)よって、体内に長い時間デオブロミンが残ってしまい中毒症状を引き起こしてしまうのです。

主に下痢や嘔吐の症状が見られ、大量に食べた場合は不整脈や心臓発作を起こし、死に至ることもあります。食べてから中毒症状が出るまでは1~6時間程度が多いと言われています。

パンやクッキー、アイスなど、チョコレートはさまざまなお菓子に含まれているので、安易に与えないように注意が必要です。

マカダミアナッツ

 ナッツ類は、犬に積極的に与えないほうがよい食べ物ですが、その中でもマカダミアナッツは、中毒を引き起こすので与えてはいけません。

中毒を引き起こすメカニズムはわかっていませんが、体重1kgあたり0.7gのマカダミアナッツを食べて中毒が起こったという例が過去にあります。マカダミアナッツ1粒は2g程度なので、体重5kgの犬の場合、2粒食べると中毒症状が現れる恐れがあるということです。

多くの場合において食べてから12時間以内に嘔吐や発熱、立ち上がれないなどの症状が見られます。重度の中毒の場合は死亡してしまうこともあるので、絶対に食べさせないようにしましょう。

愛犬が食べてしまった際はすぐに動物病院へ連絡を!

犬

 食材に対しての感受性は個体差があるため、どれぐらい食べると危険なのかは犬によって異なります。ほんの少量食べただけで中毒を起こす可能性もあるので、犬にとって危険な食べ物は、絶対に与えないようにしましょう。また、知らないところで愛犬が誤飲する恐れもあるので、保管場所にも注意が必要です。

万が一、知らずに与えてしまったり、愛犬がうっかりと食べてしまった際は、すぐに動物病院へ連絡して獣医師の指示を仰ぎましょう。

関連するキーワード

食べもの
タイトルとURLをコピーしました