室内飼いの柴犬が多くなっている昨今、さらに身体の大きさが小さい「豆柴」は多くのご家族のもとで、室内で飼われていることと思います。しかし室内飼いであるがゆえに起こってくる様々な問題もあり、人間との共生という意味では、飼い主さんの努力が試されるところでもあります。そこで、今回は豆柴を室内飼いをする上での課題点をピックアップした上で、その解決策を探っていきたいと思います。
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1.豆柴の室内のニオイ対策はどうしたらいい?
豆柴に限らず、犬を室内で飼うとニオイが気になるもの。犬は汗腺がほとんどないため汗はかきませんが、毛穴などに溜まった皮脂がニオイの原因となっています。室内飼いをするからには、ニオイ対策も万全にしておきたいものですよね。
ブラッシング用スプレーでニオイを消す
ブラッシングする際に、シュッシュッとするグルーミングスプレーがあります。 ブラッシングの際の静電気を防ぐ用途が主なものですが、毛をふわふわにしたり、ニオイを抑える効果が高い成分も配合されています。 色々なタイプのものが販売されていますから、ぜひ検討してみてください。
マメにシャンプーをすることでニオイを防ぐ
ニオイを防ぐ最も効果的な方法は、やはり毛穴の皮脂などのニオイの原因をマメに取り除いてあげることです。 シャンプーすることによって余分な皮脂を除去できますし、毛ヅヤも良くなりますし、皮膚のマッサージ効果も期待できて一石二鳥です。豆柴が水を嫌がる場合もあるかも知れませんが、飼い主さん自ら洗ってあげることによって、良いスキンシップにもなると思います。
2.豆柴の室内でのトイレ問題を何とかしよう!
トイレ問題も飼い主さんを悩ませる1つの要因ですよね。豆柴を含む柴犬の習性として、自分の居場所や寝る場所の近くでは排泄をしたがらないということが多々あります。
これは野生の感覚が遺伝的に残っているからで、寝る場所に排せつすると敵に発見されやすいということや、特に豆柴はキレイ好きのため汚したくないということが言えるでしょう。そうは言っても、散歩の時にしか排泄をすることが出来ないと、いざというときに困ることもあるため、できるだけ家の中でも出来るようにしておきたいものです。
豆柴のトイレはケージから離しておくこと
豆柴が寝る場所のそばで排泄しないからといって、毎回、屋外で排泄させるわけにもいきません。
そこで室内で排泄をしてもらうための工夫として、同じ室内であっても普段過ごすハウス(ケージ)から離れたところにトイレを設置するようにしましょう。
出入りできる程度に四方を囲み、少し広めにペットシーツを敷き詰め、あとはトイレトレーニングをしていきます。 豆柴は賢いので覚えるのに時間は掛からないかと思います。万が一トイレを失敗しても叱らないようにしてあげてください。そして、うまく出来たときには、ちょっと大げさに褒めてあげてくださいね。
3.飼い主さんを悩ませる豆柴の抜け毛対策を考えてみよう
豆柴も柴犬と同じく、夏毛と冬毛があり、アンダーコートとトップコートの二重被毛を持つ犬種です。被毛の密集度も高くて、一年を通してずっと毛が抜けているという印象があります。特に換毛期は凄まじいほどの抜け毛の量になりますから、飼い主さんのケアが必要となります。そこで、豆柴や柴犬に共通する抜け毛対策をご紹介します。
日頃からのブラッシングはやはり不可欠
日常のブラッシングは欠かせない犬種ですから、放っておくと被毛がブロック状に残ってしまう場合もあります。 皮膚の健康維持のためにも、やはり2日に1度程度を目安にブラッシングしてあげるようにしましょう。数種類の犬用ブラシやスリッカーなどを常備し、状態に合わせて使い分けてあげてください。
余分なアンダーコートをこれで一発キャッチ!
成犬の豆柴のアンダーコートは被毛の奥に密集しているため、普通のブラシやスリッカーではなかなか除去できません。 こちらのアイテムを使えば余分なアンダーコートをごっそりキャッチできます。気持ちいいのでぜひ試してみてください。
- ファーミネーター中型犬種用
豆柴に部屋着を着せてみよう
柴犬や豆柴お得意のブルブル(柴ドリル)をされると、室内にかなりの毛が飛び散ることになります。とっても可愛い行為になりますが、もし気になるようであれば、室内では、薄手の服を着せることによって毛の飛び散りを防ぐことができます。愛犬のストレスに配慮しながら、試してみてはいかがでしょうか?
ちょっとした工夫で快適な室内空間を保とう!
人も犬も長い時間を過ごす室内ですから、お互いに気持ちよく過ごしたいものですよね。飼い主さんのちょっとした工夫やアイデアで、室内の生活空間は快適なものに生まれ変わります。ぜひ豆柴と幸せな時間を過ごすために、色々なアイテムや工夫を試してみてください。
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