チワワのお迎えを決めた時、次に悩むのが顔の雰囲気ではないでしょうか?せっかく飼うのですから自分のタイプの顔の子を選びたいですよね。しかしチワワは特に成長とともに顔が変化しやすい犬種です。今回はチワワの顔の特徴や成長による顔の変化、タイプの顔の子を選ぶコツなどをご紹介していきたいと思います。
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チワワの特徴について
まずはチワワの特徴について解説していきたいと思います。
チワワの顔の特徴
大きな瞳とアップルヘッドと呼ばれる小さく丸い頭が特徴的で顔の比率に比べて大きな耳、短いマズル(鼻)と口が顔の下部にぎゅっと集まっているのが特徴的です。
またチワワの顔の特徴を決める大きなポイントとして鼻(マズル)の長さが重要になってくるかと思います。一般的にチワワは鼻(マズル)が短い犬種ですが、実は平均よりも鼻が長い子もいます。このマズルの長さによって、同じ犬種には見えないと勘違いするほど、顔立ちに違いがあらわれます。
チワワは2タイプ存在している。
チワワの被毛のタイプには、大きく分けて2種類があり、短い被毛の「スムースコート」と長い被毛の「ロングコート」に分かれています。そもそものチワワは温暖な気候であるメキシコ・チワワ州の地が発祥の犬種であり、被毛の密度があまり濃くない「スムースコート」でしたが、アメリカでの交配の過程で、被毛の長い「ロングコート」のチワワが誕生したとされています。 どちらも基本的な特徴に違いはありませんが、毛の長さが違うだけでも見た目に大きな違いが出ますよね。
ちなみにどちらのタイプも体高・体重には大きな差はなく、平均的なサイズは下記くらいになります。
体重:1.5kg~3kg
体高:15cm~23cm
チワワは成長するにつれて顔つきが変わる?
チワワは小さな体と可愛い顔立ちですが、チワワは比較的他の犬種よりも、成長過程で顔つきに変化がおこりやすい犬種です。
見た目の変化が強烈なことから【ブサイク期】と呼ばれることもあります。
特に子犬から成犬になる過程で顔の形が大きく変わることが多く、鼻や耳が大きく見えたり、顔のバランスが崩れてしまったりと、一時的に見た目が悪くなることがあります。
このブサイク期は一時的なものであり、成長が進むにつれて顔のバランスが整ってきます。通常、チワワの成長過程で顔が変わる時期は、『生後3か月~6か月頃』までと言われています。この時期が過ぎると、徐々に落ち着いた顔つきに変わっていきます。
またこの期間は、チワワが抜け毛の量が増えるため、顔だけではなく全体的な見た目の変化も大きいです。「ハゲ期」「崩れ期」などの別称で呼ばれることもあります。抜け毛が増えるだけなので食欲が落ちることもなく、チワワ自体は元気です。成長に伴ってやがて抜け毛も落ち着きますので飼い主さんは安心してくださいね。
ブサイク期を迎えたら落ち着くまで様子をみるしかない
愛犬の見た目がかなり変わってしまうと、飼い主さんとしても不安になりますよね。しかしこれは成長に伴う自然な現象であり、チワワ自体は元気で食欲も落ちることはありません。飼い主さんができるケアとしては、換毛期のケアとして日頃のブラッシングや、適切な栄養バランスのある食事の管理などになります。特に換毛期には毛玉ができやすくなるため、こまめなブラッシングが大切ですよ。
タイプの顔のチワワを選ぶポイントは?
鼻から口のあたりをマズルと呼びますが、このマズル部分が長いか短いかで顔のタイプが大きく変わってきます。
マズル(鼻)が短いチワワのことを【タヌキ顔】
マズル(鼻)が長いチワワのことを【キツネ顔】
と呼ばれています。
タヌキ顔の特徴として、マズルが短く丸いため可愛らしい優しく柔らかい雰囲気が特徴的です。
逆にキツネ顔のチワワは、マズルが長いため、顔がシュッとした印象でキリッとした勇敢さが滲み出ています。
かっこいい・綺麗な雰囲気のチワワがタイプなら【キツネ顔】
童顔で癒し系がタイプの方は【タヌキ顔】の子を選ぶと良いですよ!
タヌキ顔・キツネ顔どちらが人気なのか調べたところ【タヌキ顔】の方が人気が高いようでした。ただ、マズルが短い子は呼吸器官が弱い場合もあるので健康管理には注意を払う必要があります。
黒目と白目のバランスを見る
チワワは元々小さな顔に大きな瞳が特徴的な犬種ですよね。目が大きいのは可愛い顔の代表的なポイントだと思いますが、ただ大き過ぎはマイナスになることも。
黒目が大きすぎて白目の範囲が少ない、黒目が小さすぎて白目の範囲が大きすぎるなどアンバランスだとギョッとしたような少し怖い印象になってしまうことも。。人間もそうですが、意外にも黒目と白目のバランスが顔立ちを決める大切なポイントになるのです。特にチワワは目が本当に特徴的な犬種ですのでバランスのいい眼の大きさと、バランスのいい黒目と白目がポイントとなります。
チワワの目が大きい理由
これは余談になりますが、チワワ=目!!!と連想出来てしまうほどチワワの目は特別大きく感じますよね。
私も目が大きい犬種と言えば?と聞かれたら「チワワ」と答えると思います。みなさんもきっとそうではないでしょうか?
なぜこんなにも大きいのか不思議に感じますが、実は眼球の大きさ自体は他の犬種と変わりありません。大型犬でも小型犬でも目の大きさはどの犬種も同じくらいなのです。
そのため小型化すればするほど眼が大きく感じられるのです。チワワは世界最小と呼ばれるだけあって頭自体がとても小さく、顔の面積自体もとても小さいです。また顔の作りも平面的なので眼球の受け皿が浅くなり、目がとても大きく見えるのです。
びっくりなお話ですが、チワワを含む短頭種(フレンチブルドック、パグ、ペキニーズ、シーズー、ヨーキー、マルチーズなど)は眼球の受皿が浅いことから目が飛び出してしまうこともあります。これを眼球突出と言います。とてもショッキングな状況ですが、チワワには意外にも多いようです。
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チワワの顔は成長と共に変化していくもの。
今回はチワワの顔の特徴や成長による顔の変化などについてご紹介させていただきました。
チワワのブサイク期はびっくりしてしまうほど変化が大きいこともあります。びっくりせず成長を見守ってあげることが大切ですよ。
成長過程でおこる顔の変化は仕方がないことなので、一度飼う事をきめた子ならどんな顔に育っても大事にしてあげましょう。愛犬が健康で元気に成長してくれたら、それだけで十分ですよね!
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