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北海道犬は抜け毛が多い犬種?ブラッシング方法やシャンプーのコツと抜け毛対策

飼い主さんを悩ませる愛犬の抜け毛。トイプードルやマルチーズなどのトリミングが必要な犬種よりも、実は日本犬の方が大変だったりします。毛が短めだから抜け毛が少ないと思っている方も多いかもしれませんが、今回ご紹介させていただく北海道犬はとにかく抜け毛の量が多い犬種です。この記事では、北海道犬の被毛のタイプと合わせて、換毛期における抜け毛対策について、誰でもできる簡単な対処法をご紹介していきます。

飼い方/育て方

北海道犬の被毛の特徴

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 まず北海道犬はどんな毛質をしていて、どんな毛の構造になっているのでしょうか?いかにも北海道らしい特性が表れています。 

代表的なカラー

 北海道犬というと雪のように白いカラーしか思い浮かばないイメージですが、実は他にもカラーは存在します。虎毛、赤、黒、黒褐色、白とあり、胡麻というカラーもあります。胡麻は基本的に赤毛なのですが、毛の先端が黒いため胡麻のように見えるからです。

元来は本州からやってきた土着犬を祖先に持つため、カラーに関しては柴犬や甲斐犬などと非常に似通っています。体重は違えど、見た目が柴犬と変わらない北海道犬も多いですね。

コートタイプ

 全体的な被毛の手触りはやや短く硬めになっており、特に背中にある「蓑毛(みのげ)」という部分に関しては少し長めで特に硬いのが特徴です。

日光などの紫外線が最も強く当たる部分ですし、土や草のある所でひっくり返っても体を保護してくれるからです。また胸から足にかけての部分も毛が密集しており、いかにも日本犬らしいたくましさを表現していますね。

被毛の構造

 典型的なダブルコートになっていて、他の日本犬と比べてみても被毛が分厚くなっています。特に保温の役目を担う豊かなアンダーコートは寒冷地ならではの特徴だと言えるでしょう。

特に1年に2回ある換毛期の時期には、アンダーコートがごっそり抜けるので特に苦労するかも知れません。

北海道犬の毛玉・抜け毛対策

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換毛期の毛玉に注意

 被毛が短めですから、普段は毛玉になることはありません。しかし換毛期の際にはアンダーコートが絡まってしまうこともあり、その場合はブラッシング中にスリッカーブラシなどで優しくほどいてあげる必要があります。 

抜け毛対策にはちょっぴり工夫が必要

 どれだけ念入りにブラッシングやシャンプーをしても、抜け毛はゼロにはなりません。それ以外にも抜け毛対策が必要となります。

例えば犬が普段いる場所を、カーペット敷きではなくナイロン素材に変えてみたり、換毛期の時だけ服を着せてあげるなどの工夫を施すことです。そうすることで、少しでも掃除の負担を減らすことができます。

北海道犬の皮膚・被毛を自宅でお手入れするときのポイント

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 換毛期の抜け毛ケアについては大変なことが予想されますが、家庭でも具体的にできる抜け毛対策について、ご紹介していきます。 

ブラッシング

 日常的なブラッシングは3日に1度程度でも問題ありませんが、やはり換毛期ともなると毎日のブラッシングは欠かせません。

使用するブラシは、抜け毛用にピンブラシやスリッカーブラシ、ファーミネーターなどがあれば良いでしょう。また仕上げには豚毛などの獣毛ブラシを使用します。

ブラッシングは毛の流れに沿って行うのが基本ですが、効率的に抜け毛を除去するために様々な方向からもブラシ掛けするようにしましょう。特に背中・胸の毛は分厚くて密集しているため念入りにケアしてあげてください。

シャンプー

 シャンプーの頻度については2〜3ヶ月ごとが目安になります。しかし抜け毛の多い換毛期に関しては、毛穴の中の皮脂や汚れを除去する必要性から、シャンプーの間隔はもう少し短くても良いでしょう。

春の換毛期は冬毛がごっそり抜けて軽くなるため、その分抜け毛の量は多くなります。ブラッシングとシャンプーの併用で対処していきましょう。またシャンプーの方法は、毛の流れを逆立てるようにして洗い、毛の根元や皮膚にまで泡が浸透するように丁寧に行ってください。被毛が分厚いため、指の腹を使いながら泡立てていくようにしましょう。

シャンプー後のドライに関しては、しっかり毛の根元まで乾燥させるようにしてください。表面上は乾いているように思えても、アンダーコートの乾燥が不十分になることがあります。

トリミングサロンを利用してみよう

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 毛が伸びない北海道犬ですから、あまりトリミングサロンへ通うことは必要ないと思いがち。しかしトリミングは皮膚ケアのために良いことだってあるのです。 

頻度の目安

 1年に2度ある換毛期にはぜひ通って頂きたいところです。毛が生え変わる時期の皮膚は非常にデリケートなもの。丁寧なシャンプーとブラッシングですっきりさせてあげたり、皮膚への効果的なマッサージで血行を良くしてあげることも皮膚ケアには欠かせません。 

北海道犬におすすめのメニュー

 カットする必要がない犬種ですから、ポイントはやはりシャンプーでしょうか。北海道犬は柴犬より一回りサイズが大きいため、家庭でシャンプーするのはなかなか大変なこと。

その点、サロンであれば安心して任せられますね。またシャンプーコースの中には足裏カットや耳掃除、爪切りなどが込みになっている場合が多いため、積極的に利用することもポイントの1つです。

料金の目安

 北海道犬の体重は20kg前後の子が多いですから、柴犬より少々お高く5〜6千円程度です。掛かる時間はサロンへ預けて約1時間半〜2時間程度が目安になりますね。 

抜け毛の多さも北海道犬の特徴のひとつ

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 他の日本犬たちと比較しても抜け毛が多いのは、北海道犬が暮らしてきた歴史や環境に起因するものです。「モフモフで抜け毛が多い」ことも北海道犬ならではの特徴の一つとして理解していきたいですよね。 

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