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ストリッピングってどんなお手入れ方法でどんな犬種に必要?メリットやデメリットも

ワイヤーコードのテリア種やミニチュアシュナウザーなどは、ストリッピングをすることで、本来の被毛の性質を保つことができます。「そもそもストリッピングって何?」という方もいるかと思いますので、この記事ではストリッピングとはどんなお手入れの手法なのか、また、ストリッピングをやることのメリットやデメリットについて解説していきます。 

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犬の毛のお手入れ方法「ストリッピング」とは

ワイヤーダックスフンド

 ストリッピングとは、指やトリミングナイフで全身の毛を抜く犬のトリミング技法です。ストリッピングをするのは、ワイヤーコートの一部の犬種で、本来の硬い毛質の維持などを目的としておこないます。 

犬の被毛の構造

 ストリッピング犬種の被毛は、皮膚を保護する役割をする硬い毛質のオーバーコートと、体温調節の役割をする柔らかい毛質のアンダーコートが生えている2重構造(ダブルコート)になっています。

本来、ダブルコートの場合、春と秋の換毛期になるとアンダーコートが自然に抜け始めますが、ストリッピング犬種の場合、アンダーコートが抜けにくい性質をしています。そのため、ストリッピングをして被毛の換毛をしてあげます。

ストリッピングがおこなわれるようになった理由

 ドッグショーに出る場合は、必ずと言えるほどストリッピングがおこなわれます。というのも、ストリッピングをすると状態が悪い毛がなくなるので、被毛がリセットされます。そのため、ドッグショーの時期から逆算してストリッピングをすれば、ドッグショーのときに被毛が最もきれいな状態で出ることができるからです。

このような目的でおこなわれるストリッピングですが、もちろんドッグショーに出る予定がなくても、被毛をよい状態に保つためにストリッピングをするコもいます。

ストリッピングがされる代表犬種

ミニチュアシュナウザー

 ストリッピングは、以下のようなワイヤーコートの犬種がおこないます。

  • ミニチュアシュナウザー
  • ワイヤーダックスフンド
  • テリア犬種

ストリッピングとプラッキング/レイキングの違い

ワイヤーダックスフンド

 ここでは、プラッキングやレイキングと、ストリッピングの違いについて解説します。

プラッキング

 プラッキングも、太くて硬い毛質の維持や毛色の退色を防ぐためのトリミング技法ですが、プラッキングの場合は、全身の3割程度の毛を抜きます。そのため、全身の皮膚が丸見えになるようなことはなく、継続的に少しずつおこなって毛を健康に、かつきれいな状態に保ちます。 

レイキング

 レイキングは、抜けきれないアンダーコートを抜き取るものです。主にダブルコートの犬種の抜け毛対策や、暑さ対策などのためにおこないます。 

ストリッピングをするメリット

テリア

 ストリッピングをすることには、以下のようなメリットがあります。

硬い毛質になり皮膚を保護できる

 ストリッピングをすると毛根を包んでいる毛包が傷つきますが、それを修復しようと酸素や栄養素が運ばれ新陳代謝がよくなるので、太くて硬い毛が生えます。そのような毛に全身が覆われることから、皮膚にかかる物理的なダメージを軽減し、皮膚を保護することができます。 

毛色が薄くなるのを防げる

 ストリッピングをしない場合、細くて柔らかい毛になり毛色が退色します。一方、ストリッピングをすると色素の濃い毛になるので、毛色が薄くなるのを防げます。 

ストリッピングをするデメリット

ミニチュアシュナウザー

 ストリッピングには、いくつかのデメリットもあります。ストリッピングは、必ずしなければならないわけではないので、メリット・デメリットを踏まえたうえで、やるかどうかを決めることをおすすめします。 

ストリッピングをしているトリミングサロンが少ない

 ストリッピングをしているトリミングサロンは少ないので、やっているところを探すのが難しいのもデメリットです。加えて、ハサミやバリカンを使用したトリミングよりも、時間も料金もかかります。 

きれいに生え揃うまでに時間がかかる

 ストリッピングをすると、皮膚が丸見えの状態になります。そして、やっと毛が生えてきても、よい毛だけを残す処理をするので、きれいに生え揃うまでに時間がかかるのがかかります。皮膚がむき出しになったその見た目が痛々しくて可哀想と感じ、ストリッピングをしたがらない飼い主さんが多いのも現状です。 

犬のストリッピングに対する考え方はそれぞれの飼い主さんで違う

ワイヤーダックスフンド

 ストリッピングをすることで得られるメリットがあるものの、痛そうで可哀想ということから、ハサミやバリカンを使用してトリミングをする飼い主さんも少なくありません。ストリッピングに対する考え方はそれぞれの飼い主さんで違うので、メリット・デメリットを考慮したうえでトリミングの方向性を決めるとよいでしょう。 

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