体が痛い、なんだか体が凝っている気がすると思ったときに、整体に通ったり整体サロンを調べる方は多いのではないでしょうか。トリミングサロンほど軒数は多くありませんが、実は犬にも整体があり、今注目されているドッグケアサービスの一つです。そんな犬の整体はどんなときに利用するのが良いでしょうか?今回は犬の体の構造や、歪みのチェックポイントなどを解説していきます。
犬の身体の構造をチェックしてみよう
犬のカラダの歪みについては、なかなか飼い主さんでは気づけないことも。
多頭飼いや同じ犬種を代々長く飼育している場合は、些細なことも気づきやすいものの、なかなか他の子と自分の子をじっくりと見比べる機会は少ないものです。
愛犬に以下のような癖はないでしょうか?
- 座るときに女の子座り(足を横に流す)をする
- いつも同じ方向を向いて寝る
- ずっと立っていると小刻みに震える
- おしりが下がってへっぴり腰のように見える
どれも可愛らしい個性のように思えますが、実は体の歪みをチェックするポイントでもあります。
犬のカラダは本来、筋肉に守られた丈夫な骨格をしています。しかし、先天性のトラブルや、老化による体の変化が起こりやすい生き物でもあるため、飼い主さんが気にしてあげる必要があります。
知っておくべき犬の身体の構造と施術方法
人間と同様、犬の身体は、骨格の周りを筋肉が覆い内蔵を守る構造になっています。
そのため、筋肉の役割が非常に重要で、生まれつきの理由や老化などにより筋肉が縮んで固まってしまうと、なかなか元には戻りません。血行が悪くなり老廃物が溜まりやすくなることで、体の不調を起こしてしまいます。
目に見えて行動に異常があったり、痛がるようであれば判断しやすいのですが、犬は本能的に我慢強い動物でもあります。不調を隠し、体をかばいながら生活していることもあります。些細なことでも異常を感じたら、本当はどの箇所が原因かをしっかりと見極める必要があります。
ドッグマッサージの施術法について
犬の整体の施術方法は、施術するサロンさんやスタッフさんによって異なります。
犬の場合は、痛みや苦痛を感じても言葉で伝えることができないため、サロンによって様々な理論に基づき施術方法が変わってきます。また、整体の資格も多数存在することも、施術法が多数存在する理由のひとつです。
一般的な施術内容には、マッサージ、骨格調整、リンパマッサージなどがあります。年齢や症状などによって異なりますが、飼い主さんも一緒に参加して施術する場合もあります。ドッグサロンのように愛犬を預けて、すべてお任せするスタイルとは限らないので、予約の際などに、どのような施術方法か、飼い主が立ち会うのかなどを確認しておくと安心です。
整体はシニア犬におすすめ
整体は健康な犬や若い犬、子犬でも受けられることがほとんどですが、とくに老犬におすすめしたいケアの一つです。
犬も人と同じように、老化が進むと筋力が衰え、コリが発生するなど痛みを感じることが多くなります。また、関節も弱くなりがちです。
筋力を取り戻すには、ある程度本腰を入れて日ごろからリハビリすることが必要ですが、整体やマッサージによって痛みを和らげたり、動かす力を与えることができます。また、病気でリハビリなどが必要な犬も同様に、整体やマッサージでストレスを少なくすることができます。
愛犬の状態に合わせて整体を活用しよう
犬の整体は、まだまだメジャーなケア方法ではありません。しかし、骨格を正し、体を矯正していくことは痛みや違和感の緩和になるだけでなく、疾患や障がい、老化などによってうまく体が動かない子をケアできる選択肢の一つです。整体をするときは、施術者の意見や技術についてよくヒアリングをした上で、安心できるサロンを選ぶようにしましょう。
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