犬はみんな元から犬かきが出来ると思っていませんか?すぐに泳げる犬ももちろんいますが、練習をしないと犬かきができない犬もたくさんいます。ここでは、水と関わりの深い犬種や、犬かきの上手な練習方法について解説していきますので、愛犬が泳げなくて悩んでいるという方は、参考にしてみてください。
水と深い関わりをもつ犬種とは
世界にはたくさんの犬種がいますが、その中には昔から水と深い関わりをもつ犬種がいます。レトリバーは水の中に撃ち落とされた鳥を回収する用途で活躍していました。また、ニューファンドランドは水難救助犬として長年たくさんの人々を救ってきました。水と深い関わりがあるのはこの犬種だけに限りません。他にも水の中で活躍してきた犬種はたくさんいます。これらの犬種は生まれつき犬かきをできる場合が多く、指の間には水かきのための膜がある場合もあります。
犬かきは英語でもDog
犬かきは頭だけを水面から出して手を交互に掻きながら前に進む泳ぎ方ですが、英語でDog PaddleまたはDoggy Paddleと呼ばれます。“犬”という名前が付いてはいますが、実は四足歩行の哺乳類はほとんどが犬かきをして泳ぎます。ちなみに紀元前のエジプトに残された壁画には、犬かきをしている動物の姿が描かれており、人間は動物の泳ぎ方に習ったという説があります。
犬かきが出来るようになるための練習方法3つ
生まれつき泳げない犬はたくさんいます。しかし、少し練習をするだけで、あっという間に泳げるようになりますよ。ここでは、犬の犬かきの練習方法を解説していきます。犬のペースで楽しく犬かきの練習に取り組んでみてくださいね。
1.少しずつ犬が深い水域に入れるようにする
犬かきの練習を行う場合は、少しずつ始めることが非常に重要です。犬かきができないと、犬は水を怖がってしまいます。そのため、おもちゃやおやつを利用して、犬を少しずつ水に慣らしてあげるようにしましょう。犬が水に慣れるのには時間がかかるかもしれませんが、少しずつ慣らしてあげることで、犬は確実に自信を付けていきます。
2.お腹の下を支えてあげる
犬が水に慣れたら、脚がつかない深い水域に進むように犬を誘導しましょう。犬は地面に脚がつかなくなるとあせってしまうので、それを防ぐため、飼い主がしっかりとお腹の下を支えてあげてください。犬は深い水域になると自然と脚を動かすので、足の動きが落ち着いて安定したら、徐々に手を離すようにしましょう。
3.ライフジャケットを使用する
初めのうちはどんな犬もライフジャケットを使用することをおすすめします。ライフジャケットは犬の体全体をサポートするので、犬は安心して犬かきの練習に取り組むことができます。また、犬かきの練習をしないときでもライフジャケットを使用することで、水難事故を防ぐことができます。
犬かきができるようになると水遊びがもっと楽しくなる!
ここでは、犬の犬かきについて解説していきました。犬種によって犬かきが得意な犬と、そうではない犬がいます。しかし、どんな犬でも練習をすれば犬かきができるようになりますよ。犬かきができると、水遊びもさらに楽しくなるに違いありません。犬のペースで楽しく犬かきの練習に取り組んでみてくださいね。
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