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ポメラニアンの毛が伸びないのはなぜ?考えられる3つの原因をご紹介します

ポメラニアンの特徴といえばなんと言ってもふわふわでボリューミーな被毛ですよね。綿あめや毛玉という表現はぴったりだと思います。しかし、「我が家のポメはなんだか毛が伸びない・・・」、「ふわふわどころか抜け毛がすごい・・」とお悩みの飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。そこで本記事では、ポメラニアンの毛が伸びない場合に考えられる主な原因を3つご紹介します。

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ポメラニアンの被毛の特徴

ポメラニアン

ポメラニアンの被毛が伸びない理由をみていく前に、まずはポメラニアンの被毛の特徴を知っておきましょう。

ポメラニアンはダブルコートの犬種

犬の被毛はシングルコートとダブルコートの2種類です。シングルコートはオーバーコート(上毛)のみ、ダブルコートはオーバーコート(上毛)とアンダーコート(下毛)が生えています。オーバーコートには紫外線などの外部の刺激から皮膚を守る役割があり、アンダーコートには保温や保湿の役割があります。ポメラニアンはダブルコートの犬種です。 

抜け毛は多い

ポメラニアンは見た目に違わず抜け毛の多い犬種です。普段から被毛は抜けますが、換毛期にはものすごい量の被毛が抜けるので、抜け毛対策は必須になります。

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お手入れが大変

ポメラニアンの被毛は毛玉ができやすいので丁寧なお手入れが欠かせません。毛玉は放置すると皮膚トラブルの原因にもなります。綺麗な被毛を保つためにも抜け毛対策としても、毎日のブラッシングや定期的なシャンプーなどが必要になり手間がかかるので、可愛いという気持ちだけではお迎えできません。

ポメラニアンの毛が伸びない原因|1.猿期

ポメラニアン

ポメラニアンの毛が伸びないときに考えられる原因を1つずつ見ていきましょう。まずは「猿期」についてです。まれに、猿期に気づかないほど大きく変化しない子もいますが、たぬき顔であってもキツネ顔であっても猿期は訪れます。

「猿期」とは

ポメラニアンには通称「猿期」と言われる、子犬の毛から成犬の毛に生え変わる時期があります。生後4ヶ月~8ヶ月頃にはじまる子が多く、柔らかなパピーコートから、大人の被毛に生え変わっていきます。1歳になる前には元に戻ることが多いので、期間限定の見た目を楽しんでください。

ただし、猿期の始まりや終わりには個体差があるので、猿期が早く始まる子もいれば、なかなか終わらない子もいます。全体的に身体の毛が抜けてしまうので心配になりますが、被毛が生え揃うまでのんびり待ちましょう。

バリカンの使用は避けて

猿期は毛が生え変わるデリケートな時期なので、バリカンでカットすることは絶対に避けてください。毛質が変わったり、被毛が生えてこなくなる恐れがあります。カットしたい場合は被毛が生え変わってからにしましょう。

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ポメラニアンの毛が伸びない原因|2.バリカン

ポメラニアン

夏になると愛犬の被毛を短くする「サマーカット」をしようと考える飼い主さんは多いですよね。ポメラニアンは被毛のボリュームがあるので、短くすると印象が変わることからも人気があります。しかし、バリカンは被毛に悪影響を及ぼすことも。短く刈ることのリスクをご紹介します。 

毛が伸びなくなる

ダブルコートの犬種は、一定の長さで成長が止まり自然に抜け落ちるため本来カットは必要ありません。そのため、バリカンを使って被毛を短くすると、ポメラニアンらしいふわふわした姿に戻るまで数ヶ月~数年かかることがあります。というのも、換毛期に抜けるアンダーコートと、1年を通して少しずつ抜けているオーバーコートでは伸びるスピードも抜ける時期も異なるので、綺麗に生え揃うまで時間がかかるのです。

一説には、バリカンを使うことでホルモンバランスが崩れて毛が伸びなくなることがあるとも言われています。被毛が伸びたとしてもしょぼしょぼしたものしか生えてこない、ボリュームがなくスカスカな毛並みになってしまうということもあるようです。

もちろん個体差があるので、すべてのポメラニアンがそうなるわけではありません。夏にサマーカットをして冬には戻る子もいます。しかし、元通りにならない子がいるのも事実です。毛玉ができやすいので短くしたい、暑そうだから涼しくしてあげたいなどの思いがあると思いますが、刈り込むほど短いサマーカットにするのであれば毛が伸びなくなる可能性があることを覚悟しておきましょう。

毛質が変わる

バリカンでポメラニアンの被毛を短く刈ってしまうと、伸びてきたとしてもゴワゴワした毛質になってしまうことがあります。原因は分かっていませんが、バリカンを使って短くすることで毛穴がダメージを受けたり、ホルモンバランスが崩れることが関係しているのではないかと言われています。

バリカンを使用したサマーカットについて

サマーカットは見た目の可愛さに加え、被毛が短くなることで通気性が良くなり蒸れにくくなります。また、皮膚の異常にも気づきやすくなりますし、シャンプーやドライヤーの時間が短縮できるので愛犬の身体への負担を軽減できるといったメリットもあります。

しかし、被毛が短くなることによって本来の被毛の役割が損なわれるというデメリットもあります。オーバーコートによって遮られていた紫外線が皮膚に届きやすくなるので、日焼けや皮膚炎などのトラブルになることがあるのです。地肌が見えるほど短い場合、かえって暑さを感じやすくなるという意見もあります。また、被毛が短くなることで冷房の効いている室内では寒さを感じやすくなり風邪を引くことがあるとも言われています。

バリカンを使ったサマーカットをして毛が伸びなくなった、一部分だけずっと短いまま、というトラブルも少なくありません。生えてきたとしても通常の長さに戻るのにとても長い時間かかる場合があることも頭に入れておきましょう。どうしても短くしたいという場合にはトリマーさんに相談し、少しずつ様子を見ながらカットしてもらうのがおすすめです。

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ポメラニアンの毛が伸びない原因|3.脱毛症

ポメラニアン

ポメラニアンは毛周期停止(脱毛症X・アロペシアX)という原因不明の脱毛症を発症しやすい犬種です。「なんだか毛並みが悪くなってきた」、「毛が細い」などの様子が見られたら毛周期停止の初期症状かもしれません。「ポメハゲ」とも言われているほどポメラニアンが発症することが多い皮膚病ですが、トイプードルやシベリアンハスキー、チワワなどでも見られます。

毛周期停止の症状

  • 痒みを伴わない脱毛
  • 左右対称の脱毛
  • 肌が黒く色素沈着している
  • 頭や手足は脱毛しない

毛周期停止は首の周りや太ももの裏側から脱毛が始まることが多いですが、似ている病気として「甲状腺機能低下症」、「クッシング症候群」、「性ホルモン失調症」などが挙げられます。

原因不明のため効果的な治療法は確立されておらず、長く付き合っていかなければならないケースも少なくありません。脱毛以外に目立った異常は認められないので、治療しないという選択肢もあります。

ポメラニアンの毛が伸びない理由を突き止めて対応しよう

ポメラニアン

犬の被毛が伸びなくなる理由はさまざまですが、脱毛症や猿期などポメラニアン特有のケースも多いです。ポメラニアンは特に皮膚がデリケートなので些細なストレスが原因となって脱毛してしまうこともあります。ストレスの原因は、運動不足や飼い主さんとのコミュニケーション不足なども考えられるので、毎日お散歩に行けているか、遊ぶ時間は確保できているかなども見直してみてくださいね。病気が関係している場合もあるので、様子がおかしいと感じたらなるべく早く獣医師へ相談しましょう。

サマーカットをする場合には、メリット・デメリットを理解したうえで行うようにしてください。個体差があるのですべてのポメラニアンの毛が伸びなくなるというわけではありませんが、何かしらの影響が出る確率は低くはありません。特別な理由があり短くしないといけないというケースを除いては、慎重に判断するようにしてくださいね。

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