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実はお茶目な闘犬のボクサー犬。性格や特徴を知って上手に育てよう!

闘犬らしい迫力ある顔つきをしたボクサー犬は、見た目の強さとは裏腹に優しい心を持った頼もしい犬種ということをご存知ですか?ここでは、そんなボクサー犬の歴史から基本的な飼い方までまとめてご紹介します。

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ボクサー犬の歴史や犬種について

ボクサー犬

ボクサー犬と聞くと、タレントの具志堅さんが飼っている【グスマン】を思い浮かべる人も多いほど、最近では知名度も上がってきたボクサー犬、かつては闘犬として活躍してきましたが、今では警察犬や作業犬として活躍をしています。

ボクサー犬と聞くと、怖いイメージを抱きがちですが、グスマンを見て分かるように迫力ある見た目と違って、やさしさやちょっとおちゃめな一面を持っている心優しい犬種なのです。

ここでは、最初に知っておきたいボクサー犬の歴史や特徴を紹介していきます。

ボクサー犬の歴史

ボクサー犬の祖先は、他の猟犬とは違い獲物を追いかけりするのではなく、仕留めた獲物を飼い主が来るまでの間噛みついて押さえつけているという危険な仕事をしていました。

その後、品種改良を繰り返し闘犬として強さを増したのが、今のボクサー犬です。それ以降、イギリスが闘犬を廃止するまで、ボクサー犬は闘犬として活躍をしてきました。

ちなみに、日本へボクサー犬がやってきたのは、昭和の初めの頃です。当時、アメリカの軍用犬として活躍していたボクサー犬が、日本へ輸入されたことで、徐々に人気が広まり、現在では日本でも警察犬や作業犬としても活躍するほどの人気犬種へとなったのです。

ボクサー犬の特徴

大型犬ということもあり、大きい体つきをしたボクサー犬は、存在感がとてもある犬種です。そのうえ、闘犬としての過去を持ち迫力ある顔立ちまでしているので、目の前にすると身構えてしまう方もいるでしょう。

ただし、実はとてもフレンドリーで頼もしい犬種なので、そのギャップに魅了されてしまうかもしれません。

体型、体質

ボクサー犬の平均体型は以下の通りです。

オス:体高 57cm~63cm 体重 30kg以上

メス:体高 53cm~59cm 体重 約25kg

ボクサー犬は、犬種グループでは番犬・護衛犬に属している大型犬です。闘犬としての過去を持つため、とても筋肉質で引き締まった体型をしています。また、メスの方が若干小さめの体型をしています。

寿命、かかりやすい病気

ボクサー犬の平均寿命は、10~12歳前後と言われており、一般的な大型犬とほぼ変わらないでしょう。もちろん、これはあくまで平均寿命になるので、愛情を持ち適切な飼育をすることで、健康寿命を延ばすことは可能です。

大型犬のため、心臓疾患・胃捻転・椎間板ヘルニアなどがかかりやすい病気として挙げられますが、心臓疾患の中でも【ボクサー心筋症】のは注意する必要があります。

ボクサー心筋症は、ボクサー犬の遺伝疾患で、発症すると命に関わる危険があります。先天性の病気のため、ボクサー犬を購入する際は、信頼できるブリーダーの元で購入することをおすすめします。

毛色、被毛、抜け毛

ボクサー犬の毛色は、フォーン・ブリンドル・ホワイトがありますが、スタンダードとして認められている毛色は、フォーン・ブリンドルだけだそうです。

被毛は短いシングルコートのため抜け毛に悩まされることはありません。

ボクサー犬の性格

ボクサー犬

警察犬や作業犬として活躍しているボクサー犬、一家の用心棒として番犬としても活躍できる素質を持っています。ただ、思っているより性格は怖くないんです。ここでは、ボクサー犬の魅力あふれる性格を紹介していきます。

陽気で好奇心旺盛

陽気で活発、そして好奇心旺盛なボクサー犬は、子どもにもフレンドリーに接することができます。

真面目な性格ゆえに、行動がお茶目で愛らしい部分もあります。そのため、家族の良いパートナーになる素質を持っています。

飼い主に忠実で忍耐強い

とにかく飼い主に対して忍耐強く忠実なボクサー犬は、飼い主の指示を注意深く待つことができます。

もちろん、番犬としても活躍するため知らない人や動物には警戒心を抱くことがありますが、基本的には飼い主や家族に対しては愛情深く接することができる心優しい性格をしています。

ボクサー犬の育て方

ボクサー犬

ペットショップで販売されていることは少ないので、ボクサー犬を飼いたいと思った場合はブリーダーの元で購入することをおすすめします。また、先天性心疾患のこともあるので、信頼できるブリーダーの元での購入が良いでしょう。

しつけ等の問題もあるので、子犬で購入することが望ましいです。子犬の場合、価格は15~20万円程で、容姿や血統によって価格に差が生じてきます。

ボクサー犬というと、断耳や断尾をしてよりスマートに見せるアメリカタイプと動物愛護の観点から断耳や断尾をしないドイツタイプがいますが、最近ではドイツタイプの方が増えてきています。

ここでは、そんなボクサー犬の育て方について紹介していきます。

環境

番犬として活躍してくれるボクサー犬ですが、飼い主に忠実な上に、陽気でフレンドリーな性格をしているので、できれば室内での飼育が望ましいです。

また、暑さに極端に強い犬種ではないので、夏はエアコンを常に使用し快適に過ごせる環境を作ってあげましょう。

しつけ

警察犬や作業犬としても活躍をしているため、しつけは比較的しやすい犬種です。そのため、子犬期からしつけは徹底的に行いましょう。

とくにボクサー犬の場合、主従関係が崩れてしまうと飼い主でも手をつけられないほどワガママになってしまうので、気を付けましょう。

しつけをする際に大切なのが、厳しく叱らないことです。ボクサー犬は、見た目とは裏腹に繊細なところがあるので、叱ることで信頼関係が崩れてしまうことがあります。そのため、しつけは褒めて伸ばし失敗しても叱らないようにしましょう。そうすることで、絆も深まります。

運動

大型犬なので、1日2回・各1時間程度の散歩を毎日してあげましょう。また、ボール遊びなども好きなので、運動不足解消のためにもちょっとした遊びを取り入れると喜びます。

ケア

シングルコートで換毛期もない上に、ボクサー犬の被毛は短毛のため、時々ブラッシングをする程度で問題ありません。 お手入れのケアに関しては、とても楽な犬種と言えます。

ボクサー犬は見た目とは裏腹に愛らしい犬種

ボクサー犬

どちらかというと、怖いイメージの方が強いボクサー犬ですが、とても愛らしい犬種であるということが分かりました。

ただし、ここで注意して欲しいのが、ちゃんとしつけをした場合の話ということです。主従関係が崩れ、しつけがうまくいかなくなると、問題行動ばかり起こしてしまい手が付けられないほど暴れん坊になってしまうこともあります。

様々な理由はありますが、昨年2018年の里親募集でもボクサー犬を多々見かけることもありました。想像していたボクサー犬と違うといった理由で、里親に出されてしまった子もいるかもしれません。

ペットを飼う上でしっかり考えて欲しいのが、命の大切さです。ペットはおもちゃではなく生きている動物です。話すことは出来ませんが、わたしたちと同じように生きています。

【珍しいから】【飼っていると目立つから】【カッコいいから】などといった安易な理由で飼うことだけはやめて下さい。【飼う】ということは、その子の最期の時まで一緒に過ごすということです。お互いに幸せな日々を過ごすためにも、先々のことを考えた上でお家にお迎えしてあげて下さい。

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