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ポメラニアンの寿命ってどれくらい?かかりやすい病気を知って健康管理

つぶらな瞳とふわふわな被毛が可愛いポメラニアンは、日本でも飼っている人が多い犬種です。小さい身体ながら、自分より大きな相手にも臆せず向かっていく勇敢さを持ち合わせているところも魅力の1つと言えます。そんなポメラニアンの平均寿命は何歳くらいなのでしょうか?今回は、ポメラニアンの寿命やかかりやすい病気についてご紹介します。

健康管理/病気

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ポメラニアンの平均寿命について

ポメラニアン

ポメラニアンの平均寿命は12~16歳と言われています。小型犬の平均寿命は12~15歳なので、だいたい平均値と同じですね。しかし、個体差や住環境などでも寿命は変わってくるのでこの限りではありません。

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ギネス認定されている最高齢の犬は何歳?

これまでは、オーストラリアン・キャトル・ドッグの「ブルーイー」が29歳5ヶ月で最高齢の犬として認定されていました。

しかし、ギネス世界記録の公式サイトによると、この度、ラフェイロ・ド・アレンティジョという犬種の「ボビ」が、2023年2月1日時点で30歳266日となり、【存命中の最高齢の犬】および【史上最高齢の犬】として認定されたことが発表されています。

さらにボビは2023年5月に31歳となりこの記録を更新したようです。ボビの犬種の平均寿命は12~14歳と言われているので、とても長生きなことが分かりますね!

 【追記】ボビは2023年10月、31歳で死んだと伝えられていましたが、年齢に対して信憑性への疑問が浮上したことからギネス社が再審査した結果、31歳であることの証明ができず、2024年2月22日に【史上最高齢の犬】としてのギネスの認定が取り消されました。 

人間の年齢に換算すると?

犬の年齢を人間に換算すると何歳になるのかをまとめてみました。年齢の算出方法は諸説あるのであくまで目安となります。

犬の年齢 

人に換算した年齢

 1歳 

 16~17歳 

 2歳 

 24歳 

 3歳 

 28歳 

 4歳 

 32歳 

 5歳 

 36歳 

 6歳 

 40歳 

 7歳 

 44歳 

 8歳 

 48歳 

 9歳 

 52歳 

 10歳 

 56歳 

 11歳 

 60歳 

 12歳 

 64歳 

 13歳 

 68歳 

 14歳 

 72歳 

 15歳 

 76歳 

 16歳 

 80歳 

 17歳 

 84歳 

 18歳 

 88歳 

 19歳 

 92歳 

 20歳 

 96歳 

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ポメラニアンがかかりやすい病気

ポメラニアン

ポメラニアンは比較的身体が丈夫な犬種と言われていますが、小型犬がかかりやすい病気には注意が必要です。 

水頭症

チワワやトイプードルなどの小型犬によく見られる病気です。先天的なものと後天的なものがあり、後天的な水頭症は外傷や腫瘍、脳炎などにより引き起こされ、別名「二次性閉塞水頭症」と呼ばれています。

脳内に脳脊髄液が過剰に溜まることで脳圧が上昇し、脳が損傷を負ったり、脳機能に障害が生じたりします。元気がない、ふらついている、斜視、痙攣などさまざまな症状が見られます。先天的な水頭症の場合、予防することは難しいので様子がおかしいと感じたら獣医師に相談しましょう。

気管虚脱

気管が平らに変形し、呼吸障害が起きる病気です。はっきりとした原因は分かっていませんが、肥満や首周りへの負荷などが関係している可能性があると言われています。小型犬や短頭種が発症することが多いです。

咳が増えたり、ガーガーというアヒルのような鳴き声が聞こえる場合には気管虚脱の疑いがあります。悪化するとチアノーゼや呼吸困難、失神などを引き起こすことがあるので、異変を感じたら病院に連れて行きましょう。

毛周期停止(アロペシアX)

かゆみを伴わない脱毛がみられる病気です。ポメラニアンが多く発症するのでポメラニアン脱毛症とも言われています。遺伝的な要因や、ホルモン異常などが原因として考えられていますが詳しいことは不明です。1~4歳の比較的若い犬や、去勢をしていないオスが発症しやすい傾向にあります。

左右対称の脱毛や乾燥、色素沈着、皮膚がしわしわになるなどの症状がみられます。予防は困難ですが、普段のブラッシングで皮膚の状態をチェックし、早期発見につなげることが大切です。

歯周病

歯周病は歯肉が腫れたり、歯周組織が破壊されてしまう病気です。進行すると歯が抜け落ちたり、下あごが骨折してしまうことがあります。また、心臓病や腎臓病などの原因にもなる恐ろしい病気です。

ポメラニアンは口が小さいので特にケアしにくいですが、子犬のうちから口の中や口周りを触られることに慣れさせておくことで歯磨きがしやすくなるでしょう。犬は口のトラブルを抱えやすいので毎日の歯磨きがとても大切になります。

膝蓋骨脱臼(パテラ)

膝蓋骨脱臼は、膝にあるお皿のような骨が正常な位置から内側や外側にずれてしまう病気です。小型犬に多くみられ、先天的に異常があり引き起こされる場合と、外傷などにより後天的に発症する場合があります。症状の程度によってグレード1からグレード4に分類されており、1番重症度の高いグレード4は、常に脱臼した状態のため、足をあまりつけないように歩く様子がみられます。

普段の生活で、なるべく膝関節に負担をかけない事が大切です。少しの段差や滑って転んでしまっただけでも脱臼してしまうことがあるので、フローリングに滑り止めのマットを敷いたり、床の保護シートを使うことで足腰ヘの負担を減らすことができます。足の裏の毛を短くするだけでも滑りにくくなるので、定期的にカットしてあげましょう。また、高いところからジャンプしないように室内用のフェンスを設置して立ち入れないようにするのもおすすめです。

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僧帽弁閉鎖不全症

心臓の左心房と左心室の間にある僧帽弁がきちんと閉じなくなる病気です。中高齢の小型犬が発症しやすいと言われており、犬の心臓病では1番発症率の高い病気と言われています。僧帽弁が閉鎖することで血液が逆流してしまうので、さまざまな症状が引き起こされます。

初期段階では特に症状がみられないことが多いです。進行すると咳をしたり、動きたがらなくなります。重度の場合は、肺水腫やチアノーゼなどの症状を引き起こすことがあり、呼吸不全により死に至ることもあるので、注意しなくてはいけません。

予防は難しいので、普段から心臓に負担のかかる塩分の高い食事は控え、肥満にも気をつけましょう。1度発症してしまうと投薬で完治することはないと言われています。定期的な健康診断で早期発見・早期治療に繋げることが重要です。

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ポメラニアンに長生きしてもらうためにできること

ポメラニアン

ポメラニアンは比較的病気になりにくいと言われていますが、できるだけ長く一緒に過ごすために飼い主さんができることは何でしょうか?

適切な体重管理

人間にも言えることですが、肥満は万病のもとです。可愛いからと言って甘やかしてしまうとどんどん太ってしまいます。ポメラニアンは骨が細いので、体重が増えてしまうと膝や足に負担がかかり、骨折や膝蓋骨脱臼のリスクが高まります。また、心臓病や糖尿病などを引き起こす可能性も。

ポメラニアンの体重は個体差が大きいので、適正体重かどうか確認するためには、見たり触ったりすることで肥満度が分かるボディコンディションスコアを参考にすると良いでしょう。お腹周りを触ってみて、あばら骨の感触がはっきり分かる場合は痩せすぎです。反対に、あばら骨がどこにあるか分からず、腰回りのくびれがみられない場合は太りすぎと言えます。

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定期的な健康診断の受診

病気の早期発見には定期的に健康診断を受診するのが安心です。健康なうちでも年に1回は受けるようにし、シニア期に入ったら年に2回受け、場合によってはオプションをつけて詳しい検査をすると良いでしょう。普段から愛犬の様子をよく観察しておくことも大切です。 

怪我をしにくい環境づくり

ポメラニアンは骨折や脱臼をしやすい犬種なので、滑って怪我をしないように注意してあげましょう。滑りやすいフローリングは、転ぶことはなくても足腰に大きな負担がかかることもあります。丸洗いできるタイプや毛が絡まりにくいタイプなどさまざまな商品が販売されているので、愛犬に合ったものを選ぶと良いでしょう。ポメラニアンは換毛期に被毛が大量に抜けるので、掃除のしやすい素材のものがおすすめです。

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歯磨きで歯周病を予防する

歯周病は犬がかかりやすい病気の1つです。犬は口の周りを触られることを嫌がるので歯磨きは苦戦するかもしれませんが、歯周病を防ぐためにもできるだけ毎日歯磨きするのが望ましいです。

棒状の歯ブラシが1番効果的ではありますが、難しければ指サックのような指にはめるタイプの歯ブラシもあります。飼い主さんの指であれば比較的嫌悪感を示しにくいので、歯ブラシを嫌がって歯磨きができない!という場合は試してみてくださいね。

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適度な運動で筋力維持

先述したとおり肥満は万病のもとであり、予防するには食事管理はもちろん適度な運動も重要になります。気分転換やストレス発散にもお散歩は効果的なので毎日15分×2回程度の運動を確保してあげてください。ポメラニアンは活発なので運動することは好きですが、怪我をしやすいので激しい運動は禁物です。

また、適度な運動は筋力維持にも役立ちます。筋肉量が減ると足腰が弱くなってしまい、怪我をしやすくなることはもちろん、老化を早めたり、高齢になった際に寝たきりになってしまいます。健康寿命を伸ばすためにも適度な運動で筋肉量を維持することが大切です。

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首輪よりもハーネスがおすすめ

首輪は気管の細いポメラニアンには負担がかかりすぎてしまいます。先述した気管虚脱を引き起こす可能性もあるので、子犬や小型犬、短頭種やシニア犬はハーネスがおすすめです。ただしハーネスは飼い主からの指示が通りにくい面や、すっぽ抜けてしまう恐れもあります。しつけの際は首輪にする、愛犬の身体に合ったサイズのハーネスを装着するなど場面によって使い分けることも大切です。

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ポメラニアンは比較的長寿な犬種!適切な健康管理で長生きしてもらおう

ポメラニアン

ポメラニアンは比較的長生きする犬種と言われていますが、普段からしっかり健康管理をすれば平均寿命よりも長生きしてくれるかもしれません。定期的に健康診断を受けることで病気の早期発見・早期治療にも繋がります。先天的な病気も少ないと言われているので、適切な食事管理や運動量が確保されていれば、健康的な生活を送ることができるでしょう。愛犬とできるだけ長く一緒に過ごすためには、飼い主さんの健康管理と愛犬の様子の観察が大切ですね。 

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