道を歩いていると飼い主でもなく、おやつを与えた訳でもないのに、なぜか犬になつかれる人っていますよね。
初対面なのに犬がなつくのは不思議ではないですか?
この記事では犬になつかれる人となつかれない人の特徴を解説していきます。
また犬になつかれるようになるポイントも紹介していくので、ぜひ参考にしてくださいね!
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なぜ犬は人間になつくのか?
犬と人間は1万年以上前から接点があったといわれています。
昔は人と犬が狩猟していた時代がありました。
気づくと人間が食べた肉や骨を犬に与えるようになり、いつしか一緒に行動するようになったのです。
そのような昔からの習慣が受け継がれ、犬にとってはご飯をくれる飼い主がリーダーだと認識するようになり、人間になつくようになったといわれています。
犬がなつく人の特徴
犬がなつく人には以下の特徴があります。
- 適度な距離感がある人
- 落ち着いた雰囲気がある人
- 笑顔が多い人
- 動物が好きな人
- カーミングシグナルに敏感な人
- 性別が違う人
それぞれ詳しく紹介します。
適度な距離感がある人
犬は適度な距離感がある人になつく傾向があります。
例えば眠っているときに頭を撫でられたり、疲れているときに大きな声で話しかけられたりすると、距離感が近く感じて嫌になってしまいます。
犬の気持ちを考えられるような適度な距離感がある人に、犬はなつくのです。
落ち着いた雰囲気がある人
落ち着いた雰囲気がある人には、犬は安心感を覚えてなつきやすくなります。
話しかけるときのトーンや大きさ、声色を落ち着いた雰囲気で接してあげるとなつきやすくなるでしょう。
笑顔が多い人
犬の視力は0.2〜0.3ほどといわれています。
そのため、人間ほどしっかりと人の顔が見えていません。
そのように聞くと人の顔も見られないのではないかと思ってしまいますが、笑顔の人がいると犬も笑顔になります。
動物が好きな人
犬の嗅覚は優れており、人間の1万倍〜1億倍ほどの嗅覚があります。
そのため、人間の体臭や洋服などに付いたにおいから動物好きかを判断するのです。
犬や猫を飼っている人は気付かないうちに洋服ににおいがついていることがあり、犬になつかれるということがあります。
カーミングシグナルに敏感な人
カーミングシグナルとは、人間でいうボディランゲージのようなものです。
犬は伝えたいことをしゃべれない代わりに体で表現しています。
例えば鼻を舐める行為は緊張や不安からストレスを感じていて、自身を落ち着かせようとする行為です。
上記の例のように、犬が伝えたいことを理解してくれる人は、犬もなつく傾向にあります。
性別の違う人
犬は自分の性別と違う人になつきやすいといわれています。
もしあなたが女性であれば、オスの犬になつかれやすいということです。
これはフェロモンの影響からだといわれています。
もし同性同士だとしても仲良くなれないわけではないので、あくまで参考程度に考えておきましょう。
犬になつかれない人の特徴
反対に犬になつかれない人には以下の特徴があります。
- 急に触ってくる人
- においが強い人
- 近くで大声を出す人
- 突然の行動を起こす人
- 顔の表情が見えない人
- 動物が苦手な人
それぞれ詳しく解説していきます。
急に触ってくる人
急に触られると嫌がる犬は多いです。
触るときは急に触るのではなく、一声かけてから触ると犬も心の準備ができます。
もし道端で可愛い犬が居て触りたくなった場合は、飼い主さんに声をかけて犬に心の準備をさせてあげましょう。
また、いきなり頭から撫でるのではなく、顎のあたりから触っていくようにすると犬も安心します。
においが強い人
犬は嗅覚がするどいため、においが強い人は苦手です。
特に香水やタバコなどの人工的なにおいが強い人は顕著です。
犬はにおいを嗅ぐことでその人の情報を得ようとしており、そのにおいの情報がないと不安になってしまいます。
もし犬を飼っている人の家にいく場合は、タバコや香水を控えましょう。
近くで大声を出す人
犬は聴覚も嗅覚と同じく鋭いです。
そのため大声を出す人を嫌がります。
また大声ではなくとも、甲高い声を出す人も同様に嫌がります。
犬になつかれるようにするには、犬の近くで大声や甲高い声を出すのは控えましょう。
突然の行動を起こす人
犬は突然かけ寄ってきたり、大声を出したりと突然の行動を起こす人が苦手です。
突然行動を起こされると犬は警戒するので、苦手意識をもってしまいます。
初めて会う犬には、突然の行動を控えてゆっくりと行動すると良いでしょう。
顔の表情が見えない人
犬は嗅覚や聴覚に比べ視覚はあまりよくありません。
しかし視覚からの情報も読み取っているので、顔の表情が見えない人は苦手です。
サングラスやマスクなどやむを得ない状況を覗いて、表情が見える状態で犬と接してあげると良いでしょう。
動物が苦手な人
動物や犬が苦手な人は、犬も理解できるといわれています。
そのため動物が苦手な人には、犬からも寄ってきません。
なぜわかるかというと、動物が苦手な人は自然に汗をかいたりと体内からにおいが出たりしているといわれています。
犬は嗅覚が鋭いので、人間にはわからないようなにおいでも気付けるのです。
犬になつかれるコツ
ここまで犬になつかれる特徴となつかれない特徴を紹介してきました。
実際に犬になつかれるにはどのような行動をとったらよいのでしょうか。
犬になつかれるコツを具体的に紹介します。
お世話をする
積極的に犬のお世話をすると犬はなつきます。
例えばご飯をあげたり、散歩に行ったりなどすると効果的です。
この人と一緒にいると楽しいと思われれば、自然と犬はなつくでしょう。
しかし、過度なコミュニケーションは禁物です。
例えばご飯を食べているときにじっと顔を見たりするのはNGです。
もしかしたら自分のご飯を取られてしまうかもしれないと警戒してしまいます。
お世話をしながらも適度な距離感を保ちましょう。
適度な距離を保つ
上記でもお伝えしたとおり、適度な距離を保つことは重要な行動の一つです。
必要以上に近い距離感の場合、犬にとってもストレスになってしまいます。
犬の気持ちや様子から、適度な距離を保つことが重要です。
落ち着いた態度で話す
犬は大声を出す人や突然の行動をする人が苦手です。
反対に落ち着いた態度で話しかけてくれる人にはなつきやすいです。
急に触ったり話しかけたりすると警戒してしまうので、落ち着いた態度で話してあげると良いでしょう。
一貫性のあるしつけをする
一貫性のあるしつけは、犬にとってわかりやすく好感を持ちやすいです。
反対に一貫性がないと、犬は叱られたのか怒られたのかがわからずに困惑してしまいます。
家族で犬を飼っている場合、同じような基準でしつけを行わないと犬が混乱します。
家族内でもしっかりと意見を統一してルールを決めましょう。
犬がなついているときに見せるサイン
犬がなついているときには、以下のようなサインを見せます。
- お腹を見せる
- 体をくっつける
- 前足や顎をのせる
- においをかぐ
- 顔を舐める
- おもちゃを持って遊びに誘ってくる
このような犬のサインを覚えておくとより仲良くなれるでしょう。
一つずつ解説していきます。
お腹を見せる
お腹を見せる行動は、犬がなついているときに見せる行動です。
犬がお腹を見せるポーズはよく「服従のポーズ」といわれています。
なついているからこそ見せるポーズなので、目の前でお腹を見せてくれればなついてくれていると認識して良いでしょう。
体をくっつける
体をくっつけるときは甘えているときです。
なついていない相手には甘えようとは思わないので、体をくっつけてくるときはなついていて甘えたいときだと覚えておきましょう。
余裕があれば、撫でてあげたり甘えさせてあげたりするとより仲良くなれるでしょう。
前足や顎をのせる
前足をのせる仕草は、構ってほしいというサインです。
自分を見てくれないときや遊んでくれないときに、気付いてほしくてそのような態度をとります。
また顎をのせてくるときは甘えたいというサインです。
信頼関係があるからこそ顎をのっけてくるので、この状態であればなついているといえます。
においをかぐ
においをかぐ仕草は、あなたに興味を持っている状態です。
人間でいう挨拶のような役割なので、初めて会う人の場合ゆっくりとにおいをかぎます。
また外から帰ってきた際にも、においをかいでいることがあります。
これはいつもと違うにおいがしているため、いつも一緒にいる人でもにおいをかぐことがあるのです。
この場合は邪魔をせずにゆっくりとにおいをかがせてあげましょう。
顔を舐める
犬が飼い主の顔を舐める行為は、飼い主を親のように信頼しているということです。
犬は小さいときは親の顔を舐めてご飯をねだります。
そのため顔を舐めるという行為は親のように信頼しているという証です。
もう1つ意味合いがありますが、それはお腹が空いたというときです。
子犬のときと同じく親の顔を舐める行為なので、なついていることには変わりはありません。
おもちゃを持って遊びに誘ってくる
おもちゃを持って遊びに誘ってくる場合は、一緒に遊びたいというサインです。
犬が遊びたいと思っているような形で遊んであげると喜びます。
たまに犬がおもちゃを持ってきて、飼い主が手を伸ばすと別の場所に持っていってしまう場合があります。
これは飼い主に意地悪をしているわけではなく、ただ単におもちゃを見せたかったという場合です。
まとめ
この記事では犬がなつく人となつかない人の特徴、またなついてるときに見せるサインについて解説しました。
犬がなついているのがわかると、さらに可愛く思えるはずです。
この記事を参考にして、犬とより仲良く遊べるとよいですね!
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