2024年最新版 選び方も解説 注目のペットベッド徹底比較 老犬/介護/小型犬/中型犬/大型犬

【獣医師監修】犬がお風呂嫌いになる理由と克服してもらうためのコツを解説します

愛犬をお風呂に入れようとすると暴れる、水に濡れることを頑なに嫌がるなど、愛犬のお風呂嫌いに困っている飼い主さんは多いのではないでしょうか?お風呂に対する抵抗感には個体差がありますが、少し工夫することでお風呂に慣れさせることはできます。この記事では、犬がお風呂嫌いになる理由と、克服してもらうための方法をご紹介します。

飼い方/育て方

被毛のお手入れについての他の記事

【獣医師監修】愛犬にも特別なケアを!オゾントリートメントに期待できる効果と受けられるサロンをご紹介

犬をお風呂に入れる頻度や方法は?理由や注意点についても解説

犬のブラッシングやお風呂に入れる方法!慣れないときの対処法も紹介

正しい犬のシャンプーのやり方を解説。子犬がシャンプーを始める時期やおすすめ商品もご紹介

犬をせっけんで洗うメリット!シャンプーとの違いは?おすすめの犬用せっけんも紹介

犬用シャンプーはこう選ぶ!選び方や使用頻度、使い方やおすすめ商品もご紹介

犬がお風呂を嫌いになる理由とは

犬 シャンプー

お風呂に全く抵抗なく入れる犬もいる一方で、シャワーをかけようとすると暴れたり噛んだりする犬もいます。なぜお風呂嫌いになってしまうのか、その理由をご紹介します。

シャンプーのときに嫌な思いをした

嫌がるところを飼い主さんに無理やり押さえつけられて怖かったなど、過去にシャンプーをしたときの嫌な記憶が残っていると、それがトラウマとなってお風呂嫌いになってしまうことがあります。

また、目や鼻に水が入ってつらい思いをした場合なども、「お風呂=嫌なことが起きる」と記憶していることが考えられます。

濡れることが嫌い

本能的に水に濡れることを好まない子がいることも、犬のお風呂嫌いの理由のひとつです。被毛が濡れると皮膚にペタッと張り付き、その状態を不快に感じてシャワーをかけようとすると暴れてしまうことがあります。

シャワーの音や水圧が怖い

シャワーの音や水圧が怖くてお風呂嫌いになっていることが考えられます。人間にとっては当たり前のシャワーの音も、犬にとっては聞き慣れない音なので、警戒してしまいお風呂を嫌がることも少なくありません。

また、以前にシャワーをかけられたときに水圧に驚き、それが嫌な記憶として残ってしまっているのも、お風呂嫌いになってしまう理由としてよくあるケースです。

お風呂嫌いを克服してもらうための4つのコツ

犬 シャンプー

お風呂嫌いの犬にとって、シャンプーは大きなストレスです。また、飼い主さんにとっても負担となります。では、どのようにお風呂に慣れさせていけばよいのか、そのコツを見ていきましょう。

1.お風呂場が楽しい場所だと認識させることからスタート

「お風呂=嫌なこと」と認識してしまっている子の場合は、その思いを払拭させるために、ひとまずシャワーは使わずお風呂で遊んであげることから始めましょう。愛犬のお気に入りのおもちゃで遊んだり、お風呂場でおやつをあげたりなどして、お風呂は楽しい場所だと認識させることがポイントです。

お風呂から上がった後、体を乾かす際のドライヤーの音も、お風呂を嫌いになる原因になりかねません。

対処法としては、ドライヤーはなるべく静かな音のものを選んだり、普段からドライヤーの音を聞かせてみたり、といったことが挙げられます。また、ドライヤーを近づけながらおやつをあげる、平気にしていたら褒めてあげる、などの工夫で慣らしておくといいでしょう。

ドライヤーのコツはこちら!

あわせて読みたい

犬をドライヤーでスムーズに乾かすコツを紹介!おすすめや手順を解説

2.足元から濡らして徐々に水に慣れさせる

シャワーの音や水しぶきを怖がってしまわないよう、シャワーの水圧を弱めにして足元から少しずつ濡らしていきましょう。このとき、シャワーヘッドを体に密着させるようにすると、シャワーの音や水圧に対する恐怖心や不快感を軽減させてあげられます。

もし、シャワーを怖がってしまう場合は、無理に使用せずにバスタブにお湯をため、足元から少しずつお湯を手でかけて、体が濡れることの感覚に慣らしていきましょう。

3.できるだけ短時間で手際よく行う

長く続くとストレスになってしまうので、できるだけ短時間で手際よくシャンプーをするようにしましょう。素早く終わらせるためには、以下のことを準備しておきたいところです。

準備しておきたいこと

  • シャンプーをする前にブラッシングをする
  • 洗浄・すすぎが1回で済むリンスインシャンプーを使用する
  • タオルとドライヤーを用意しておく

毛がもつれた状態でシャンプーすると濡れて毛が固くなり、毛をほぐすのに時間がかかってしまいます。そのため、念入りにブラッシングをして抜け毛を取り除き、毛並みを整えておきましょう。

また、時短のために、シャンプー後の愛犬の体を拭くタオルは、吸水性に優れたマイクロファイバー素材のものなどを使用するのもおすすめです。

4.優しく声をかけながら洗う

嫌がって動いてしまっても叱りつけたりせず、優しく声をかけながら洗ってあげましょう。「いい子だね」「お利口だね」などと話しかけながら不安を取り除くようにし、「安心できる」と感じられるようにすることが大切です。

また、飼い主さんが緊張しながらシャンプーをしていると、犬にもそれが伝わり不安になってしまうので、リラックスしながら楽しい雰囲気で行いましょう。

お風呂嫌いが直らない場合は

犬 シャンプー

いろいろ試してもお風呂嫌いが直らない場合は、以下のように対処することも検討してみましょう。

トリミングサロンでシャンプーに慣れてから自宅で行うようにする

まずは、プロのトリマーさんにお願いし、トリミングサロンでシャンプーに慣れてから自宅でシャンプーにトライするのもひとつの方法です。

シャンプーが気持ちがいいものだとわかれば、飼い主さんが自宅で行っても、おとなしく洗わせてくれる可能性があります。

ドライシャンプーで洗う

どうしてもお風呂を嫌がる場合は、水を使わないで汚れを取り除けるドライシャンプーで洗うとよいでしょう。ドライシャンプーは、泡タイプや粉末タイプ、スプレータイプ、シートタイプがあります。泡やスプレータイプは被毛に直接付ける、もしくはタオルにシャンプー液を出して体になじませていきます。

優しくマッサージするようにしてなじませ、毛の根元まで揉み込んでいきましょう。全身にまんべんなくシャンプー剤が行き渡ったら、タオルで丁寧に拭き取ります。シートタイプは拭き取るだけでよいので、よりお手入れが簡単です。

ドライシャンプーに関する記事はこちら

あわせて読みたい

部分的な汚れには犬用ドライシャンプーが便利!おすすめの場面や種類を紹介

愛犬のお風呂嫌いには根気よく向き合いましょう

犬 タオル お風呂

お風呂嫌いな犬は多いので、「なんでうちの子はこんなに嫌がるのだろう」などと思う必要はありません。シャワーの音や水圧に配慮して少しずつ体を濡らし、水に慣れさせていきましょう。また、優しく声をかけながら行ってあげると、愛犬もリラックスしやすくなるはずです。焦らず少しずつ克服させていきましょう。

こちらの記事もチェック

あわせて読みたい

【獣医師監修】犬の顔を上手に洗う方法とは|手順と注意点を解説

あわせて読みたい

【獣医師監修】大型犬を上手に育てるための基本のしつけ方と3つのコツをご紹介

関連するキーワード

飼い方/育て方
タイトルとURLをコピーしました