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犬の【ひげ】の役割とは|カットは必要?生え方や性質についても

犬にはひげが生えていますが、猫のようにチャームポイントとして注目されるパーツではないこともあり、どんな役割を果たしているのか知らないという方も多いのではないでしょうか。今回は、ひげの性質や役割、カットの必要性など、犬のひげについてまとめました。

犬の生態/気持ち

犬のひげの生え方と性質について

犬のひげ

 犬のひげは他の被毛と比べるとより太くて硬くハリのある毛質で、口の周りやあごの下、そして目の上に生えています。猫は前足の手根部後面にもひげが生えていますが、犬の手根部後面には生えていません。

被毛と同様、ひげにも生え変わりの時期が年に2回程度あり、その時期になると徐々に抜けて生え変わります。犬のひげは一気に全て抜け落ちたり年に頻繁に生え変わったりしないので、もしそのようなことが起こる場合は皮膚病などが疑われます。様子がおかしいと感じたら、かかりつけの獣医師に診てもらうようにしましょう。

ひげの色は白くなることもある

 ひげの色は犬種や毛色によって異なりますが、主に黒や白のひげが生えています。そんな犬のひげは、年を取ると白くなることも少なくありません。人間も老齢になると黒かった髪が白髪になることがありますよね。まさにこれと同様で、犬のひげが白く退色するのも老化現象です。よって、老犬になったとき黒かったひげが白くなってきても、心配する必要はありません。

犬のひげの役割って?

犬

 犬のひげは、触覚を司る感覚器官です。ひげの根元には神経が集中しており、ひげに何かが触れると、その刺激をセンサーのようにキャッチし、その情報が脳に伝達されます。

よって、周囲にある障害物の情報を得たり、わずかな空気の流れを察知したりする役割をしています。しかし犬のひげは、そこまで敏感ではありません。というのも、五感の中でも嗅覚や聴覚を発達させてきた犬は、触覚に頼らなくても周囲の情報を得られるので、センサーとしてのひげの機能的な役割は退化してきたからです。

老犬や視力が弱い犬にとっては大切な器官

 猫と比べて犬のひげは敏感ではないものの、触覚の役割はもちろんしています。そのため視力が弱い犬や、加齢により嗅覚や聴覚が衰えてきた老犬などにとっては、周囲の状況を知るのに感覚器官であるひげがとても役立ちます。犬のひげは筋肉とつながっており自由に動かせるため、あらゆる角度に動かして周囲の状況を感じ取っているのです。 

犬のひげはカットしたほうがいい?

犬

 先述のような視力の弱い犬や老犬などを除き、犬のひげは被毛のように定期的にカットする必要があるのでしょうか? 

カットはしてもしなくてもよい

 ひげをカットしても、犬の生活に大きな影響は出ないため問題ないですが、絶対にカットが必要なわけではありません。外見上の美しさを求めてカットする飼い主もいれば、自然なまま残しておこうと、一度もカットをしたことがない方もいます。よって、カットをするかしないかは、飼い主の考え方次第ということです。 

カットするならトリミングサロンで

 犬のひげは自宅でもカットできますが、トリミングサロンでカットしてもらうことをおすすめします。

ひげは太くて硬いため、1本ずつ丁寧にカットする必要がありますが、デリケートな口元を触られることを嫌がる犬は多いため、カットに慣れていないと皮膚を傷つけてしまう場合があります。また、カットしているときに、舌をぺろっと出してしまうことも多く、思うようにカットが進まないことも少なくありません。トリマーさんにお願いした方が安心です。

犬のひげはそのままの状態で問題ない

犬

 周囲の情報を得るために、センサーの役割をしている犬のひげ。犬は嗅覚や聴覚を発達させてきたため、ひげに頼らなくても生活できます。しかし、ひげをカットする必要性はないので、残しておくのが無難と言えるでしょう。なお、嗅覚や聴覚が衰えてくる老犬の場合は、ひげも駆使して生活するようになるので、カットするのは控えましょう。

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